おしらせ

2022-12-31 20:16:00

コラム「年中夢求」

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咲柔館コラム204
年中夢求

 

 

 

 

 12月30日(金)は、道場の大掃除をしました。大掃除は嘉納師範のお写真をきれいに拭くことからスタート。その後、エアコンのフィルターのほこり取り、本棚の整理整頓、窓拭き、玄関掃除、トイレ掃除などを行い、最後は畳をきれいに拭きました。コロナ禍以降は、クイックルワイパーに除菌シートをつけて畳を拭いているのですが、やはり大掃除といえば雑巾がけですね。真っ白な新しい雑巾を固く絞り、1枚1枚心を込めて拭きました。シュッ、シュッと音をたてながら畳を拭くのは、とても気持ちが良いです。やはり、畳には雑巾がけがしっくりきます。今年1年間を振り返りながら、楽しく雑巾がけをすることができました。

 

 

 

 

 今年も沢山の方が咲柔館に来てくださいました。稽古に来てくださった塾生様、送迎をしてくださった保護者様、学びに、教えに、遊びに来てくださった皆様、全ての方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。

 今年を振り返ってみると、この1年間で柔道のこと、咲柔館のことを考えなかった日は1日もありませんでした。朝起きると、まずその日の稽古や道場運営・経営のことを自然と考えています。道場が休みの日も頭の片隅にはいつも柔道、道場のことがあり、ドラマや映画を観ている時も「これは柔道に生きるのでは」と柔道に結びつけてしまいます。本当は、柔道のことを忘れる時間も大切だと分かってはいるんです。これでも前よりは、柔道から離れる時間を意識的に作れるようにはなりました。でも、やっぱり完全に「脱柔道思考」はできないようです。現に大晦日の今日もこうして道場のコラムを更新しています…。こんな自分に疲れてしまうこともありますが、自分の好きなことを仕事にできているというのは本当に幸せなことだと思います。

 柔道場を運営、経営する上で、苦手な仕事や気が進まない仕事も沢山ありました。心が折れそうになったことも1度や2度ではありません。でも、「柔道家をもっと増やしたい」「道場に来た方を笑顔にしたい」「こんなイベントをやってみたい」と夢を描くことで、そうした壁を乗り越えることができました。「年中夢求」で過ごしたこの1年間は、とても良い年だったと思います。

 

 

 

 

 来年も挑戦したいことが沢山あり、不安と期待が入り交じっていますが、まずは地に足をつけて1日1日の稽古、お一人おひとりの塾生様を大切にしてまいります。新年の稽古は1月5日(木)からスタートです。来年も道場でお会いするのを楽しみにしております。

 今年も咲柔館のホームページをご覧になってくださり、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館
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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n0492ba47514a



 

2022-12-30 23:50:00

【年末年始の休館日】につきまして(再掲載)

いつも文武一道塾 咲柔館ホームページをご覧になってくださり、ありがとうございます。

年末年始の休館日は以下の通りになります。


【年末年始休館日】

12月30日(金)~1月4日(水)

 

2022年も大変お世話になり、ありがとうございました。

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

※休館中も「体験・見学」のご予約はメールで受け付けております。「2023年に柔道を始めてみたい!」という方は、こちらからお申し込みください。※ご返信は1月5日(木)以降になりますので、ご了承ください。
↓↓↓
https://shojukan.com/contact




2022-12-30 21:53:00

コラム「2022年の稽古が無事に終了~安心・安全な柔道の実践~」(全クラス)

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咲柔館コラム203
2022年の稽古が無事に終了~安心・安全な柔道の実践~

 

 

 

 

 12月29日(木)、子どもクラス、中高生・大人クラス共に2022年最後の稽古が無事に終わりました。今年は両クラス合わせて約500回稽古をしましたが、怪我や事故が「0」だったことにほっとしています。1年間安全に稽古を行うことができた要因を考えてみました。

 

 

【怪我・事故がなかった主な要因】

①受身・技の練習を段階的、体系的に行った。

②「受身も素晴らしい技の1つ」と伝え続けた結果、潔く受身を取る文化が根づいてきた。

③投げる時に相手を守るために袖を引く練習を徹底したので、乱取り中も実践できた。

④実戦的な乱取りよりも、約束乱取り(条件付き乱取り)を中心に行った。

⑤準備運動やトレーニングに時間をかけた(約30分)。

 

 怪我や事故を防ぐためには、フィジカル面だけなく、メンタル面の準備をすることも重要です。「何が何でも相手を倒す」という気持ちがあまりにも強すぎると、怪我をさせたり、怪我をすることにつながります。筋力や柔軟性を向上させ、理にかなった技や受身を身につけること。そして、「稽古中の受身は負けではない」「相手を守ることが真の上手さ、強さ」という考えを持つこと。これらを来年も徹底し、安心・安全な柔道を追究、実践していきます。

 

 

 

 

 怪我や事故はなかったものの、ハインリッヒの法則でいう「ヒヤリハット」が全くなかったわけではありません。例えば以下のようなことがありました。

 

 

・幼児や小学生低学年同士で「組んで動く練習」をした際に、力の加減が分からずに相手を全力で振り回してしまった(子どもクラス)。

・オニごっこで夢中になり、逃げている子ども同士がぶつかってしまった(子どもクラス)。

・自分の知らない技をかけられ、受身の際に手で畳を打てなかった(中高生・大人クラス)。

 

 

 これらのことが積み重なることで怪我や事故が起きてしまいます。怪我や事故の小さな芽を摘むためには、「各メニューを実施する前に注意事項をしっかりと伝える」「稽古で組むペアを配慮する」など、細やかな気配りを常に行うことが大切です。2022年の振り返りをしっかりと行い、反省点を来年に活かします。

 2023年は、より安全な柔道を目指し、「安全な技術指導研究会」を有志の先生方と開催したいとも考えています。まずは「大外刈」「内股」について皆さんと勉強会を開きたいです。開催が決まりましたら、またお知らせしますので、その際はよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 私が最初に柔道を習った先生は、「怪我をしない・させない柔道が良い柔道だ」とよくおっしゃっていました。このような柔道が実践できてこそ、子どもから大人まで、誰もが柔道場で笑顔になれます。どんなことよりも、安心・安全が第一です。今年、無事に全ての稽古が終えられたことに感謝しつつ、気を緩めずに、より安全で楽しい柔道場作りに邁進し続けたいと思います。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」  
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n9a6006d41bb6

 

2022-12-24 23:54:00

コラム「サンタさんが来てくれる「良い子」ってどんな子?」(子どもクラス)

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咲柔館コラム202
サンタさんが来てくれる「良い子」ってどんな子?

 

 

 

 

 今週、咲柔館にかわいいサンタさんが来てくれました。プレゼントをもらったお子さんたちは大喜び。サンタさん(サンタさんのお母様)、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 今日はクリスマスイブ。「良い子にしていればサンタさんが来てくれる。」私も小さい頃そう信じていました。それでは、サンタさんがプレゼントをくれる「良い子」とはどんな子なのでしょう。クリスマスイブの今日、稽古に来たお子さん達に聞いてみたら、こんな答えが出ました。

 「家族や友だちにあいさつができる子」「家のお手伝いをする子」「転んでいる子を助ける子」「困っている子に声をかける子」などなど。お子さん達の答えを聞いていると、ある共通点があることに気づきました。それは、「人に対する優しさ」です。

 

 

 

 

 私は、「勉強ができる子」や「親や先生の言うことを聞く子」といった答えも出ると思っていました。でも、お子さんたちの答えは「人に対して温かく接することができる」という方向性のものばかり。ひょとしたら、いつも話している「自他共栄」という柔道精神をどこかで意識していたかもしれません。お子さん達が「良い子」とは「優しい子」だと考えていることがすごく嬉しかったです。改めて、道場のお子さんたちはみんな良い子だなあ、と思いました。

 

 

 

 

 もう、お子さん達は眠っている頃でしょう。ひょっとしたらサンタさんに会いたくてこっそり起きている子もいるかな。今週も柔道や勉強をよく頑張りました。サンタさんからのプレゼントを楽しみに、ゆっくり寝てください。全国のサンタさん、色々と作戦があると思いますが、お子さんの笑顔を楽しみに頑張ってくださいね。私の知っている1番すごいサンタさんは、ブーツの足跡を雪が降る屋根の上までつけたことがあるそうです。気合いの入ったサンタさんも沢山いらっしゃると思いますが、どうぞ、安全第一でご無理なく作戦を実行されてください。私の息子は今7ヶ月ですので、来年あたりからサンタ大作戦を決行しようと思っています。何か素敵な作戦があったらぜひ教えてくださいね。

 それでは皆さま、メリークリスマス。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n2c1865d1682c

 

2022-12-20 11:43:00

コラム「柔道で心と体の姿勢を整える」(子どもクラス)

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柔道で心と体の姿勢を整える

 

 

 

 

 「姿勢を正して、黙想」。文武一道塾 咲柔館では、稽古の前後に約30秒の黙想を行っています。正座になって姿勢を正し、肩の力を抜く。目をつぶってゆっくり深呼吸をする。一見簡単に思えますが、幼児や小学校低学年のお子さんたちにとって、これはとても難しいことです。10秒も経つと、目を開けたり、手を動かしたり、時には寝転んでいたり…。でもここで焦らないのが肝心です。道場に通い続けるうちに、少しずつ背筋がぴーんと伸びるようになり、いつの間にかしっかりと黙想ができるようになります。

 

 

 

 

 人間の心と体はつながっています。黙想ができるようになる、つまり、体の姿勢が良くなると、心の姿勢にも変化が生まれます。稽古に対する集中力が高まり、楽しむ部分と真剣にやる部分のけじめもつくようになってきます。それは柔道の稽古中に限りません。勉強や話を聴く時も、しっかりと集中できるようになってきます。

 

 

 

 

 腰骨を立てる「立腰教育」を提唱されていた森信三先生(教育者・哲学者)は、「つねに腰骨をシャンと立てること。(中略)この一事をわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい。」とおっしゃっています。お子さんにとって、良い姿勢は一生の財産です。柔道場では、稽古の前後の礼や相手と組んでいる時など、常に「姿勢を正す練習」をしています。柔道場で身についた良い姿勢が、お家、幼稚園や小学校でも活きたら嬉しいです。


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「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n116d3a3e8bd7

 

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