おしらせ

2025-08-31 16:28:00

📝昇級・昇段審査会への挑戦~夢の黒帯を目指して~

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咲柔館コラム307
昇級・昇段審査会への挑戦~夢の黒帯を目指して~

 

 

 

 

 咲柔館の会員様の中に有段者(黒帯)は5名いらっしゃいます。その中のお1人は、咲柔館で白帯から稽古を重ね、昇段審査会に挑戦し続けて黒帯になられました。そんな姿に憧れ、「黒帯になる」という夢に向かって稽古を続けている会員様は何人もいらっしゃいます。皆さんは、学業やお仕事の合間を縫って稽古に励み、昇級・昇段審査会に挑戦されています。

 

 

 

 

 7月の審査会では、2級の審査(礼法・受身)を受けた中学生が見事合格。入会時は、昇級や昇段についてあまり考えていませんでした。しかし、稽古を懸命に続け、心技体が成長していく中で「黒帯になりたい」という明確な目標を立てたのです。その目標の実現に向け、勇気を持って一歩を踏み出したことは、本当に立派なことだと思います。

 初段を受けた2人の高校生たちは、全試合を全力で戦い抜き、数ポイントを獲得することができました(6ポイントで昇段)。今回の審査会に参加できなかった他の会員様も含め、初段に挑戦中の皆さんの多くが、もう少しで黒帯に手が届く位置にいます。これからもそれぞれのペースで稽古を重ね、ぜひ黒帯になっていただきたいと思います。

 

 

 

 

 柔道を始めてから、黒帯になるまでにはそれ相応の時間がかかります。咲柔館の場合、原則入会1年半以上稽古を積んだ方のみに昇段審査会への参加を許可しています。

 栃木県の場合、初段になるためには2級の審査から受け始め、その後1級の審査を経て、初段の審査への参加が許可されます。従って、咲柔館の場合、柔道を始めてから黒帯になるまでには早い方でも2年以上はかかります。

※参考資料「黒帯への道」(咲柔館ホームページより)


https://shojukan.com/free/syokyusyodan


 

 

 

 昇級・昇段は、己を高めるための「手段」であり、大切なのは、柔道家としての成長という「目的」です。黒帯はゴールではなく、あくまでもより良い柔道家になるための通過点。このことを意識しながら稽古に励むことが大切です。そして、そうした努力と挑戦の日々は、きっと皆さんの人生をより充実したものにするでしょう。

 次回の審査会は9月28日(日)です。この日に向けて、参加される皆さまが、夢にまた一歩近づけるように稽古を重ねていきたいと思います。夢の実現をしっかりとサポートしてまいりますので、一緒に頑張りましょう。皆さんの黒帯姿が楽しみです。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」





※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n8fa50d5ff08d

2025-08-26 22:45:00

9月の稽古日

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いつも咲柔館のホームページをご覧になってくださり、誠にありがとうございます。


 

9月の稽古日が決まりましたのでお知らせいたします。
※より鮮明なPDFファイル形式はこちら

pdf 2025年9月稽古予定表.pdf (0.17MB)



ご都合のよろしい日がございましたら、ぜひ稽古にご参加ください。
皆さまと道場でお会いするのを楽しみにしております。

 

 

2025-07-31 23:46:00

📝オーストラリアの柔道仲間

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咲柔館コラム306
オーストラリアの柔道仲間

 

 

 

 

 6月下旬から7月上旬にかけて、なんと、オーストラリアのお子さんたちが出稽古に来てくださいました。私は2回オーストラリアに行ったことがあり、素敵な思い出が沢山ある大好きな国です。また、最近は息子(3歳)と一緒に「ブルーイ」というオーストラリアのアニメを毎日観ているので、すごくオーストラリアに行きたくなっています。

 だから、オーストラリアから体験のお申し込みがあった時は、驚いたと同時にとても嬉しかったです。2人のお子さんたち(姉妹)は、日本に滞在されていた約3週間の中で、3回稽古に参加してくださり、咲柔館のお子さんたちとの交流を楽しみました。

 

 

 

 

 お2人が所属するオーストラリアの道場には、日本人の先生もいらっしゃるそうです。「オーストラリアではこうやって受身の練習をやるよ。」「私はこの技ができるよ。」と積極的に受身や技を見せてくれ、咲柔館のお子さん達、指導者共に、すごく勉強になりました。お2人ともすごく柔道が上手かったです。

 2回目の稽古後には、日本語・英語・仏語の3カ国語で読める柔道絵本『ミッチのあいことば』を私とお姉さんとで皆さんに読み聞かせ。私が日本語で読んだ後に、お姉さんが同じ文章を英語で読んでくれました。ネイティブスピーカーの英語に咲柔館のお子さんたちも興味津々。読む側、聴く側の双方にとって、すごく良い経験になったと思います。『ミッチのあいことば』は、日本での稽古の記念にプレゼントしました。オーストラリアでもこの絵本を沢山読んでくれると嬉しいです。

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大腰が得意な妹さん


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体落が得意なお姉さん


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『ミッチのあいことば』を日本語と英語で読み聞かせ

※ミッチのあいことば

https://www.bunbuichido.net/judo-illustratedbook/

 

 

 

 

 稽古最終日には、記念品として咲柔館とオーストラリアの所属道場名が刻印された木製キーホルダーをプレゼント。「住んでいる国、稽古をしている国は違えども、我々は柔道仲間」という思いを込め、なおこ先生に作ってもらいました(なおこ先生はこんなこともできるんです)。  

 咲柔館のお子さんたちには、「柔道は世界中に広まっているんだよ。」といつも話しています。今回の出稽古を通し、お子さんたちはそのことを実感できたと思います。また、「柔道をやっていると国を越えて友だちができる」という素敵な経験もできました。柔道の魅力をオーストラリアと日本の両国のお子さんたちが共に感じられた「自他共栄」の稽古。本当に楽しい時間でした。今後もこのような海外の方と交流する稽古も行っていきたいです。


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特製キーホルダー


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キーホルダーを作ってくださったなおこ先生と記念写真





 遠くから出稽古にお越しくださったお子さんたち、また咲柔館を出稽古先として選んでくださったお母様に心から感謝申し上げます。帰国後も、咲柔館で稽古したことを思い出してくれたら嬉しいです。本当にありがとうございました。またお会いする日を楽しみにしています。


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 追伸 息子はお土産の「ブルーイ」のフィギュアと絵本をすごく喜んでいました。ずっと大切にします。

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「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n0f5ed3fdd778

 

2025-07-26 13:20:00

8月の稽古日

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いつも咲柔館のホームページをご覧になってくださり、誠にありがとうございます。


 

8月の稽古日が決まりましたのでお知らせいたします。
※より鮮明なPDFファイル形式はこちら

pdf 2025年8月稽古予定表.pdf (0.16MB)



ご都合のよろしい日がございましたら、ぜひ稽古にご参加ください。
皆さまと道場でお会いするのを楽しみにしております。


 

2025-06-30 23:06:00

📝なおこ先生のおはなし~中編(高校編)~

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咲柔館コラム305
なおこ先生のおはなし~中編(高校編)~

 

 

 

 

 こんにちは。市民柔道クラブ咲柔館所属、赤髪がトレードマークの〈猪瀬なおこ〉です。

 前回の投稿からしばらく間があいてしまいましたが、今回は、高校編をお話しできたらと思います。

 多分、人生で1番キツイ練習と仲間達とのエピソードを、思い出しながら話したいと思います。

 

 

 

 

 中学3年時に神奈川県で優勝を果たし、全国大会へと進んだ事から、私立横須賀学院高等学校へと進学する事になった私は、幸い女子寮に空きがあった為、柔道に集中できるよう寮生活を送ることになりました。寮生活では中学時代にお世話になった「青木先輩(後の柔道芸人あいすけさん)」がいた為とても心強く、時には悩みを相談(恋愛ではない笑)しつつ過ごしていました。

 横須賀学院での練習は、まず朝練で「走り込み」や「屋内での筋力トレーニング」を行います。海と米軍基地に隣接した学校なので、校外を走るルートは海沿いを、校内を走る時は米軍基地のフェンスに面した運動場を走ります。爽やかに吹く海風のなか、なぜ私は喉から血の味がしているんだろうとよく感じていました。そう、走りすぎて限界突破すると、喉から血の味がするんです!!これを読んでくれている皆様は、喉から血の味がする程に走った経験はありますか?もし「喉から血の味」を経験してみたい方は、長距離ランと短距離ランを組み合わせたメニューで限界まで走り込むことをおすすめします。(鬼コーチします!)

 

 

 

 

 ようやく朝練が終わり始業時間となり普通の高校生らしく青春のひとときを楽しめるかと思いきや…

 昼休みは柔道場に全員集合し昼食を食べ、必ず黙想を行うのも柔道部の習慣の1つでした。おかげでクラスに友達ができにくく、さすがにちょっと当時は顧問の先生を恨みました。

 放課後、横須賀学院の練習メニューは、柔道に必要な諸々をとてつもなく細分化したメニューが組まれます。例えば指1本、手首や顔の向き、目線、腰の高さ、膝の使い方、肘の角度、重心、心理面、これらを合理的かつ最適に習得できる様、顧問の濱名先生は毎日試行錯誤してメニューを考えてくれていました。

 ものすごく特徴的な心理面でのメニューに、「褒め乱取り」というものがありました。 お互いに向き合って、時間いっぱい相手を褒めちぎります。褒めて褒めて褒めちぎって、お互い握手やハグをして。我ながら単純ですが、もうこれだけで、チームメイトが大好きになります。キツイ練習も一緒に頑張ろう!という前向きな姿勢になれます。

 もちろん技術面における細かいメニューだけでなく、補強トレーニングや打ち込み、乱取りもかなりの量をこなします。寝技の補強トレーニング「絞り」のやり過ぎで肘の皮が剥ける、足払いの練習をしすぎて摩擦熱で火傷する、なんてことも日常茶飯事でした。笑

 咲柔館でも昨年から、「柔道歩き」というメニューがありますよね。あれは、横須賀学院で全国大会レベルの高校生達が今でも行っている基礎練習です。何も考えていなくとも、なんとなーくそれっぽい動きはできてしまうのですが、足の親指·つま先·かかと、膝の余裕、目線、両手の位置を考え、身体を力ませすぎず、丹田に力を込めるのは、実はかなりの練習が必要です。一緒にマスターしていきましょう!   

 

 

 

 

 さて、長くなりましたので仲間や先輩とのエピソードを少し紹介してから締めに移りたいと思います。

 同級生は私を含め6人いますが、なかでもMちゃんという人は制服のブレザーポケットに必ず売店の唐揚げが入っており、トンビに奪われる事多数。ウソでしょ!?と思う行動が多く、とても面白い同級生でした。1つ年上の青木先輩、N先輩とは、お二人とも中学時代から一緒で、優しく穏やかな先輩方。正直、この2人の先輩がいなかったら、私は1年の時に心が折れていたと思います。なかなか結果が残せず思う様にいかない時も、青木先輩と一緒にユーモア溢れる寮生活(お笑い番組をよく見ていました)を過ごせたから乗り越えられたと思います。また、N先輩が積年のライバルとの試合を、とても楽しそうに笑顔で戦い終えて初勝利した瞬間を見て、「我々は柔道が楽しいからやっているんだ」と心から思うことができるようになりました。

 

 

 

 

 「柔道は楽しい」これは、生涯スポーツとしての柔道においてはもちろんのこと、これからもし競技としての柔道に繋がっていくかもしれない方々にも、忘れないでいてほしい根底だと思います。

 ちなみになおこ先生は、高校2年生の時に行われた関東大会で、1試合目から決勝戦まで全て先に相手にポイントを奪われていましたが、「柔道は楽しい!この畳で試合ができて楽しい!!」と笑顔で戦いきった結果、全試合で逆転一本勝ちをして優勝しました。

 楽しいと思う笑顔の力ってすごいですよね!

 お読み頂きありがとうございました。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」


※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n6878fb6e4175





※なおこ先生のおはなし~前編(中学生編)~

https://note.com/shojukan/n/n051121d57b9e



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