おしらせ

2024-10-17 12:19:00

📝体と心が柔らかい人を目指して~体の使い方講習会に参加しました~(中高生・大人クラス)

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咲柔館コラム290
体と心が柔らかい人を目指して~体の使い方講習会に参加しました~

 

 

 

 

 10/5(土)、中高生・大人クラスの準備運動を監修してくださった山口敬志さん(健康革命家/パーソナルトレーナー)が、咲柔館で講習会を開催してくれました。講習会のテーマは、「快適な身体で日々を快適に暮らそう〜階段や山を登ると膝が痛くなりやすい方の股関節の使い方〜」

 咲柔館の塾生様だけでなく、日頃から山口さんのパーソナルトレーニングを受けている方たちも参加されました。

山口敬志さんホームページ

https://www.k-kakumei.com/

 

 

 

 

 前半は道場にて体の構造と上手な体の動かし方に関するレクチャーです。力まずに階段を昇るコツを学びました。主なポイントは5つ。

 

①足裏をフラットに置く

②膝が前に出ないようにする(腿前は力を入れない)

③股関節(お尻)を使う(できる方はお腹も使う※腹式呼吸)

④つま先、膝が同じ方向を向く(膝が内側に入らないようにする)

⑤フワッと優しく昇るように心がける。

 

 私は「階段を昇る」といった日常的な動作について意識したことは、ほとんどありませんでした。自分の体の動かし方に意識を向けると、長年の習慣で身についた癖やゆがみに気がつきます。山口さんに足の踏み出し方や姿勢をチェックしてもらいながら、快適な階段の昇り方を反復練習しました。

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2人組で筋肉をゆるめるマッサージ


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笑いを交えながらの楽しいレクチャー

 

 

 

 

 道場で学んだ動き方を後半の「あじさい坂昇り」で実践です。太平山神社の参道である千段の石段を昇ります。私は、この講習会前に2度ほどあじさい坂を昇ってみました。その時と今回とを比べてみて、体の使い方一つで、こんなにも疲労度が変わるのだということを実感しています。

 

 

〈Before〉※講習会前

〔昇り〕

・100段くらいで大腿四頭筋(太ももの前面)がきつくなる。

・200段くらいで息が上がり出す。

・1分程度の休憩を2回入れ、脚パンパン、息ぜーぜーでゴール。

 

〔降り〕

・太ももの疲れからか、足首がふらつき、1度だけ足を踏み外しそうになる。

 

 

〈After〉※講習会当日

〔昇り〕

・800段くらいまでは、太ももにあまり疲れを感じず、軽く昇れる。

・800段くらいまでは、あまり息が上がらず。

 

〔降り〕

・太ももの疲れがあまりないので、ふらつきがなく、安定して降りられる。

 

 

 今までの階段の昇り方は、まるでゴジラ。ドスンッ、ドスンッ、と大きな音をたてながら階段を昇っていたように思います。それが、講習会後のあじさい坂では、スッ、スッ、と軽く昇る感触を少しだけつかむことができました。これを継続していけば、怪獣の歩き方から人間の歩き方に進化できるかもしれません。

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あじさい坂の入口

 

 

 

 

 千段を昇り終え、少し時間があったので、太平山神社の更に上にある山頂への道のりにも挑戦。所々岩がゴツゴツして険しい箇所もありましたが、習った昇り方を応用し、全員が無事に登頂できました。山頂では山口さんがいれてくれた美味しいコーヒーとお菓子でしばしの休憩。登り切った達成感を味わいながら、体と心を癒やした至福の一時でした。

 実践練習は合計約2時間行いましたが、ほとんど疲れは残らず、むしろ体が軽くなったような感覚です。そして、体だけでなく心も軽くなったように感じました。体と心はつながっています。だから、体を柔らかく使うことで、心も柔らかくなるのかもしれません。

 これからは、柔道だけはなく、普段の歩き方、家事などでも体の使い方を意識し、心身ともに柔らかい人を目指したいと思います。今回の講習会は、自分の体と心を見つめ直すよい機会になりました。素敵な講習会を開催してくださった山口さん、参加された皆さんに感謝です。

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山頂までに険しい道もありました

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ほっと一息カフェタイム

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参道の脇道には、こんな素敵な場所もありました

 

 

 

 

 講習会後、山口さんから参加者の皆さんにこんなメールが届きました(一部抜粋)。

 

「身体に対する意識をたまには思い出し、階段等でちょっぴりその部分(股関節やお腹)に意識を入れて、動くことの繰り返しで、身体に身についていきます。実践される場合は、コツコツと楽しみながらお願いします。」

 

 「頑張るぞ!」と力むのではなく、「楽しもう!」という気持ちで体を動かすことが大切ですね。ちなみに、習ったことの復習として、私は今日もあじさい坂に行ってきました。講習のお陰で、9月末に昇った時と比べ、約7分も早く坂を往復することができ、驚いています。これからも無理なく、楽しくあじさい坂昇りを続け、心身の柔らかさを追究していきたいです。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/ne1f7dc2c005e

 

2024-10-03 11:44:00

📝夢の「黒帯」に向かって1歩ずつ~昇段審査会に挑戦してきました~(中高生・大人クラス)

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咲柔館コラム289
夢の「黒帯」に向かって1歩ずつ~昇段審査会に挑戦してきました~

 

 

 

 

 9月29日(日)、4名の塾生様が初段の昇段審査会に参加しました(高校生2名・大人2名)。

 栃木県の昇段条件(初段)は、審査試合で6ポイントを取ることです(勝ち=1ポイント・引き分け=0・5ポイント)。皆さんは、この日に向けて試合を想定した稽古に取り組んできました。

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試合前日に皆さんから激励

 

 

 

 

 今回は男女合わせて約30名の方が初段の審査会に参加されており、それに伴って試合数も多くなりました。1番多い方で6試合です(1試合3分)。1日に6試合というのは、かなりきつかったと思います。塾生の皆さんは、お互いに励ましあいながら、全試合を全力で戦い抜きました。何より怪我なく無事に終われたことが1番良かったです。

 試合結果は、全員が1勝以上することができました。すでに黒帯になっている塾生様の中には、5回の審査会に参加し、コツコツとポイントをためて初段になった方もいらっしゃいます。1回の審査会で黒帯になるのもすごいことですが、何回も挑戦し続けて黒帯になるのも同じように素晴らしいことです。昇段の「目的」は、自身の成長であり、審査会はそのための「手段」です。焦らずに、自分のペースで1歩ずつ黒帯に近づいていくことが大切だと思います。

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試合前の打ち込みで技の確認

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アップの合間に会話でリラックス

 

 

 

 

 今回の審査会を通して、再確認したのは「努力は嘘つかない」ということ。

 稽古で磨いた技をかけきる、投げられたら潔く受身をとる、心を込めて礼をする、といった「今の自分を出しきる」という点において、塾生の皆さんは、十分にやりきったと思います。

 当然ですが、稽古でやっていないこと、覚えていないことは試合で出ません。それを含めて「努力は嘘つかない」ということです。後日、全試合を動画で振り返り、私自身が指導者として「この技を稽古すればよかった」「こういった動きも稽古に取り入れるべきだ」という反省と課題がいくつか見つかりました。

 今回の審査会で得た自信と課題を次の稽古に活かし、審査会に参加されなかった塾生様も含め、皆さんがより良い柔道を実践できるようにしていきたいと思います。

 

 



 すでに、次の昇段審査会に向けて、動き出している塾生様もいらっしゃいます。ある高校生は、筋肉痛がありながらも、試合翌々日の稽古に参加し、試合で一本がとれなかった払腰の練習をしていました。夢に向かって歩み続けるその姿は生き生きとしており、本当にかっこいいです。

 次回の審査会は、2025年1月26日(日)。次回に向けて、塾生様と一緒にしっかりと準備をしていきます。

  夢は逃げない。自分のペースで、1歩ずつ夢に近づいていきましょう。

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次の審査会に向けて、すぐに準備を開始!

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n47a5621d8b69

 

 

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