おしらせ

2022-01-31 18:58:00

2月カレンダー(稽古予定表)👹

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いつも咲柔館ホームページをご覧になって下さりありがとうございます!
2月カレンダーを掲載いたします。

 

 

より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちらです。

pdf カレンダー 2022 2月 .pdf (0.19MB)




咲柔館は、未就学児・小学生、中学生、高校生、大人の方が柔道を楽しめる道場です。
柔道にご興味がある方は、お気軽にお越しください。


見学・体験のお申し込み
はこちらからお願いします。

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2022-01-29 21:22:00

コラム「嬉しい筋肉痛」(大人クラス)

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咲柔館コラム137
嬉しい筋肉痛

 

 

 

 

 「柔道の次の日は、いつも全身が筋肉痛ですよ~!」大人クラスに通われている多くの塾生様が、筋肉痛を嬉しそうに報告してくださいます。ある塾生様は、「筋肉痛になると、成長していることを実感でき、辛いけど嬉しくなります。」とおっしゃっていました。筋肉痛をポジティブに捉えることは大切ですね。

 

 

 

 

 全身が筋肉痛になったということは、それだけ身体全体の筋肉をバランス良く使ったということ。塾生様のお話を聞き、改めて柔道は「全身運動」だということを実感しています。

 ちなみに、「加齢により筋肉痛が遅れてくる」とよく言われますが、はっきりとした証拠はないそうです。以前、チコちゃん(5歳)が教えてくれましたので、参考までにその内容を以下に記しておきます。

 

 

 

 

【チコちゃんに叱られる!(NHK/2021年10月29日放送回より)】

 

「ねえねえ岡村~、なんで筋肉痛は次の日になるの? 」

「筋肉痛が次の日になるのは…、1日かけて移動した物質が痛みを感じさせるから!」

 

 

①筋肉痛のメカニズムはまだ十分に解明されていない。運動で傷ついた筋肉を治すときの痛みが筋肉痛という説が有力。

 

 運動などで筋肉に負荷がかかると、筋肉の繊維に傷が発生。この時、傷ついた筋肉の繊維を治すために毛細血管などから白血球やタンパク質などが集まる。そうすると炎症という反応が起こる。この炎症反応が筋肉痛の痛みの原因の1つだと考えられている。炎症が起こると白血球などが繊維の傷ついた部分を1度壊して新しく作り直す。この過程で痛みのもとになる刺激物質が生まれる。

 しかし、筋肉の繊維の中には痛みを感じる神経がないため、この時点ではまだ筋肉痛を感じることはない。私たちの体には刺激物質を筋肉の外側に運び出す働きがある。そこでようやく私たちの体は痛みを認識する。刺激物質は筋肉の中を漂い、1日から2日かけて筋肉を覆う筋膜へと運ばれる。ここには痛みを感じるセンサーがあり、そこに刺激物質が到達すると私たちの体は痛みを感じる。これが遅れてくる筋肉痛の正体。

 つまり、運動によって筋肉が傷つき、生まれた刺激物質が痛みを感じる場所に運ばれるまで時間がかかることから筋肉痛は遅れてやってくる。

 

 

 

 

②筋肉痛は慣れない運動やふだん使わない筋肉を使ったときに起こりやすい。

 

 年齢を重ねるほど筋肉痛は遅れるといわれるが、はっきりとした証拠はない。おそらく年齢差はあまり関係なく、ふだんどのぐらい運動しているかの方が関係している。運動不足の人はふだん運動している人よりも毛細血管が少ない傾向があるため、白血球などの物質を運んだり取り除いたりする機能が低く、刺激物質が生まれるまでに時間がかかるという説もあるが、詳しくは分かっていない。

 

 

(早稲田大学スポーツ科学学術院 川上泰雄教授 解説)

 

 

 

 

 筋肉痛がなくなるまでの時間は個人差はあります。概ね2日間空ければ回復すると思いますので、大人の方は、週2回ペースの稽古がちょうど良いでしょう。今まで週3回以上通ってくださった方もいらっしゃいますが、回復が追いつかずに疲れがたまってしまったそうです。ご自身のお体とよく相談し、休みながら稽古に励んでください。

 柔道は全身の筋肉を鍛えることができ、心もリフレッシュすることができます。頑張りすぎず、無理をしないことを心がけ、楽しく柔道を続けていきましょう。





※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ncd7eac84150c

2022-01-23 06:51:00

コラム「肩の力を抜いて柔道を楽しむ」(中高生・大人クラス)

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咲柔館コラム136
肩の力を抜いて柔道を楽しむ

 

 

 

 

 「全身全霊を込めて肩の力を抜く」。これは、ドラマ化もされている人気漫画『孤独のグルメ』(原作・久住昌之/作画・谷口ジロー/扶桑社)の原作者である久住昌之さんのモットーです。そんな久住さんだからこそ、読者(視聴者)が自然と笑顔になってしまう作品を作れるのだと思います。 

 

 

 

 

 昨年、東京パラリンピック開会式に出演し、紅白歌合戦にも初出場したギタリストの布袋寅泰さん。布袋さんが大切にされているのは、「脱力力」(=脱力する能力)です。以前、古舘伊知郎さんに「人間、気合いは入れたほうがいいけど、気負っちゃダメ。脱力すると、昨日よりもいい自分になってるって思える瞬間がある。」と話され、古舘さんがいたく感心したというエピソードもあります。

 

 

 

 

 柔道は、力を入れるだけでなく、力を抜くことも大切です。ただ、大人の方の多くが、相手と組み合った時にどうしても力んでしまいます。そのお気持ち、私もよ~くわかります。「相手に勝ちたい。投げたい。」「相手に負けたくない。投げられたくない。」という気持ちが強すぎると余計な力が入り、かえって技がでなくなってしまうものです。相手の動きに過剰反応もしてしまいます。柔道で最も難しいのは、「力の抜き方」かもしれません。

 

 

 

 

 咲柔館大人クラスでは、「強くなること」よりも「うまくなること」、「きつさ」よりも「楽しさ」を大切にした稽古を心がけています。つまり、「うまくなることを楽しむ」柔道です。自分の力と相手の力をうまく使い、最も効率的な良い動きを求めて、反復練習を繰り返します。また、「受身をとることは恥ずかしいことではない」「受身もわざの1つ」という考えのもと、投げられたら潔く受身をとることも大切にしています。こうした稽古を続けていくと、少しずつ心と体の力みがとれていくものです。肩の力を抜くからこそ、良い技、美しい技が生まれ、より安全に楽しく柔道をすることができます。

 

 

 

 咲柔館は、勝ち負けのみにこだわらず、純粋に柔道を楽しむ方たちが集う道場です。これらからも肩の力を抜いた柔道を目指し、全力で努力し続けたいと思います。あっ…、もうすでに肩に力が入っていますね。これからも楽しみながら、「脱力の極意」を追究していきましょう。



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※「note」より転載

https://note.com/shojukan/n/nc480989fce95



 

2022-01-18 17:28:00

コラム「東京パラリンピック出場選手が遊びに来てくれました」

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咲柔館コラム135
東京パラリンピック出場選手が遊びに来てくれました

 

 

 

 

 東京パラリンピックに出場された工藤博子さん(-63㎏級/第7位/写真右)、小川和紗さん(-70㎏/銅メダル/写真左)、そして普段お二人を指導されている仲元歩美先生が咲柔館に遊びに来てくれました。皆さんとは約3年前から交流があり、何度か一緒に稽古をしたこともあります。稽古後は、栃木市の人気ラーメン店「大童」さんに行くのが定番コース。皆さんのお気に入りは、担々麺と餃子です。

 

 

 

 

 今回は日光東照宮への初詣の帰り道に寄ってくださいました。皆さんとお会いするのは約2年ぶり。久しぶりにお会いできたので、とても嬉しかったです。道場では、パラリンピックに出場できた嬉しさ、負けた悔しさ、また選手村の様子など、出場した選手でないとわからない貴重なお話を沢山してくださいました。すでに2024年のパリパラリンピックへの準備を始めているそうです。きっと東京パラの経験が、次に活かされることでしょう。

 

 

 

 

 小川さんの銅メダルも見せていただきました。初めて見たパラリンピック銅メダルの輝き、持った時の重みは、直接触れた人にしかわからないと思います。本物はやはりすごいですよ。しかも優しい小川さんは、「銅メダルを首にかけますか?」と言ってくださいました。(正直、そのお言葉を待っていました。)そして、お二人と一緒に記念撮影。この写真は一生の宝物です。


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 今回は残念ながら塾生様たちとの交流はできませんでした。次回はぜひ柔道衣を着て一緒に稽古をしていただきたいです。

 後日、東京パラリンピック選手が来塾されたことを知ったあるお子さんは、『まいんど』(全柔連広報誌)に掲載されたパラリンピック選手の特集記事をじっくり読んでいました。東京パラリンピック前に視覚障害者柔道について学ぶ機会を設けたので、興味を持ってくれたのかもしれません。今後も塾生の皆さんにパラ柔道の情報を発信し続けようと思います。

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 改めまして、工藤さん、小川さん、仲元先生、咲柔館にお越しくださりありがとうございました。皆さんから元気を一杯いただきました。2年7ヶ月後のパリパラリンピックに向かって、これからも笑顔で走り続けてください。これからもずっと応援しています。


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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n72a6de7ecd5b


2022-01-15 18:10:00

コラム「お母さんを助けた柔道の心と技」(子どもクラス)

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咲柔館コラム134
お母さんを助けた柔道の心と技

 

 

 

 

 柔道は、自分だけではなく、相手を守る力も身につけることができます。先日、そのことを実感する感動的な出来事がありました。

 

 

 

 

 咲柔館に通う5歳のお子さんは、柔道を始めて7ヶ月。この日も「こんにちは~!」と元気に道場に来ました。「明けましておめでとう。今年も柔道がんばろうね。」新年の挨拶をし、お子さんが道場に上がろうとした時、その出来事は起きたのです。お母さんが靴を脱ごうと、かがもうとした際に、少しよろけてしまいました。「あっ、危ない!」私がそう思った瞬間、なんと、お子さんがお母さん腕を、その小さな両手で力強く引っ張り上げたです。それは、柔道で相手を投げた時の動作と全く同じでした。

 

 

 

 

「強い人は優しいんだよ。相手を投げる時は、しっかり袖を引っ張って、守ってあげようね。」投技の練習をする時は、毎回このように話しています。5歳のお子さんも、投げた後に相手の袖を引く習慣が身につきました。ただ、この動作が、日常の場面でとっさに出たのには驚いています。もともと怪我につながるようなバランスの崩し方ではなかったものの、お子さんのお陰で、お母さんは服をよごさずにすみました。

 

 

 

 

 彼には「今はお母さんが君を守ってくれているね。でもね、いつか君がお母さんを守る日が来るんだよ。柔道で大切な人を守れる力をつけようね。」と話したことがあります。その話を覚えているかどうかはわかりませんが、反射的にお母さんを守った彼の行動に感動しました。お母さんも、私も、そして本人も、みんなニコニコ。新年早々、心が温かくなりました。

 

 

 

 

 受身を身につけることで怪我の防止につながる、挨拶ができるようになり、礼儀正しくなる、など柔道は普段の生活に生きることも多いです。今回は、そのことを改めて実感した一コマでした。やっぱり、柔道はすばらしい。今年も道場のお子さんたちの成長が楽しみです。





※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n4b2cf660a025


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