おしらせ

2023-10-31 15:29:00

📝形の稽古を楽しもう(中高生・大人クラス)

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咲柔館コラム253
形の稽古を楽しもう

 

 

 

 

 初心者の方が乱取り(実戦練習)で投げたり、投げられたりするのは簡単ではありません。無理な技のかけ方をしたり、受身がタイミング良くとれないと怪我にもつながります。そこで、中高生・大人クラスでは良い技と受身をしっかりと身につけるために、「形(かた)」の稽古を取り入れています。

 

 

 

 

 形とは、柔道の代表的な技を体系的にまとめた伝統的な練習法です。取(とり:投げる側)と受(うけ:投げられる側)に分かれ、決められた手順で攻防を行います。一連の攻防を反復練習することで、取は技の合理的なかけ方を頭と体で理解することができ、受は受身の上達につながります。

 「形は文法、乱取りは作文」という関係に例えられます。形で技の原理原則を理解する。そして、理解したことを他の技にも応用し、乱取りで使ってみる。この一連の稽古を繰り返すことで、力だけに頼らない良い技が身につき、潔い受身も習慣化されます。実際に、乱取りの中で形に似た動きで投げたり、上手に受身をとれるようになった方も増えてきました。

 

 

 

 

 毎月末に形の稽古を集中的に行っており、10月は「浮落」「背負投」「肩車」という技を練習してきました。まずは、組み合わずに取、受それぞれの動きの確認からスタートです。ある程度動きを理解したら、組み合って技をかけてみます。相手と組むと左右逆の動きをしてしまったり、タイミングがずれたりと、うまくいかない場面が沢山出てきます。しかし、そういったことも大きな学びです。どうしたら上手に技がかかるのかを考えるきっかけになります。

 何度も稽古を繰り返すことで少しずつ動きが体に入り、考えなくても自然に動けるようになるものです。お互いの息がぴったりと合い、技がきれいにきまると、とても気持ちがよいですよ。

 

 

 

 

 12月に昇級・昇段審査を受ける塾生様もいらっしゃいます。審査の際に、自信を持って美しい形ができるようになるためにも、引き続き形の稽古を続けていきます。形ができるとすごくかっこいいですよ。みんなで形の稽古を楽しみましょう。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n16622ec2594b


 

2023-10-27 15:09:00

📝昇級試験を通した成長

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咲柔館コラム252
昇級試験を通した成長

 

 

 

 

 「やった~!オレンジ帯だあ~!」同日に昇級試験に合格したお子さんたちは、2人で喜びを分かち合っていました。ここまでの約3ヶ月間、できないことがあると稽古前や送迎待ちの時間も練習し続けてきた2人です。昇級試験を通し、体や技だけでなく心も成長しました。

 子どもクラスの昇級試験は、じっくりと2~3ヶ月かけて行っています。8月から開始した昇級試験もいよいよ終盤となりました。昇級の条件は、各級毎に設定した小試験全てに合格することです。お子さんの体力・技量に合わせ、1回の稽古につき3~5項目くらいの小試験を行います。お子さんたちが挑戦した小試験の一部をご紹介します。

 

 

【8級】 

〈心〉

・柔道を作った人を言える

・柔道精神を言える

・立礼、座礼ができる

・柔道衣を自分で着られる、たためる

・振り返りノートを毎回提出できる 

 

〈受身〉

・座った状態で受身ができる(後受身、横受身、前受身)

・動きながら受身ができる(後受身・横受身)

・支釣込足で投げられる

 

〈立技〉

・支釣込足で安全に投げることができる

 

〈寝技〉

・寝技の補強ができる(しぼり・エビ)

・寝技の移行ができる(袈裟固→後袈裟固)

 

〈実践〉

・乱取りで潔く受身をとることができる

・乱取りで安全に投げることができる

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全ての小試験に合格すると昇級です

 

 

 10級から8級は、柔道の基本中の基本を習得することを目標としています。少し級が上がった5級は以下の通りです。

 

 

【5級】

  〈心〉

・柔道を作った人を漢字で書ける

・柔道精神を漢字で書ける

・1分間スピーチ「私が柔道で成長したところ」

 

〈受身〉

・足技で投げられる(出足払、小内刈、大内刈 等)

 

〈立技〉

・足技・腰技で安全に投げることができる(出足払、小内刈、大内刈、大腰等)

 

〈寝技〉

・寝技の補強ができる(逆エビ)

・寝技の移行ができる(袈裟固→後袈裟固→横四方固)

 

〈実践〉

・乱取りで潔く受身をとることができる

・乱取りで安全に投げることができる

 

 何級を受験するかはお子さんとよく相談して決めます。その際に心がけているのは、難しすぎず、易しすぎず、頑張れば手が届きそうな難易度の級を選ぶことです。そうすることで、主体的に努力する姿勢が養われ、昇級試験を重ねながら自分の成長を感じることができます。

 

 

 

 

 昇級試験の目的は2つです。1つ目は、「怪我をしない、させない安全な柔道を身につけること」。小試験のほとんどが、「安全な柔道の体現」に関するものです。昇級試験を通し、正しい技術を身につけ、安全で楽しい柔道を行うための土台をしっかりと築きます。

 2つ目は、「自信をつけること」。合格に向けて根気強く努力できた、できなかったことができるようになった、合格して帯の色が変わった、といった経験は、お子さんたちの自信につながります。

 試験、試合というものは、どうしても結果を重視しがちです。しかし、そこに至るまでに準備(練習)や、試験で自分の実力を知った時の気づきの中にも、成長の鍵が沢山あると考えています。だからこそ、小試験に受からなかった時も「できた部分」や「これまでの努力」をしっかりと誉めることを心がけています。そのかいもあってか、苦手だと思っていたことにも前向きに挑戦できるお子さんが増えてきました。

 

 

 

 

 合格時に授与する「昇級証」の文章は、嘉納師範遺訓にある柔道の目的、「己の完成」「世の補益」を意識しています。内容は以下の通りです。

 

「あなたは日々の稽古と学習によく励み、〇級の実力を得たことをここに証明します。自分の力を世のため人のために役立ててください。」

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 「昇級で変わった帯の色は元には戻らないよ。だからこそ、帯の色にふさわしい行動をとろうね。」色帯授与式の時にこのように話しています。お子さんたちは、このことを良く理解しており、帯の色が変わると、稽古への姿勢が一段と良くなるものです。各級の自信と責任をしっかりと持ち、これからも「つよく、やさしく、かっこいい柔道家」を目指してほしいと思います。 

 まだ全ての小試験に合格できていないお子さんたちもいますが、あと一歩で昇級です。最後まで粘り強く頑張り抜き、やりきった時の達成感、感動を味わってもらいたいと思います。

 色とりどりの帯を締めたお子さんたちと一緒に稽古をするのが楽しみです。

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「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n29edfb7d1be3


 

 

 

 

2023-10-20 16:37:00

🌰11月の稽古予定🌰

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いつも咲柔館ホームページをご覧になってくださりありがとうございます!
11月の稽古予定を掲載いたします。

 

より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちらです。

pdf カレンダー 2023年11月.pdf (0.22MB)



【お知らせ】

①子どもクラス&中高生・大人クラス 合同稽古

 

 

 

11月11(土)両クラス合同稽古を実施いたします。柔道を通じ、世代を越えた交流を楽しみましょう!ぜひ、ご参加ください。

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【時間】
10時~12時45分
※子どもクラスは11時30分まで


【場所】
栃木市総合体育館 柔道場
※栃木市総合運動公園HP

https://tochigi-park.com/


【集合時間・場所】
9時40分・栃木市総合体育館内 受付付近


【参加お申し込み方法】

「土曜日の稽古に参加されているお子様」以外で、ご参加される場合は以下の方法でお申し込みください。
※土曜日の稽古にご参加されているお子様は、お申し込みいただく必要はございません。

子どもクラス
→振替制度をご利用し、11
月10日(金)までにメール・お電話にてお申し込みください。

 

中高生・大人クラス
11月10日(金)まで
メール・お電話にてお申し込みください。



 

※この日も入塾をご検討されている方の「見学」は受け付けております。下記よりお申し込みください。

https://shojukan.com/contact




アウトドア初心者向けイベント 
 栃木の山で紅葉とネパールを味わう!?太平山・あじさい坂トレリート


 11月5日(日)に、中高生・大人クラスの体操・補強トレーニングを監修してくださったスポーツトレーナーの山口敬志さんが、栃木市でアウトドアイベントを開催します。太平山をゆっくりと歩きながら五感で自然を感じ、最後は咲柔館で健康(身体)に関するレクチャーを受けます。

 

自然の中でリフレッシュしたい方、ご自身の健康(身体)に興味がある方におすすめのイベントです。ぜひお気軽にご参加ください。

お申し込みを含めた詳細はこちらをご覧ください

https://shojukan.com/info/5382743


 

 

 


咲柔館は、お子さんから大人の方まで、初心者の方やブランクがある方でも柔道を楽しめる道場です。
柔道にご興味がある方は、お気軽にお越しください。


見学・体験のお申し込み
はこちらからお願いします。


https://shojukan.com/contact


それでは、11月もよろしくお願いいたします。


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2023-10-19 12:37:00

📝3年ぶりに筋トレを再開しました

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咲柔館コラム251
3年ぶりに筋トレを再開しました

 

 

 

 

 10月に入ってから3年ぶりに筋トレ(ウエイトトレーング)を再開しました。道場の休館日の午前中に1時間程度、全身をまんべんなく鍛えています。腕立て伏せなど自重トレーニングは行っていましたが、最後にウエイトトレーニングをしたのは、コロナ渦に入る前です。「ベンチプレスの50㎏ってこんなに重かったっけ…」と筋力の衰えに驚きつつも、無理はせず、今できるベストを尽くしています。プロテインを飲んだのも、本当に久しぶりです。今のプロテインがこんなに美味しいとは!筋トレ後のプロテインは、体に染み入りますね。

 

 

 

 

 ウエイトトレーニングを再開しようと思ったのには2つのきっかけがあります。

 1つ目は、妻が買ってきてくれた体組成計で今の自分を知ったことです。10年以上使っていた体組成計では、体脂肪・内臓脂肪共に「標準」と診断されていたのですが、新しいもので計ると、なんと両方「やや高い」。これはいかん!と思い、筋肉をつけて体脂肪を落とそうと思った次第です。ちなみに、体内年齢は年齢通りの「43歳」。これも若返らせたいなあ(目指せ30代。でも、どうやったら若返るんだろう…)。

 

 

 

 

 2つ目は、塾生様(中高生・大人クラス)の筋力アップを目の当たりにしたことです。男女を問わず、塾生様の中には柔道を始めた(再開した)ことをきっかけに、自主トレーニングを行っている方もいらっしゃいます。仕事の合間にゴムチューブ引き、家でダンベルトレーニングや懸垂、といったように隙間時間をうまく使ってコツコツとトレーニングに励まれています。皆さんの筋力が向上しているのは、技のキレや組んだ時に感じる圧力からもよく分かります。塾生様のご努力に刺激を受け、「これは私も鍛え直さなくてはいけない」と思いました。

 

 

 

 

 筋トレを再開してから、筋肉痛はあるものの、日常生活においてもなんだか疲れにくくなったような気がしています(気持ちの問題かもしれませんが…)。ただ、10代、20代の頃のように、どんどん筋肉をつけよう、もっと力をつけよう、と躍起になってトレーニングするつもりはありません。まずは、自分自身が心身ともに健康であること、塾生様の技を安全に受けられること、この2つを目的として、計画的に筋力を向上させたいと思います。

 実は、トレーニング再開の目的はもう1つあります。それは、息子(1歳半)の子育てを元気に行う、ということです。おかげさまで息子はすくすくと育ち、体重も順調に増えています。抱っこをする機会はまだまだあるでしょうし、おんぶや肩車をせがまれるようにもなるでしょう。大きくなった息子でも軽々と持ち上げられる父親、何時間でも一緒に遊べる父親であるためにも、しっかりと体作りをしていきます。

 

 

 

 

 最後に、柔道家の髙木海帆さん(@KayhanTakagi)がX(旧Twitter)で体に関する投稿をされていたので、ご紹介します。とても参考になりました。

 

 

中学・高校時代の恩師によく言われた【心・体・技】

 

心技体の【体】と【技】の位置が入れ替わっているだけなのですが、この言葉は今でも自分の中に生きています。

 

技や技術力の向上は最後で良い。

 

1番大事なことは、ブレない心や気持ちだったり精神的な部分。

 

2番目に大事なことは怪我せず健康で丈夫な体を維持する。

 

柔道を上手になろうとか技術の向上を目指すのは最後。

 

自分の心や気持ちを整理して、丈夫な体で毎日を過ごすことができているからこそ、初めて柔道の技術的なことにも向き合えるという考え方。

 

この考え方がすごい好きです。 

 

X(旧Twitter)髙木海帆(@KayhanTakagi) 2023/9/22 ポストより

https://twitter.com/KayhanTakagi/status/1704989957872640405

 

 

 

 

 体と心はつながっており、体を動かすと、気持ちも前向きになります。皆さんも、ご自身のペースで、楽しく、気軽にトレーニングや色々なスポーツをやってみてはいかがでしょうか。私もまずは、週に1回の筋トレを無理なく続け、自分の変化、成長を楽しみたいと思います。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n29d16d5141be


 

2023-10-17 15:43:00

📝初心者にやさしい柔道教室~大人も柔道をやってみたい!~(中高生・大人クラス)

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咲柔館コラム250
初心者にやさしい柔道教室~大人も柔道をやってみたい!~

 

 

 

 

 「大人向けの柔道教室」を作りたい。これが、咲柔館を開館させた大きな理由の1つです。お子さん向けの柔道教室は日本中に沢山ありますが、大人の、しかも初心者が一から柔道を習える場所は少ないと思います。

 「大人が柔道を習える道場が近くにはなくて、咲柔館に来ました。」とおっしゃる塾生様も多いです。中には車や電車で約2時間かけて通ってくださる県外の方もいらっしゃいます。今までで1番遠くから通われていたのは、なんと宮城県の方です。新幹線に乗って稽古に来てくださった、と伺った時は本当に驚きました。

※過去のコラム
「新幹線で通う柔道場!?」

https://note.com/shojukan/n/n46a76c0f9e6f

 

 

 

 

 そもそも「大人になってから柔道を始めるのは難しい」と思われている方も多いのではないでしょうか。咲柔館の中高生・大人クラスには「私は〇歳なのですが、今から柔道を習えますか?」といったお問い合わせをいただくことが沢山あります。

 咲柔館の中高生・大人クラスは、ほとんどの方が初心者です。今までに約30名の方が柔道を始められました。中には経験者の方(黒帯)もいらっしゃいますが、皆さんのブランクは長く、10年から30年ぶりに柔道を再開された方ばかりです。稽古は、「安全第一」「無理をしない」をモットーにしており、皆さんは自分のペースで楽しく柔道をされています。

※過去のコラム
「35年ぶりに締めた黒帯」

https://note.com/shojukan/n/n0a040121278d

 

 



 咲柔館は「初心者にやさしい柔道教室」を標榜しており、柔道を一からお教えしています。受身や技は、塾生様の体力に合わせて、段階を一つずつ踏みながら、体系的に稽古しますので、初心者の方でも大丈夫です。経験者の方にとっては、改めて柔道を基本から学び直す良い機会になると思います。

 一からお教えするのは、技だけではありません。礼法や柔道精神、そして柔道の創始者である嘉納師範の言葉や柔道の歴史なども学んでいただく機会を設けています。「精力善用」「自他共栄」といった柔道の心を学ぶことは、柔道家になる上でとても大切です。道場で学んだ「強くやさしい柔道の心」は、日常生活の様々な場面にも活かされるでしょう。

 

 

 

 

 熟練した玄人も、最初はみんな素人でした。初めは「なにも分からない」「なにもできない」のが当然です。入塾したての頃、体操や受身だけでヘトヘトだった方も、日々の稽古を通して少しずつ体力がつき、柔道の技や心を学び、素敵な柔道家へとご成長されています。もちろん、黒帯も夢ではありません。まさに今も、昇段に向けて稽古に励まれている方がいらっしゃいます。

 中高生・大人クラスには、10代から70代までの方が在籍されており、年齢や住んでいる地域の壁を越えて、切磋琢磨しながら楽しく稽古をしています。咲柔館では、初心者の方でも柔道の面白さを感じられる、ブランクが長い方も柔道の深みを再発見できるような稽古を行っておりますので、「柔道をやってみたい」「柔道を再開したい」と思われている方は、ぜひお気軽に道場にお越し下さい。

 皆さんの「柔道をやりたい!」という夢を叶えること、それが私の夢です。

※過去のコラム
「夢の黒帯への挑戦」

https://note.com/shojukan/n/ne0d5d536b0cf

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n4aef682156a7


 

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