おしらせ
2023-05-31 11:05:00
📝コラム「黒帯を目指して一歩ずつ」(中高生・大人クラス)
咲柔館コラム230
黒帯を目指して一歩ずつ
中高生・大人クラスに通われている皆さんのご入塾動機は様々ですが、多いのは運動不足解消などの「健康面」に関すること、そして「昇級・昇段」です。多くの方が「黒帯」に憧れを抱かれており、その達成に向けて日々準備を重ねています。
ちなみに、栃木県の昇級・昇段の審査内容は以下の通りです。
【2級】
・礼法
・受身(後受身・横受身・前回受身)
【1級】
・試合で2勝以上
・投の形(手技)
【初段】
・試合で6勝以上
・投の形(手技・腰技・足技)
つまり、黒帯になるためには、①試合で勝つこと・②形を身につけること、の2つが必要です。そう簡単に黒帯にはなれませんね。そこで、文武一道塾 咲柔館では、審査会に参加する上での目安を設定しています。
【文武一道塾 咲柔館 審査会参加許可の目安】
・「週1回」以上の稽古を概ね「1年半以上」継続している。
・咲柔館独自の「審査会許可試験」に合格している。
※審査参加許可試験
①礼法・②受身・③打ち込み・投げ込み・④形・⑤乱取り(3分×5本程度)
咲柔館では、1年半以上稽古を積んでいない方は審査会への参加を控えていただいています。確かにすごく体力がある方、技の覚えが早い方が集中的に稽古をすれば、半年くらいで黒帯になれるかもしれません。でも、急いで黒帯になることのリスクもあります。
1番は怪我をする、させる危険性があるということ。受身がしっかりと身についていないと、怪我の危険性がとても高まります。そして、勝つことにこだわりすぎると、相手が怪我をするような投げ方や受け方をしかねません。安全に投げられる、安全に投げられるために必要な心技体が整うまでには時間がかかるものです。一夜漬けで覚えた試験内容をすぐに忘れてしまうように、付け焼き刃的な準備で昇級・昇段試験に臨んでも、得られるものは多くありません。
また、そもそも昇級・昇段は、稽古の「目的」ではなく、成長するための1つの「手段」です。大切なのは審査会までの準備期間、審査会当日の経験を通した人間的成長です。打ち込みで一つひとつの技を覚える。地道なトレーニングで体力をつける。そして、稽古や書物を通して柔道の心を学ぶ。こうした日々の稽古を続けた自分が、どれ位成長しているかを確かめる場が審査会です。
黒帯になった時には、「黒帯はゴールではなく、新たなスタート」という気持ちを持ち、更なる高みを目指していただきたいと思います。
今年の審査会には、多くの塾生様が挑戦する予定です。塾生の皆さまには、「審査会で『良い礼・良い技・良い受身』が自然と出る『かっこいい柔道』をしたいですね。」とよく話しています。受かっても、受からなくても、何らかの成長を得られる審査会にするために、みんなで柔道を楽しみつつ、1歩ずつ黒帯への道を進んでいきます。
最後に昇段に関する塾生様の言葉を2つご紹介します。
「80歳までに黒帯になれればいいなあと思って気長に稽古を続けます。」(70代の塾生様)
「ぼくは、赤白の帯になるまで柔道をやろうと思うよ。」(5歳のお子様)
※赤白の帯=紅白帯(六段)
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nbd7e4de3bd40
2023-05-30 12:01:00
📝コラム「本好きな子になあれ」(子どもクラス)
咲柔館コラム229
本好きな子になあれ
「もっと本を好きになってほしい」という願いを込めて、4月から「読み聞かせタイム」を始めました。読む本は稽古毎に変えているでの、沢山本が必要です。そこで、定期的に栃木市の図書館に本を借りに行っています。「〇〇ちゃんはこの本を読んだら心が動きそうだな」「〇〇君は動物が好きだからこの本を読んだら喜ぶかな」1人ひとりのお子さんが聞いている時の顔を想像しながら本を選ぶのはとても楽しいです。
まだまだ始めたばかりの読み聞かせです。だから、予想外のこともしばしばあります。「子どもたちが喜ぶぞ!」 と思って選んだ本を実際に読んでみると、何人かウトウトしていたり…。逆にお子さんたちが本の内容や絵に興味を持ちすぎて、話が止まらなくなったり…。
お子さんたちが本の世界に入ったな、と実感できる日は少ないです。でも、まだ始まったばかり。私自身が経験を積む中で、色々なことに気づき、学んで、より良い読み聞かせを実践したいと思います。何よりお子さんたちと一緒に本の世界を楽しみたいです。
読み聞かせを始めて嬉しいことが1つ。ある保護者様がお子様のお家での様子を教えてくださいました。
「息子は家に帰ってから妹に読み聞かせをしてくれるようになりました。道場で先生がやってくれているのを真似しているのかもしれませんね。」
本を介して人と人とがつながる。本にはこうした力もあります。本ってやっぱり素敵ですね。読み聞かせが、道場に来る楽しみの1つになってくれたら嬉しいなあ。さあ、今日はどんな本を一緒に読もうか。
※コラム「本は一生のともだち~読み聞かせタイム始めました~」
⇩
https://note.com/shojukan/n/na306485c1abe
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nc05fc38054ce
2023-05-25 11:13:00
🐸6月の稽古予定🐌(ママ・パパ向け体験会、中高生・大人クラス日曜稽古あり)
いつも咲柔館ホームページをご覧になって下さりありがとうございます!
6月の稽古予定を掲載いたします。
より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちらです。
↓
カレンダー 2023年6月.pdf (0.19MB)
【お知らせ】
①6月24日(土)「ママ・パパの柔道体験会」
13時30分~15時30分
お子さんの柔道を見て自分もやってみたくなった・お子さんに柔道をやらせる前に自分が体験してみたい・お子さんと一緒に柔道の話がしたい、そんな保護者様のための柔道体験会です。
詳細・お申し込みはこちらをご覧ください
⇩
https://shojukan.com/info/5165658
②6月25日(日)「中高生・大人クラス 日曜稽古」
10時~12時
栃木市総合体育館の柔道場で日曜稽古を行います。
※栃木市総合運動公園HP(https://tochigi-park.com/gymnasium/)
〈集合時間・場所〉
9時40分までに体育館入口内の受付付近
〈稽古内容〉(予定)
・準備体操
・補強運動
・受身
・足技の研究
・打ち込み、投げ込み
・乱取り 2~3分×5本程度
・寝技の研究
・寝技の乱取り 30秒×5本程度
☆ご参加される場合は、前日20時までにメール・お電話でご連絡ください。
☆ご入塾を検討されている方を対象とした見学も受け付けております。
こちらからお申し込みください。
⇩
https://shojukan.com/contact
①・②ともにお気軽にご参加下さい。
咲柔館は、お子さんから大人の方まで、初心者の方やブランクがある方でも柔道を楽しめる道場です。柔道にご興味がある方は、お気軽にお越しください。
見学・体験のお申し込みはこちらからお願いします。
↓
https://shojukan.com/contact
2023-05-24 11:13:00
「ママ・パパの柔道体験会」6/24(土)開催のお知らせ
※上記画像のPDFファイルはこちら→ ママ・パパの柔道体験会 2023・6/24(土).pdf (0.15MB)
「ママ・パパの柔道体験会」を6月24日(土)に開催いたします。お子さんの柔道を見て自分もやってみたくなった・お子さんに柔道をやらせる前に自分が体験してみたい・お子さんと一緒に柔道の話がしたい、そんな保護者様のための柔道体験会です。体験後には子育てに関する勉強会も行います。柔道のわざ・こころを学んでみたい方は、ぜひご参加下さい。
日時:6月24日(土)13時30分~15時30分
会場:文武一道塾 咲柔館
対象:柔道をやってみたいママ・パパ・おばあちゃん・おじいちゃん
定員:10名 ※先着順
内容:前半:柔道の基本動作・受身・技 ※柔道衣は着ないで行います
後半:子育て勉強会 「子どもが自立するために必要なサポート」
参加費:3,000円(税込)
※咲柔館の保護者様は、2,000円(税込)に割引いたします。
※当日現金でお支払いください。
〈お申し込み方法〉
・咲柔館保護者様…稽古時に直接 もしくは お電話・メールにて
・一般の方…①咲柔館HP「体験・見学」より
→https://shojukan.com/contact
②お電話にて
070-4330-5718(9時~18時)
※お申し込みをいただいた方には当日の詳細をお知らせいたします。
〈お申し込み締め切り〉
6月23日(金)20時まで
強度の高い運動は行いませんので、普段あまり運動をされていない方でも大丈夫です。ぜひお気軽にご参加ください。皆さんで一緒に柔道、子育てについて楽しく学びましょう。
2023-05-23 13:04:00
📝コラム「受身の稽古でたくましくなろう」(子どもクラス)
咲柔館コラム228
受身の稽古でたくましくなろう
柔道場では受身の稽古を何回もします。その目的は、言うまでもなく「自分の身を守る術を身につけるため」です。この事は、お子さんたち全員がしっかりと理解しています。でも、最近「実は、受身の目的には続きがあるんだよ。」とお子さんたちに教えました。その目的とは、「立ち上がるため」です。
以前、ある高校の先生が稽古中にこうおっしゃっていました。「投げられて受身をしたら、すぐに立ち上がりなさい。そして、すぐにまた相手と組み合いなさい。いつまでも投げられた余韻にひたってどうする。」
私も稽古の時に、投げられたのがあまりに悔しくて10秒以上寝たままでいた経験が何度もあります。だから、この言葉は自分に言われているような気がしました。
柔道も人生もうまくいかないことは沢山あります。悔しくて、みじめな気持ちになることもあるでしょう。でも、その気持ちをずっと引きずっていても良いことはありません。ばんっと気持ちよく受身をとったら、すぱっと気持ちを切り替えて、すっくと立ち上がることが大切です。
受身をすれば、怪我をしない。怪我をしなければ、また挑戦できる。転んでも、負けても、失敗しても受身をとって立ち上がる。お子さんたちには、柔道を通してそんなたくましさを身につけてほしいと思います。
最後に相田みつをさんの「受身」という詩をご紹介します。
受身
柔道の
基本は受身
受身とは
ころぶ練習
まける練習
人の前にぶざまに
恥をさらす稽古
受身が身に
つけば達人
まけることの尊さが
わかるから
みつを
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ne63e3b3f7e4b