おしらせ

2021-06-21 11:53:00

咲柔館コラム84 開館1周年を迎えて

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 文武一道塾 咲柔館は、本日で1周年を迎えました。あっという間の1年間で、開館したのがつい先日のように感じています。

 咲柔館という道場名には、柔道を通して「人生の花を咲かせる」「真っ直ぐ成長する」「みんなが笑顔になる」という意味が込めました。この1年間で、柔道を通じて成長したい、柔道を楽しみたい、という多くの方々が見学、体験に来て下さり、現在の塾生様は22名です。改めまして、塾生様、保護者様、見学や体験に来てくださった方々、咲柔館を応援してくださる方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。


 

 

【現在の塾生数】

幼年部・少年部 

10名(幼児1名・小学生9名)

 

中高・一般部

12名(中学生1名・一般11名)

 

 

 現在4歳から70代の方まで、幅広い年代の方達が柔道を楽しまれています。塾生様のほとんどが柔道初心者です。特に大人の方にとっては柔道を気軽に始められる、再開できる場所は貴重なようで、中には道場を約2年間探されていた方もいらっしゃいます。また、女性の塾生様も徐々に増え、小学生は4名、大人の方は5名が入塾してくださいました。




 

 私は「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」と考えています。柔道家は「強さ」だけでなく、「優しさ」や「賢さ」も兼ね備えた存在です。そんなかっこいい柔道家が、「精力善用・自他共栄」という柔道精神を学校や職場などで生かすことで、きっと社会はより良くなります。

 沢山の方に柔道に親しんでいただくために、まずは「柔道が好き、楽しい、面白い」と思える稽古を日々心がけていきます。柔道に興味がある方は、ぜひお気軽にお越し下さい。一緒に柔道を楽しみましょう。




 

 文武一道塾 咲柔館は、2年目も一歩ずつ前に進んでいきます。今後とも宜しくお願いいたします。


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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/na6930fcd8e95



 

2021-06-16 16:37:00

咲柔館コラム83 柔道場で身につく「7つの習慣」とは?

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 私は5歳の頃から柔道をやっています。両親が私に柔道を始めさせた主な理由は「ダイエット」です。当時は結構お腹が出ていました。実際にその状態から抜け出すことができたのは高校2年生なので、効果が出るまでに12年も費やしたことになります…。17歳の時にどうやって体型を変えたかは、話が長くなるので今回は割愛しますね。

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小学校1年生の頃の私
   
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17歳の頃の私





 保護者の方が、お子様に柔道を始めさせたい理由は、「体が強くなってほしい」「たくましい心を持ってほしい」など沢山あります。その中で最も多いのは「礼儀作法」に関することです。「三つ子の魂百まで」という言葉もあるように、「幼少期のうちに良い習慣を身につけさせたい」という想いで入塾を希望される保護者様が多くいらっしゃいます。

 咲柔館は、柔道を通して様々な生活習慣を身につけられる道場です。子どもクラスでは、柔道場での心がけとして「7つの習慣」を標榜しています。

 

 

1・自分から元気に挨拶をする。

2・大きな声ではっきりと返事をする。

3・靴・トイレのスリッパを揃える。

4・背筋を伸ばして礼をする。

5・時間を守る。(稽古開始時間・着替え等)

6・心を込めて丁寧に掃除をする。

7・物を大切に使う。

 

 

 これらの基本的習慣は、大人になってからも活き続ける人生の土台です。幼児や小学校低学年のお子さんにとって、最初はなかなかできないこともあるでしょう。しかし、道場でこの7つの行動を意識し続けていくうちに「当たり前」(=習慣)になっていきます。最近柔道を始めたばかりのお子さん(4歳)も、自分で洋服をたたむ(物を大切にする)ことにチャレンジしています。すぐに7つを完璧にできなくても大丈夫です。道場の中で繰り返し、自然と身につけることで、一生の財産になります。


 

 

「 心 」が変われば「行動」が変わる

「行動」が変われば「習慣」が変わる

「習慣」が変われば「人格」が変わる

「人格」が変われば「運命」が変わる

 

 この言葉は、松井秀喜さん(元プロ野球選手)が高校時代の恩師である山下智茂監督から贈られた言葉です。道場で柔道精神(心)を学ぶことで、行動が少しずつ変わる。その行動はやがて習慣化し、生き方にも好影響を及ぼす。ひいては、人生に良い流れが生まれる。1つ1つは小さな習慣かもしれませんが、これら7つの習慣を実践し続けることの効果は、計り知れないほど大きいです。

 これからも咲柔館は、柔道「を」教えるだけでなく、柔道「で」教えることを大切にしていきます。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/na46d1b78d232



2021-06-10 18:24:00

咲柔館コラム82 子どもにとって「憧れの人物」とは?

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 小学生が憧れを抱く人物とはどのような人でしょうか。昨年、ベネッセコーポレーションが小学生を対象に実施した調査結果は以下の通りです。

 

1位  竈門炭治郎(鬼滅の刃) 

2位  お母さん 

3位  胡蝶しのぶ(鬼滅の刃) 

4位  先生 

5位  お父さん 

6位  冨岡義勇(鬼滅の刃)

7位  竈門禰豆子(鬼滅の刃) 

8位  煉獄杏寿郎(鬼滅の刃) 

9位  我妻善逸(鬼滅の刃)

10位 時透無一郎(鬼滅の刃) 

 

(小学生が選ぶ!2020年 憧れの人物ランキング)


 

 

 お母さん、お父さん、先生が上位に入っているのを見て、なんだか嬉しくなりました。ただ、それ以上に、人気漫画『鬼滅の刃』のキャラクターが、7人もランクインしていることに驚いています。小学生が各人物を憧れる理由として最も多かったのは「優しさ」だそうです。1位の竈門炭治郎のように、優しさと強さを兼ね備えた人物には、誰しも憧れますね。

 私も今年に入ってやっとアニメ、映画ともに観ました。大人でも色々と考えさせられる深いストーリーで、登場人物もすごく魅力的です。子ども達がキャラクターに憧れる理由もよく分かります。

 ただ、実在した(している)人物にも、鬼滅のキャラクターに負けない位かっこいい人たちがいることも知っておいてほしいです。柔道の創始者である嘉納治五郎師範もその1人です。


 

 

 柔道の素晴らしさは、「創始者の思想を学ぶことができる」という点にあります。これは、嘉納師範が膨大な量の文章を残して下さったお陰です。それらを読むことで、嘉納師範と直接話したような気持ちにもなれます。大人クラスでは、嘉納師範の言葉をそのまま紹介することが多いですが、子どもクラスではそうはいきません。幼児や小学生でも分かるように、やさしい言葉に言い換えて伝えることを心がけています。




 

 先日は、「嘉納師範が後悔していること」についてこのように話しました。

 「嘉納先生はね、学生時代のことで後悔があるんだって。それは、全ての教科をもっと勉強しておけば良かった、ということ。もちろん、テストでは合格点をとっていたんだよ。でもね、学校の授業には関係ない、興味がある本を読むことに力を入れすぎていたんだって。子どものうちは、学校の授業で色々なことを広く学び、しっかりと身につけることが大切だよ。それは将来の何か1つのことを深く学ぶ上での土台となるからね。だから、なるべく教科の好き嫌いを作らずに、どの授業も頑張ってみてね。」

(参考文献 『嘉納治五郎 私の生涯と柔道』/日本図書センター)

 

 あるお子さんは、この話にとても興味を持ったようです。稽古後に「さっき話した嘉納先生の言葉は、どの本に書いてあるの?」と聞いてきたので、本を見せてあげました。もちろん、難しい言葉や漢字が多いので、内容を全て理解することはできなかったと思います。ただ、お子さんたちが、少しずつ嘉納師範に対して憧れの気持ちを抱き始めているのが伝わってきました。真剣な表情で本を読んでいるお子さんたちを見て、胸が熱くなりました。




 「柔道を教える」ということは、技だけではなく、柔道の心を伝えることも大切だと考えています。その上で、嘉納師範が残した言葉以上の教材はありません。最近では、嘉納師範に関する子ども向けの本も多く出版されていまするので、それらも用いながら、嘉納師範や柔道の魅力を伝えていきたいと思います。人にとって「憧れ」は生きる力にもつながります。嘉納師範の言葉や生き方が、塾生様たちの勇気や希望につながってくれれば嬉しいです。



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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n37558cd83174



2021-06-04 16:26:00

咲柔館コラム81 6月の稽古目標~「大腰・釣込腰」と「挨拶」~

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 梅雨の季節に入り、いたる所で紫陽花が咲き始めました。咲柔館がある栃木市には、「あじさい坂」と呼ばれる観光名所があります。6月から7月は、太平山神社に至る石段の両側に約2500株の紫陽花が咲き誇ります。今年の見頃は6月中旬とのことです。栃木市にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

 

 

 

 さて、6月は2つの目標を立てました。

 

①大腰・釣込腰で安全に投げよう、投げられよう

 

 今月は「大腰・釣込腰」をテーマに選びました。「大腰」は、色々な技の基礎となる技です。この技をしっかりと身につけることで、「釣込腰」や「背負投」にも発展しやすくなります。「相手のバランスの崩すこと」「自分のバランスの保つこと」を意識した練習を繰り返し、安全で理にかなった技を身につけていただきたいと思います。

 技術向上にワープはありません。しっかりと両脚で立って投げる技を覚えてから、片脚で立つ「払腰」や「内股」を練習していきましょう。


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②自分から元気に挨拶をしよう

 

 挨拶は今までに何度か月目標にしています。今月のポイントは「元気な挨拶」です。元気は人からもらえることもあります。ただ、1番大切なのは自分から元気を出すことです。大きな声で「おはよう!」「こんにちは!」と挨拶をするだけで、場が明るくなります。自分から元気に挨拶をすることも、立派な「世の補益」(柔道修行の目的)の1つです。また、相手だけでなく自分も前向きな気持ちになれるので「自他共栄」(柔道精神)にもつながります。

 6月も元気な挨拶を心がけ、明るい気持ちで稽古をしましょう。

 

 



 6月も「日曜稽古会」を実施します。

①「友だち交流会」(子どもクラス) 6月13日(日)

【内容】礼法・柔道遊び・受身・柔道の技を学ぼう・柔道クイズ など

※詳細、参加のお申し込みはこちらをご覧下さい。
↓↓↓
https://shojukan.com/info/3930875

 

②「柔道研究会」(大人クラス)6月20日(日)

【内容】礼法・立技の研究・寝技の研究・柔道の歴史を学ぼう など

※詳細、参加のお申し込みはこちらをご覧下さい。
↓↓↓
https://shojukan.com/info/3930884

 

 塾生様だけでなく、柔道をやってみたい、再開したい方も参加可能ですので、お気軽にお申し込みください。


 

 

 先月は子どもクラス、大人クラスともに新しい柔道仲間が増えました。今月も体験や見学のお申し込みをいただいており、新たな出会いをとても楽しみにしております。柔道にご興味がある方は、お気軽に道場までお越し下さい。6月も柔道を楽しみましょう。

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n6f03d5cdbd5a

 

 

2021-06-02 16:14:00

咲柔館コラム80 子どものやる気を引き出す「ポイント加点式乱取り」

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 咲柔館子どもクラスは、柔道を始めたてのお子さんばかりです。乱取り(実戦練習)よりも打ち込み(技の反復練習)を、打ち込みよりも受身の練習を重視しています。ただ、「乱取りが1番好き」というお子さんはやはり多いです。中には稽古終了後に「もう一本やりたかった!」というお子さんもいます。

 

 

 

                                                                     

 多くの方が「相手を投げたい」「相手に投げられたくない」と考えながら乱取りをするでしょう。それは、お子さんも例外ではありません。ただ、この気持ちがあまりにも強すぎると「強引な技で投げる」「腰を引いた防御姿勢をとる」「受身を嫌がり相手にしがみつく」といった場面が見られるようになります。力みすぎたり、姿勢が悪くなったり、受身が身につかないと、技術も伸びにくく、何よりお互いの安全が確保できません。そこで、咲柔館では「ポイント加点式」の乱取りを取り入れています。

 

 

 

 

 「一本」や「技あり」の判定はせず、1点から3点のポイントを加算していきます。投げられてもポイントになるのが最大の特徴です。投げても、投げられても全て「足し算」でお子さんたちの成長を評価します。

 

・受身=3点   

※安全に受身をとることがポイント付与の条件

 

・月目標の技で投げる=2点    

・その他の技で投げる=1点

※相手と自分の安全を確保した投げ方がポイント付与の条件

 

 

 

 

 優先順位が高いものほど高得点に設定しています。この方法で乱取りをしてから、受身も潔くとり、課題技にもどんどんチャレンジするようになりました。相手をなかなか投げられないお子さんでもポイントが高くなるので、技術(特に受身)の上達を実感でき、自信につながります。中には受身を沢山とり、1分間の乱取りで20点以上とったお子さんもいました。 

 また、乱取りを見ているお子さんに役割を与えているのも特徴です。見学中は、乱取りのポイントを計算します。こうすることで、他者の稽古もしっかりと見る習慣がつき、良い受身、技とは何かを考えるきっかけになります。暗算の練習にもあり、一石二鳥です。この「見取り稽古」を通して、他者から学ぶ姿勢も養っています。

 

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 乱取りは、体を鍛えるだけでなく、「思考力」「判断力」「表現力」を伸ばすのにも有効です。自らの意志で動き、技をかけるので、乱取り中は頭もフル回転しています。乱取りは、体と頭を鍛えることができる素晴らしい稽古です。これからも、お子さんたちの「乱取りが好き、楽しい、面白い」という気持ちを大切に育てていきます。

 

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nb01a93fd2374



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