おしらせ

2024-09-26 16:35:00

📝千段の石段を昇ってわかった44歳の体力~体の動かし方講習の下見に行ってきました~

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咲柔館コラム288
千段の石段を昇ってわかった44歳の体力~体の動かし方講習の下見に行ってきました~

 

 

 

 

 「いつか富士山に登ってみたい」。山登りの経験は2度しかない私ですが、こんな夢を持っています。先日、富士山の登山ガイドをされている方とお会いする機会があり、普段どんなトレーニングをされているのか教わりました。

 登山の日程が決まると、その1週間前に栃木市にある「あじさい坂」(太平山)を昇り、筋力の向上を図るそうです(1週間内に3回)。これは、コンディションの確認も兼ねており、「60分以内に3往復」が富士山ガイドを安全に行うために必要な体力とのこと。ちなみにあじさい坂は約千段。1往復20分というのはかなりのハイペースです。

 

 

 

 

 実は、あじさい坂は私にとって青春の象徴なんです。高校時代、全国大会出場を目指して朝練習でよく昇っていました。特に高校2年の10月から高校3年の夏の大会が終わるまでは、ほぼ毎日昇り続け、脚筋力と心肺機能がかなり向上し、同時に忍耐力や自信もつきました。

 そんな思い出深いあじさい坂ですが、最後に昇ったのがいつかは覚えていません。確か40代になりたての頃だったような…。「44歳の今、昇ってみたらどうなるだろう」と思った私。「富士山への第一歩になるかもしれない」ということで、早速挑戦してきました。久しぶりに千段を昇り降りした感想は以下の通りです。

 

〈昇り〉約18分

・約3分で大腿四頭筋(太ももの前面)がきつくなる。

・約5分で息が上がり出す。

・1分程度の休憩を2回入れ、脚パンパン、息ぜーぜーでゴール(太平山神社)。

 

〈降り〉約10分

・太ももの疲れからか、足首がふらつき、1度だけ足を踏み外しそうになる。

・降りきった時の達成感は最高!

 

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ここで半分くらい

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どこまで続くのだろう…

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ゴール(太平山神社)は目の前!でもここがつらい!

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私のパワースポットである太平山(おおひらさん)神社

 

 

 

 

 自然の中を歩くと気持ちが良いですね。やっぱりあじさい坂はいいなあ。ただ、今回昇ってみて、体力の衰えをかなり感じました。高校生当時は、100㎏の身体で走って昇り降りしていました。30代中盤までは、なんとか走って昇ることができましたが、今走ったら50段くらいで動けなくなりそう…。富士山への道のりはかなり遠いです…。

 富士山のためだけはでなく、生涯柔道のため、そして、いつまでも元気に生活するためには、何かを変えなくてはいけません。それは単に筋肉をつけるだけでなく、「体の上手な動かし方」も同時に身につける必要があると感じています。

 

 

 

 

 実は、今回あじさい坂に行ったのには、自分の体力を知るためだけではなく、もう1つ目的があります。それは、10月に開催する体の使い方に関するイベントの下見です。

 10月5日(土)に「中高生・大人クラス」の準備体操と補強運動を考案された山口敬志さん(スポーツトレーナー)が、咲柔館でイベントを開催します。その名も「快適な身体で日々を快適に暮らそう〜階段や山を登ると膝が痛くなりやすい方の股関節の使い方〜」

 

 

 以下、山口さんからのメッセージです。

 

 

 階段や山に登ると膝が痛くなりやすい方に向けて、自分で自分の身体を上手に扱う技術やセルフケアの知識を講義と実地トレーニングにてお伝えします。

 自分の足で歩き続けるため、もっと筋力をつけるため、と一生懸命階段を使ったり、山に登ったりしているけど、頑張れば頑張るほど痛くなる膝。もしかしたら酷使しすぎて悲鳴をあげているのかも!?そんな身体の声を聴き、日常を丁寧に暮らすためにも股関節の動かし方や、筋肉を緩める技術を習ってみませんか?

 今回は栃木市の柔道教室「咲柔館」のご協力を得て、前半は畳の上で身体の使い方レクチャー、後半は太平山にある階段(バスで約10分)に移動して実地練習を行います。習ったことをしっかりと使えるようになりたい方にオススメの内容です。ご興味のある方はお早めにお申し込みください。

 

 

【こんな方に向いています】

・動くと膝が痛くなりやすい方

・快適な動き方を身に付けたい方

・自然を感じたい方(あじさい坂&太平山)

・熱い人(山口さん)と接して心を発動したい方

※中学生・高校生から大人の方まで、何歳でも参加できるイベントです。

 

 

本イベントの詳細・お申し込みはこちらをご覧ください

https://shojukan.com/info/5917758

 

 

 

 

 山口さんの講習を受け、どのような変化が起こるのかとても楽しみです。皆さんで一緒に体の上手な動かし方を学び、あじさい坂を元気に登ってみましょう。きっと人生を豊かに、元気に送るためのヒントが沢山見つかると思いますよ。皆さんのご参加を心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 太平山神社から筑波山が見えました。富士山ガイドの方いわく「富士山を登るために、まずは筑波山を登りましょう」。筑波山が「こっちに来いよ~!」と呼んでいるような気がしました。

 トレーニングを少しずつ重ね、夢を叶える準備として筑波山に挑戦してみたいです。

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「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/ne3f975f457b7

 

 

2024-09-24 15:55:00

🎃2024年10月稽古予定🎃

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いつも咲柔館ホームページをご覧になってくださりありがとうございます!
2024年10月の稽古予定を掲載いたします。

より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちらです。

pdf カレンダー 2024年10月.pdf (0.24MB)



〈お知らせ〉

10/5(土)体の上手な動かし方 講座&実践

「中高生・大人クラス」の準備体操・補強運動を考案されたスポーツトレーナーの山口敬志さんが、10/5(土)に咲柔館で体の使い方に関するおもしろいイベントを開催します。


【イベント名】

快適な身体で日々を快適に暮らそう
〜階段や山を登ると膝が痛くなりやすい方の股関節の使い方〜


【日時】
10/5(土)
12時~16時30分頃


【場所】
文武一道塾 咲柔館(講座)
太平山あじさい坂(実地練習)

【内容】
①階段や山登りでなぜ膝が痛くなりやすいのかを解説します。
自分でできるケアの方法や膝に負担をかけない動き方などを分かりやすくご案内します。
 

 【当日の流れ】
12時     咲柔館にて講義&実技(約90分)

13時45分  太平山入り口へ移動/バスにて約10分

14時     階段を活用して実地練習(約120分・休憩あり)

16時     太平山神社周辺にて終了。 

※16時21分のバスにて栃木駅へ
※希望者は、終了後に綾川へのパーソナルトレーニング指導を見学可能です(約60分) 

 【料金】
6,000円
※咲柔館の塾生様は割引価格でご参加いただけます。詳しくは、一斉配信メールをご覧ください。 

【お申込み締め切り】
10月2日(水)19時まで


イベントの詳細とお申し込み方法はこちらをご覧ください。

https://shojukan.com/info/5917758





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咲柔館は、お子さんから大人の方まで、初心者の方やブランクがある方でも柔道を楽しめる道場です。柔道にご興味がある方は、お気軽にお越しください。

見学・体験のお申し込みはこちらからお願いします。

https://shojukan.com/contact


それでは、10月もよろしくお願いいたします。
 

 

 

2024-09-19 12:02:00

📝何歳になっても「挑戦」で人生は輝く(中高生・大人クラス)

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咲柔館コラム287
何歳になっても「挑戦」で人生は輝く

 

 

 

 

 皆さんは、最近緊張したことがありますか。緊張はあまり心地よくないので、なるべくそういう場面は減らしたいですよね。ただ、「緊張することがない」というのは、あまり「挑戦をしていない」ということなのかもしれません。

 

 

 

 

 挑戦には失敗のリスクがつきもの。それに新しいことを始めるのは正直面倒くさい。だから避けたくなるものも当然です。何事もなく、日々を平穏に過ごしたいですよね。

 ただ、挑戦をしてみると、エネルギーがだんだん湧いてきて、人生が生き生きとしだします。 

 咲柔館の大人クラスには20代から70代の方が通われており、そのほとんどが、大人になってから柔道を始めた方たちです。大人になってから新しい習い事、しかも柔道を始めるというのは素晴らしい挑戦だと思います。

 ちなみに、私はずっと憧れていた「沖縄三線」を2019年に習い始めてみたのですが、3ヶ月で止めてしまいました。当時はコロナ禍で、止めざるを得なかったのですが、もう今なら再開できるはず…。勇気を持って柔の道に一歩踏み出し、ご自身のペースでコツコツと稽古に励み続けている塾生の皆さんは本当にすごいと思います。

 

 

 

 

 塾生様の中には試合に出たり、黒帯に挑戦される方もいらっしゃいます。9月末の昇段審査会には2名の方が挑戦。昇段審査内の試合に向け、大人の方同士で、時には元気一杯の中学生や高校生とも乱取りを頑張っています。何歳になっても挑戦し続けるその姿勢は本当にかっこいいです。

 挑戦は成長や自信につながります。たとえ結果が期待通りでなかったとしても、挑戦した経験で得られたものは、必ず人生の糧となるはずです。加えて、挑戦は周りの人も元気にします。オリンピックやパラリンピックの選手たちの姿に、感動や勇気をもらった方も多いのではないでしょうか。黒帯に挑戦する塾生さんたちの姿に刺激を受け、「次は自分も挑戦してみたい!」と思っている方もいらっしゃるようです。挑戦は良い連鎖につながり、元気をどんどん増やします。

 

 

 

 

 挑戦は大きなものでなくてもいいし、人と比べる必要もありません。柔道でいうと、「習った技を乱取りで3回かけてみる」といったものからで良いと思います。

 柔道以外の挑戦も同じです。漢字検定や英語検定を受けてみる、昔途中まで読んだ本をもう1度開いてみる、朝10分だけ散歩に行ってみる、カレーをスパイスから作ってみる、今ままで着たことのない色の服を着てみる、など自分の心がわくわくするような自分サイズの「ちょこっと挑戦」を生活の中に入れていくと人生は楽しくなりそうですね。こうした挑戦は、生活に心地よい緊張感を生み、人生を輝かせます。

 

 

 

 

 咲柔館は、「柔道をやってみたい」「久しぶりに柔道を再開したい」という方の挑戦を応援しています。柔道にご興味がある方は、気軽に道場にお越し下さい。これからも皆さんが安心して一歩を踏み出せる環境作りを心がけていきます。柔道を通し、生き生きとした豊かな人生を送りましょう。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/ne84274f6d387

 

 

2024-09-18 09:01:00

「体の上手な動かし方 講座&実践」(イベントのお知らせ/10/5(土)開催)

イベントのお知らせ

体の上手な動かし方 講座&実践 

 

 

「中高生・大人クラス」の準備体操・補強運動を考案されたスポーツトレーナーの山口敬志さんが、10/5(土)に咲柔館で体の使い方に関するおもしろいイベントを開催します。


まずは、山口さんのご紹介です。


【講師紹介】
 

山口 敬志(やまぐち たかし)

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・1981年6月9日 生まれ
・栃木県下野市石橋 出身
・埼玉県さいたま市 在住

パーソナルトレーナーとして約15年間活動中。「健康革命家」として、一人ひとりの価値観やライフスタイルを尊重した運動・健康指導を実施。元気に明るく快適に生活したい人々をサポート。
「自分の健康は自分で守る」をモットーに、柔軟な発想でいかにその方が健康で元気になれるかという視点からアプローチしている。
その他、リトリートやトレッキング等、様々なアウトドアイベントも実施中。

〈資格〉
・健康運動指導士・日本コアコンディショニング協会マスタートレーナー・本質ダイエットマスターコーディネーター・小学校教員・特別支援学校教員・中学生教員・高校保健体育教員 等多数

 

山口敬志さん ホームページ

https://www.k-kakumei.com/

 


山口さんからのイベント紹介です。

快適な身体で日々を快適に暮らそう
〜階段や山を登ると膝が痛くなりやすい方の股関節の使い方〜

階段や山に登ると膝が痛くなりやすい方に向けて、自分で自分の身体を上手に扱う技術やセルフケアの知識を講義と実地トレーニングにてお伝えします。
自分の足で歩き続けるため、もっと筋力をつけるため、と一生懸命階段を使ったり、山に登ったりしているけど、頑張れば頑張るほど痛くなる膝。もしかしたら酷使しすぎて悲鳴をあげているのかも!?そんな身体の声を聴き、日常を丁寧に暮らすためにも股関節の動かし方や、筋肉を緩める技術を習ってみませんか?
今回は栃木市の柔道教室「咲柔館」のご協力を得て、前半は畳の上で身体の使い方レクチャー、後半は太平山にある階段(バスで約10分)に移動して実地練習を行います。習ったことをしっかりと使えるようになりたい方にオススメの内容です。ご興味のある方はお早めにお申し込みください。

 


【こんな方に向いています】
・動くと膝が痛くなりやすい
快適な動き方を身に付けたい方
自然を感じたい方(あじさい坂&太平山)
熱い人(山口さん)と接して心を発動したい方
※中学生・高校生から大人の方まで、何歳でも参加できるイベントです。



【日時】

10/5(土)
12時~16時30分頃
※昼食をすませてご参加ください

 


【場所】
文武一道塾 咲柔館(講座)
太平山あじさい坂(実地練習)

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あじさい坂で身体の上手な使い方を学びます



【内容】
①階段や山登りでなぜ膝が痛くなりやすいのかを解説します。
自分でできるケアの方法や膝に負担をかけない動き方などを分かりやすくご案内します。

 

 【当日の流れ】
12時     咲柔館にて講義&実技(約90分)

13時45分  太平山入り口へ移動/バスにて約10分

14時     階段を活用して実地練習(約120分・休憩あり)

16時     太平山神社周辺にて終了。 

※16時21分のバスにて栃木駅へ
※希望者は、終了後に綾川へのパーソナルトレーニング指導を見学可能です(約60分)

 

 【料金】
6,000円

※咲柔館の塾生様でイベントの運営を若干お手伝いしてくださる方は割引価格をご提示いたします。詳しくは、塾生様への一斉配信メールにてご確認ください。

 

【お申込み締め切り】
10月2日(水)19時まで



【お申し込み方法】
・塾生様

 メール・お電話、もしくは稽古時にお申し出ください。

・塾生様以外
 こちらよりお申し込みください
 ⇩
 https://shojukan.com/contact

※お申し込み後、集合時間や持ち物などの詳細をご連絡いたします。



☆このイベントを開催するに至った経緯はこちらをご覧ください(山口さんブログ)

https://blog.goo.ne.jp/weed_soul5669/e/d382c824840bc608a0ff2ce81150cc41?fm=rss




この機会に自分の身体の使い方を見直してみませんか。
きっと快適に日々の生活を送るためのヒントが見つかると思います。
何歳になっても健康で楽しい人生を送るために、柔道の動きをより良くするために、ぜひこちらのイベントにご参加ください。
皆さんと道場でお会いするのを楽しみにしております。

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2024-09-12 10:22:00

📝畳の上で輝く柔道家たち~柔道の価値が広がるJUDO EXPO~

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咲柔館コラム286
畳の上で輝く柔道家たち~柔道の価値が広がるJUDO EXPO~

 

 

 

 

 9/7(土)、ユウケイ武道館(宇都宮市)において開催された「JUDO EXPO2024」に参加しました。このイベントは、宇都宮市の柔道教室「葵陽塾」さんが主催されたイベントで、テーマは「柔道を知っていなくても、知らなくても 誰もが気軽に参加できる 柔道の祭典」です。

 咲柔館からは23名(子どもクラス7名、中高生・大人クラス6名、保護者様とご家族10名)が参加されました。塾生様だけでなく、ご家族の皆さんにとっても、柔道の価値を再発見する良い機会になったと思います。

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咲柔館の皆さん

 

 

 

JUDO EXPOの実施内容は以下の通りです。盛りだくさん!

 

【体験コーナー】

午前中

・親子転び方教室

・柔の形体験会

・柔道クイズ大会←私はここを担当しました。

・大人のための親善試合

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親子転び方教室

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柔の形体験会

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大人のための親善試合


 

午後

・佐藤正樹選手の講演(デフリンピック啓発事業)

・交流練習会

・寝技遊び体験会

・柔道けんこう体操

・ID柔道体験会

・けがを防ぐトレーニング講座

・疲れを残さないアフターケア講座

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佐藤正樹選手の講演(デフリンピック啓発事業)

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交流練習会

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柔道けんこう体操


【展示ブース】

・デフリンピック啓発ブース~栃木県聴覚障害者協会~

・オリンピックと柔道~葵陽塾 夏の調べ学習~

・柔道家の絆~山形県戸沢村 災害ボランティアの記録~

・ワーキングホリデー柔道

・柔道けんこう体操 実戦事例の紹介

・「柔の形」を学ぼう

・文武両道相談所

・柔道にイノベーションを!~judo3・0活動紹介~

・ID柔道とは?~世界一やさしい柔道の秘密~

・柔道衣を着て写真を撮ろう

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柔道にイノベーションを!~judo3・0活動紹介~

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文武両道相談所

 

 

 

 

 私自身も今まで知らなかった柔道の価値を発見でき、とても充実した1日となりました。1つひとつのコーナーやブースが素晴らしく、書きたいことは沢山あるのですが、全体を通して私の印象に残っているのは「女性柔道家の生き生きとした姿」です。

 親善試合に参加された女性の方もおり、中には初めて試合に出た方や、遠方より試合のために駆けつけたママさん柔道家もいらっしゃいました。全力で技をかけあいつつも、審判の「待て」の声がかかるとお互いに笑顔。親善試合の名にふさわしい心温まる場面が沢山ありました。

 他にも素敵な女性柔道家が多く参加されていました。柔らかい動作で柔道の稽古ができる「柔の形」を優しくご指導くださった先生方。親子で楽しめる「受身体験」を担当された幼児柔道指導のスペシャリストの先生。乱取りで中学生や高校生の技を笑顔で受けまくったママさん柔道家。「文武両道相談所」で、小学生の相談に丁寧に対応してくださった学生さん。皆さんの柔道に対する情熱、相手に対する優しさは、まさに柔道家の鏡です。お一人おひとりの柔道衣姿がとても輝いて見えました。

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幼児柔道指導のスペシャリストの先生

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ママさん柔道家同士で打ち込み

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中学生・高校生の技を笑顔で受けまくるママさん柔道家

 

 

 

 

 柔道の創始者である嘉納治五郎師範は、「女子柔道の中に柔道の本質がある」と考えられてたそうです。ただ、残念なことに、現在、女性柔道家の数は多くありません。柔道人口のうち、女性は全体の約20%、女性指導者は約8%という少なさです(2023年時点の全柔連登録者)。もしかすると「女性が柔道をやりづらい」という壁が、柔道界にあるのかもしれません。今回のJUDO EXPOを含め、この壁を少しずつなくし、女性がもっと気軽に柔道を楽しめる環境を整えることが、柔道界をより良くするための鍵だと感じています。

 

 

 

 

 葵陽塾代表の菅野先生が、イベントの終わりにこんなことを話されていました。「JUDO EXPOは、『楽しかった』『勉強になった』で終わってしまっては、あまり意味がないです。今日感じたこと、学んだことを我々1人ひとりが行動に移すことが大切です。」私はこれを聞いて、相田みつをさんの「感動とは感じて動くと書くんだなあ」という言葉を思い出しました。私自身も今回の貴重な経験を今後の稽古や活動にしっかり生かしていきたいと思います。

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葵陽塾代表・菅野先生(左)

 

 

 

 

 柔道家が輝くのは金メダルをとった時だけではない。1人ひとり、それぞれの輝き方、輝く場所がきっとある。そんなことを感じたイベントでした。最後になりますが、何ヶ月も前から入念に準備を行い、柔道の価値が広がる素晴らしいイベントを開催してくださった葵陽塾の皆さま、本当にありがとうございました。また、楽しい時間を共有させていただいた参加者の皆さまにも心より感謝申し上げます。またみんなで柔道しましょう!

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館




※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n1a0a86c3099b

 

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