おしらせ

2023-05-23 13:04:00

📝コラム「受身の稽古でたくましくなろう」(子どもクラス)

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咲柔館コラム228
受身の稽古でたくましくなろう

 

 

 

 

 柔道場では受身の稽古を何回もします。その目的は、言うまでもなく「自分の身を守る術を身につけるため」です。この事は、お子さんたち全員がしっかりと理解しています。でも、最近「実は、受身の目的には続きがあるんだよ。」とお子さんたちに教えました。その目的とは、「立ち上がるため」です。

 

 

 

 

 以前、ある高校の先生が稽古中にこうおっしゃっていました。「投げられて受身をしたら、すぐに立ち上がりなさい。そして、すぐにまた相手と組み合いなさい。いつまでも投げられた余韻にひたってどうする。」

 私も稽古の時に、投げられたのがあまりに悔しくて10秒以上寝たままでいた経験が何度もあります。だから、この言葉は自分に言われているような気がしました。

 柔道も人生もうまくいかないことは沢山あります。悔しくて、みじめな気持ちになることもあるでしょう。でも、その気持ちをずっと引きずっていても良いことはありません。ばんっと気持ちよく受身をとったら、すぱっと気持ちを切り替えて、すっくと立ち上がることが大切です。

 

 

 

 

 受身をすれば、怪我をしない。怪我をしなければ、また挑戦できる。転んでも、負けても、失敗しても受身をとって立ち上がる。お子さんたちには、柔道を通してそんなたくましさを身につけてほしいと思います。

 

 

 

 

 最後に相田みつをさんの「受身」という詩をご紹介します。

 

 

受身

 

 

柔道の

基本は受身

受身とは

ころぶ練習

まける練習

 

人の前にぶざまに

恥をさらす稽古

 

受身が身に

つけば達人

 

まけることの尊さが

わかるから

 

みつを

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ne63e3b3f7e4b