おしらせ
2022-12-20 11:43:00
コラム「柔道で心と体の姿勢を整える」(子どもクラス)
咲柔館コラム201
柔道で心と体の姿勢を整える
「姿勢を正して、黙想」。文武一道塾 咲柔館では、稽古の前後に約30秒の黙想を行っています。正座になって姿勢を正し、肩の力を抜く。目をつぶってゆっくり深呼吸をする。一見簡単に思えますが、幼児や小学校低学年のお子さんたちにとって、これはとても難しいことです。10秒も経つと、目を開けたり、手を動かしたり、時には寝転んでいたり…。でもここで焦らないのが肝心です。道場に通い続けるうちに、少しずつ背筋がぴーんと伸びるようになり、いつの間にかしっかりと黙想ができるようになります。
人間の心と体はつながっています。黙想ができるようになる、つまり、体の姿勢が良くなると、心の姿勢にも変化が生まれます。稽古に対する集中力が高まり、楽しむ部分と真剣にやる部分のけじめもつくようになってきます。それは柔道の稽古中に限りません。勉強や話を聴く時も、しっかりと集中できるようになってきます。
腰骨を立てる「立腰教育」を提唱されていた森信三先生(教育者・哲学者)は、「つねに腰骨をシャンと立てること。(中略)この一事をわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい。」とおっしゃっています。お子さんにとって、良い姿勢は一生の財産です。柔道場では、稽古の前後の礼や相手と組んでいる時など、常に「姿勢を正す練習」をしています。柔道場で身についた良い姿勢が、お家、幼稚園や小学校でも活きたら嬉しいです。
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n116d3a3e8bd7