おしらせ

2025-03-21 16:24:00

📝静岡に旅立った咲柔館の畳たち

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咲柔館コラム302
静岡に旅立った咲柔館の畳たち

 

 

 

 

 道場の移転に伴い、畳をどうするか本当に迷いました。家で保管するのか、誰かにあげるのか、残念ながら処分するのか…。1ヶ月くらい考えた結果、試しに「ジモティー」というフリマアプリに出品してみました。加えて、各種SNSでも告知をした所、予想以上の応募があり、最終的には約10名の方から「咲柔館の中古畳を買いたいです。」というご連絡をいただきました。

 

 

 

 

 どなたにお譲りするか迷いに迷いましたが、ジモティー掲載とほぼ同時にご連絡をくださった静岡県の竹熊先生に決定させていただきました。竹熊先生は、咲柔館の道場で使った大きな本棚、下足箱、窓の防護柵なども使ってくださるとのことで、咲柔館で使用した設備をまるまる再利用してくださるのも大きな決め手となりました。

 残念ながら、咲柔館の畳をお譲りできなかった皆さまに、この場をお借りして御礼申し上げます。ご連絡くださり、誠にありがとうございました。静岡県での再利用に関しまして、どうぞご了承ください。

 

 

 

 

 畳を使ってくださる竹熊カツマタ麻子先生は、54歳から柔道を始められました。その後、海外でのマスターズ大会にも出場され、優勝のご経験もあります。

 これからも生涯にわたって柔道を続けるための拠点として、新たに柔道場を作るご予定とのこと。地域の道場にもお貸しする予定だそうで、きっと咲柔館同様に、子どもから大人までが畳の上で柔道を楽しまれることでしょう。畳たちも喜んでいると思います。竹熊先生とのご縁に心から感謝しております。いつか、竹熊先生の道場に行きたいです。

 

※竹熊先生のご紹介(全柔連 女子柔道振興委員会 JJ Voiceより)



https://www.judo.or.jp/news/15025/


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畳たちは静岡に旅立ちました。

 

 

 

 

 道場として使用していた物件の原状復帰作業は終盤を迎えており、いよいよ5年間使ってきた道場とお別れする日が近づいてきました。寂しさはあるものの、もう新しい活動もゆっくりと始まっておりますので、そうも言ってはいられません。しっかりと大家様に物件をお返しし、新しい道を歩んでいきたいと思います。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」



※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/nfd8421e3a484


 

 

2025-03-04 23:28:00

📝大好きな息子と大好きな道場で大好きな柔道をする幸せ

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咲柔館コラム301
大好きな息子と大好きな道場で大好きな柔道をする幸せ

 

 

 

 

 今日(3月4日)、保育園に向かう車の中で息子(2歳9ヶ月)が、「じゅうどうにいかないの?」と聞いてきました。私が「柔道(道場)に行きたいの?」と聞き返すと、少し迷った後に「じゅうどういく!」と行ったので、登園前に急遽道場に寄り道。

 道場に入ると、息子は「たのしそうだね」「ぼーるがいっぱいあるね」「えほんもいっぱいあるね」とニコニコしながら言っていました。

 

 

 

 

 靴下を脱がせてみると、昨日(3月3日)は雪だったので、畳はとても冷えていて「つめた~い」とびっくり。色々なボールを投げたり、大きなバランスボールを押したりと、畳の上で楽しそうに遊ぶ息子を見て、とても幸せな気持ちになりました。

 

 

 

 

 約5年間使ってきたこの道場の稽古は、2月一杯でおしまい。今日から、大家さんにお返しするための原状回復の作業を始めました。息子が畳の上に上がったのは、その作業開始の約30分前。最後の最後に、この大好きな道場で稽古をしたのは、大好きな息子でした。

 2人とも柔道衣を着ていないし、組み合うことありませんでした。でも、「道場って楽しいな」「道場にいると気持ちいいな」という気持ちを2人で共有できたことは、この道場の最後として、最高の終わり方だったと思います。

 

 

 

 

 咲柔館には、親子で通ってくださっているご家族もいらっしゃり、娘さん、息子さんと一緒に柔道をされている時のお母様、お父様たちは本当に嬉しそうなお顔をされています。その気持ちが、今日息子と一緒に畳の上に上がったことで今まで以上によく分かりました。

 また、高校や大学の柔道部の同級生や後輩たちの多くが、お子さんに柔道をやらせている理由も分かったような気がします。中には、自分が現役選手だった学生時代よりも柔道に熱中している人もいるような…。それはそれで素晴らしいことですね。

 

 

 

 

 息子が柔道をやるかどうかは分かりません。本人の意志に任せたいですし、私が柔道一筋だった分、彼には色々なスポーツを楽しんでほしいです。ちなみに、「つかれた~」と言って道場のベンチに座った時、サッカー・野球・バスケのボールを持っていました。

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 たった20分ほどでしたが、大好きな息子と大好きな道場で大好きな柔道をできたこの幸せな時間は、今まで道場を続けてきたことのごほうびだったのかもしれません。柔道の神様に感謝して、これからもまっすぐな気持ちで柔道を続けていきます。

 息子の柔道衣作ろうかな。

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「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/nc9bb09db3700


2025-03-03 15:20:00

3月の稽古予定につきまして(テスト運営期間)

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いつも咲柔館のホームページをご覧になってくださり、誠にありがとうございます。


以前お知らせいたしました通り、今まで稽古を行っていた道場での活動は2月までとなり、今後は新しい活動形式となります。
3月、4月につきましては、テスト運営期間とし、「栃木市総合体育館」の柔道場におきまして、週に2回程度稽古を行います。予定は上記画像の通りです。


※より鮮明なPDFファイル形式はこちら

pdf 2025.3月稽古予定表.pdf (0.19MB)


今までとは違った環境での稽古となるため、色々とご面倒をおかけする面もございますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

尚、このテスト運営期間(3月・4月)も体験や見学も行っておりますので、ご希望の方はお申し込みください。

 

 

 

2025-02-28 23:48:00

📝柔道家を増やすことが私の使命

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咲柔館コラム300
柔道家を増やすことが私の使命

 

 

 

 

 「柔道指導者は、全ての人をチャンピオンにすることはできないが、全ての人を柔道家に育てることはできる。」大学4年生の時、講道館で参段をとった際にある先生がおっしゃったこの言葉を道しるべとし、ここまで歩み続けてきました。

 文武一道塾 咲柔館が開館してから約5年間が経ち、子どもから大人まで約70名の方が柔道家になられたことをとても嬉しく、また誇りに思います。

 

 

 

 

 「柔道をやることで、人生はより豊かになる」「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」という理念のもと、活動を続けてきました。咲柔館で柔道をする皆さんが笑顔になってくださることを願いながら日々の稽古を続けてきました。

 私は、柔道には人と社会を変える力があると信じています。だから、これからもこの道を歩んでいきます。

 

 

 

 

 この道場での活動は今日(2月28日)までとなりますが、活動はまた明日(3月1日)も行います。当面は暫定的な活動になりますが、歩みは止めません。

 実は、明日の稽古に、子どもクラス、学生・大人クラス共に入塾を検討中の方たちが来られます。咲柔館のリスタートを待ち望んでいた方たちです。やはり、柔道は多くの方に必要とされているのです。明日、また新しい柔道家が生まれるかもしれません。これからも1人ずつ柔道家を増やしていきます。柔道家を増やしていくことが私の使命です。




 約5年間、この道場に通ってくださった皆さん、活動を応援してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。塾生の皆さんのご成長が私の最大の喜びでした。

 これからも「己の完成、世の補益」という柔道修行の目的、そして「精力善用、自他共栄」という柔道の心を大切にし、柔の道を進んでいきましょう。これからもよろしくお願いします。また畳の上でお会いしましょう。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」


※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/ncaefe0e988e8

 

 

 

 

2025-02-27 23:25:00

📝山あり、谷あり、右肩上がり~柔道場経営のお話をしました~

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咲柔館コラム299
山あり、谷あり、右肩上がり~柔道場経営のお話をしました~

 

 

 

 

 2月23日(日)、私の5年間の柔道場経営を赤裸々に語るイベントを開催しました。テーマは「柔道場経営の現実と夢」。この5年間で柔道場経営について質問をされることが毎年ありました。このテーマに関心がある方は一定数いらっしゃると思って開催を決めたのですが、SNSなどで告知をした所、8名の方から「興味があります!」「参加したいです!」とご連絡をいただきました。

 開催の告知が開催日に近かったこと、そして遠方の方もいらっしゃったこともあり、実際に参加された方は2名でしたので、再度の開催とオンライン開催も検討中です。

 

 

 

 

 今回お話しした主な内容は以下の通りです。

 

講演 90分

 

0章 なぜ教員を辞めて、柔道場経営を始めようと思ったのか

・私の気持ちを変えた「外国人の柔道の価値観」

・教員生活の現実

 

1章 柔道場経営の現実

・柔道場経営で生活していけるのか

・柔道場経営のお金の話(開業費・売上・経費)

・柔道をやりたい人はどこにいるのか(集客方法)

・柔道場経営者の1日の生活

 

2章 柔道場経営の夢

・他道場の実例

・咲柔館のこれから

・夢の土台(健康とお金)

 

3章 柔道場経営を始める前に一歩立ち止まろう

・なぜ柔道場経営をしたいのですか

・その経営と運営は、「お金」と「喜び」を増やすのですか

 

質疑応答(30分)

 

 

 

 

 このイベントの資料を作りながら、5年間の柔道場経営を振り返って思ったのは、「山あり、谷あり」だったということです。不慣れな「経営の道」を歩み出したのは、まさにコロナ禍と同時でした。畳を敷き終わった日が緊急事態宣言の1日目。身動きのとれないスタートに絶望を感じました。でも、そんな中でも、入塾してくださった方はいらっしゃり、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。

 この20畳の小さな柔道場で数え切れないほど多くの出会いがありました。そして、もちろん別れもありました。お金のことで悩み、集客のことで悩み、稽古の内容で悩み、24時間365日、柔道場経営のことが頭から離れない日々でした。

 

 

 

 

 嬉しいこと、悲しいこと、感動したこと、自分ではどうにもないこと、山と谷の繰り返しのような5年間でしたが、今振り返ってみると、塾生様、売上共に少しずつ増え、山と谷を繰り返しながらも、結果的に右肩上がりになっていることに改めて気づきました。「山あり、谷あり、右肩上がり」で柔道経営を続けられたのは、塾生様、保護者様、応援してくださった皆さん、家族、といった数え切れない方々のお陰です。本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 正直、「柔道場経営をやらなければ良かったのかもしれない…」と自分の選択を疑ったこともありました。でも、今は「柔道場経営を始めて良かった」と胸を張って言えます。柔道場を始めたから巡り会えた素晴らしいご縁があり、柔道場経営でもがき続けた中で成長することもできました。

 

 

 

 

 明日(2月28日)で今の道場での活動は終了となり、今後は場所を移すことになりますが、ここで得た沢山の宝物を持って、これからも柔道場経営の道を歩んでいきたいと思います。

 今まで何度も経営に関する相談に乗ってくれたある後輩は、移転に際してこう言ってくれました。「綾川先輩が生きている限り、咲柔館は永遠に不滅です」。

 これからも、「柔道をやることで、人生はより豊かになる」「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」という信念を持ち、前に進んでいきます。これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

                                                                          

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」



※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n89401c5f5b9b

 

 

 

 

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