おしらせ

2021-03-31 14:39:00

咲柔館コラム65 子どもたちに「稽古開始」の号令を任せる理由🕒

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 皆さんは学生時代、「キ~ンコ~ン カ~ンコ~ン♪」の音で慌てて着席した経験はありませんか。私は、中学、高校時代に「コラ~!!」と先生に叱られながら教室に入った経験が何度もあります。「チャイムを守りなさい」。これは学校生活で何度も教わることです。しかし、「チャイムがない学校」も存在するのをご存じですか。私が以前見学をさせていただいた栃木県のある中学校は、チャイムがないにも関わらず、全クラスが授業の開始時刻前に着席し、整然と授業を受けていました。それは集会や行事なども同様で、先生が指示をしなくても、決められた時刻に全校生徒が集合するそうです。

 学校全体に落ち着いた時間が流れているように感じました。生徒さんたち、先生方の穏やかな表情がとても印象に残っています。


 

 

 時計を見て行動する習慣はとても大切です。この習慣を身につけるために、咲柔館では稽古開始の号令をお子さんたちに任せています。もちろん、開始時刻を過ぎてしまうことも想定内です。そのような経験も大切な勉強だと考えています。

 先日は、開始時刻3分前に「どうぶつしょうぎ」を始めました。お子さん達は、今を全力で楽しむ達人です。私は「どうやって開始時刻に間に合せるんだろう。」と興味深く見てみました。2人とも時間が短いことは十分理解しており、どんどんコマを置いていきます。しかし、3分間で勝負をつけ、片づけまで終えるのは難しそうです。開始時刻から1分30秒過ぎた所で時間に気づきました。急いで片づけた後は、何分過ぎてしまったのかを確認です。こうした経験を重ねるうちに、お子さんたちは少しずつ時間を守れるようになっていきます。


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 この他にも、読書や宿題に集中するあまり、開始時刻に気づかない事もあります。私が「開始まであと〇分前だよ」「すぐに片づけて」と言うのは簡単です。ただ、それでは「誰かに指示、管理されなくては動けない人」になってしまう可能性があります。大切なのは、自らを律する心です。多少時間がかかったとしても、自分で時計を見て動く習慣を身につけてほしいと思います。 


 

 

 春休みになり、お子さん達はいつもと違うリズムで生活を送っています。だらだらとした日々を送ってしまう心配もあるでしょうが、ここも大きな成長のチャンスです。「〇日までに宿題を終える」「春休み中に本を〇冊読む」「〇時に寝て、〇時に起きる」といった時間や期限に関わるルールを自分、もしくは親御さんと一緒に決め、それに沿った行動を心がけることで、少しずつ自律心が養われていきます。春休みに自律した生活を送ることが、次の学年に向けた最も大切な準備です。


 

 

 柔道場では、時間を守る習慣だけでなく、礼儀作法、挨拶、言葉遣い、靴をそろえる、洋服をたたむ、掃除、整理整頓など、社会生活に必要な基本的習慣を身につけることができます。お子さん達が、道場生活で身につけた習慣は一生の宝です。「人生の土台作り」に柔道をご活用してみてはいかがでしょうか。



 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n93444aac23a9


2021-03-26 17:41:00

咲柔館コラム64 柔道で深まる兄妹の絆

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 「お兄ちゃんと一緒に柔道がやりたい!」と言い続けてきた妹さんの願いが叶いました。この日は体験稽古に参加です。初めて柔道衣を着て、にっこり。柔道衣がとても似合っています。

 

 

 

 柔道衣を着た妹さんは、いきなりお兄ちゃんに大外刈!お兄ちゃんがやっているのを見て、自然に覚えたようです。この後はなんと、背負投もかけていました。やはり、子どもってすごいですね。興味を持って見るだけで、こんなにも吸収するのだと驚いています。

 

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 よほど柔道場が楽しいのか、休憩時間中もオニこっごをしていました。オニ役のお兄ちゃんは、つかまえそうでつまかえない、絶妙な力加減で妹を追いかけます。勝ち負けよりも、一緒に楽しむことを大切にするお兄ちゃんの優しさに感心しました。

 

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 礼法も初めてとは思えない位きちんとしていました。お兄ちゃんの丁寧な礼を一所懸命に真似ている姿が微笑ましかったです。きっと、妹さんにとってお兄ちゃんは憧れの存在なのでしょう。憧れている人には、自然と行動が似てきますね。

 柔道を通して、兄妹の絆が更に深まったように感じます。

 

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 兄妹で一緒に柔道ができ、とても楽しかったようです。稽古後には、このような感想を言っていました。

 

 「妹といっしょにじゅうどうができて、とても楽しかった。」

 (お兄ちゃん 振り返りノートより)

 

 「じゅうどう、楽しかったよ。」

 (妹さん 帰り際の一言)

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 柔道には人と人との心をつなぎ、笑顔にしてくれる素晴らしい力があります。これからも柔道を通じて、沢山のお子さん達を笑顔にしていきたいです。

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n97b3e16fafde

 

 

 

 

2021-03-26 10:57:00

2021年4月予定表🌸

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いつも咲柔館ホームページをご覧になって下さりありがとうございます。
2021年4月の予定表を掲載いたします。

 

より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちら

pdf カレンダー 2021年4月.pdf (0.26MB)




暖かくなり、柔道をしやすい季節になってきましたね。4月も柔道を楽しみましょう😊
「見学・体験」も随時募集中です。春の新しい出会いも楽しみにしています🌸



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「見学・体験」のお申し込み
はこちらです。
お気軽にご連絡ください😊


https://shojukan.com/contact




2021-03-23 14:30:00

咲柔館コラム63 7㎝×9㎝の小さな広告に込めた大きな願い

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 道場を継続、発展させる上で必要な条件は、「人が集う」ことです。道場があり、元気に活動をしていれば、人が集まってくださる訳ではありません。柔道をやりたい方にどうやって道場の存在をお伝えするか、柔道に興味がない方にどうやって魅力を感じていただくか、日々試行錯誤を繰り返しています。

 全く興味がなかったSNS(Facebook・Twitter)を始めたのも、柔道と道場の魅力を発信するためです。未だに投稿する時は、どきどき、そわそわしています。でも、SNSやホームページのお陰で、「3年間柔道場を探していました」という大人の方や、「子どもに柔道をやらせたかったんです」という親御さんともつながることができ、思い切って挑戦してよかったです。

 

 

 

 

 文武一道塾 咲柔館が開館して以来、ありがたいことに色々なメディアに取り上げていただきました。道場開館までの様子を密着取材してくださったBSフジ「JUDO」を始め、地元のラジオ(FMくらら857)やテレビ(栃木ケーブルテレビ・うらら)にも出演させていただいたのは、本当に幸運であり、心から感謝しています。お陰様で色々なご縁へとつながっていきました。

 ただ、咲柔館の知名度は、地域においてもまだまだ低いのが現実です。そこで、この4月に初めて地域のフリーペーパー『iFree』(アイフリー)に広告を出すことにしました。


『iFree』ホームページ
https://ifree.world-vllc.com/

 

 

 

 

 広告枠は7㎝×9㎝で、決して大きくはありません。ただ、この63㎠に熱い想いを込めました。今回は「子どもクラス」に的を絞り、「キャッチコピー」と「写真」で道場のイメージをお伝えしたいと考えています。まずは、地域の皆さんに「咲柔館(しょうじゅうかん)」という道場名を覚えていただきたいです。

 

 

 

 

 デザイナーさんと修正を繰り返し、とても明るいイメージの広告が完成しました。ただ、著作権の関係上お見せすることができませんので、使用した写真とキャッチコピーのみをご紹介いたします。



【キャッチコピー】

 

・柔道+学習=現代の寺子屋

 

・子どもに自信を ママにゆとりを

 


【使用した写真】

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 実物をお見せできないのが残念ですが、栃木市にお住まいの方は、お家に配達されたり、色々な場所に置かれますので、ぜひご覧になってください。

 

『iFree』vol・11  

4月配布開始・配布総数4万部

各ご家庭/市役所各課窓口/子育て支援センター/市役所関連施設/ヤオハン市内全店/私立幼稚園・保育園/公立保育園/JAしもつけ各支所/市内飲食店及び各店舗

 

 

 

 

 ご覧になった方が、少しでも明るい気持ちになってくだされば嬉しいです。まだ見ぬ塾生様、保護者様にお手紙を贈る気持ちでこの広告を作りました。春の新たな出会いを楽しみにしています。

 

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n0e71c0f2fa56

 

 

 

2021-03-20 12:36:00

咲柔館コラム62 技「を」学ぶ・技「で」学ぶ

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 咲柔館では、組む稽古を少しずつ再開しています。それに合わせ、お子さんたち同士でも投げ合う稽古を始めました。いきなり技で投げ合うのではなく、まずは四つん這いの相手をひっくり返す稽古(通称「クマ受身」)からスタートです。この稽古で、投げた方は引き手を引く、投げられた方はタイミング良く受身をする習慣を身につけます。

 

 

 

 

 お子さんたちは、初めてお互いに投げ合うので、ドキドキしていたようです。相手を怪我させないようにとても気をつかっていました。自分の順番でない時もよく観察をしており、真剣さが伝わってきます。
 お子さん達は技を覚えるのが大好きです。今後も投げる稽古を段階的に進め、安全な技と受身をしっかりと身につけていきます。

 

 

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 柔道は、技「を」学ぶだけでなく、技「で」学ぶことも大切です。技術練習の過程で心を磨くこともできます。相手が受身をしやすいように引き手を引く「優しさ」、投げられた時にきちんと受身をとる「潔さ」。この「優しさ」と「潔さ」こそが「本当の強さ」です。ここで身につけたことは、柔道の稽古だけではなく、人生においても役立つと思います。

 

 

 

 

 咲柔館は、柔道「を」教えるだけではなく、柔道「で」教えることも大事にしている道場です。これからも、柔道を通して、じっくりとお子さんたちの心技体の力を育てていきます。

 

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n2842c33b7125

 

 

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