おしらせ

2022-12-30 21:53:00

コラム「2022年の稽古が無事に終了~安心・安全な柔道の実践~」(全クラス)

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2022年の稽古が無事に終了~安心・安全な柔道の実践~

 

 

 

 

 12月29日(木)、子どもクラス、中高生・大人クラス共に2022年最後の稽古が無事に終わりました。今年は両クラス合わせて約500回稽古をしましたが、怪我や事故が「0」だったことにほっとしています。1年間安全に稽古を行うことができた要因を考えてみました。

 

 

【怪我・事故がなかった主な要因】

①受身・技の練習を段階的、体系的に行った。

②「受身も素晴らしい技の1つ」と伝え続けた結果、潔く受身を取る文化が根づいてきた。

③投げる時に相手を守るために袖を引く練習を徹底したので、乱取り中も実践できた。

④実戦的な乱取りよりも、約束乱取り(条件付き乱取り)を中心に行った。

⑤準備運動やトレーニングに時間をかけた(約30分)。

 

 怪我や事故を防ぐためには、フィジカル面だけなく、メンタル面の準備をすることも重要です。「何が何でも相手を倒す」という気持ちがあまりにも強すぎると、怪我をさせたり、怪我をすることにつながります。筋力や柔軟性を向上させ、理にかなった技や受身を身につけること。そして、「稽古中の受身は負けではない」「相手を守ることが真の上手さ、強さ」という考えを持つこと。これらを来年も徹底し、安心・安全な柔道を追究、実践していきます。

 

 

 

 

 怪我や事故はなかったものの、ハインリッヒの法則でいう「ヒヤリハット」が全くなかったわけではありません。例えば以下のようなことがありました。

 

 

・幼児や小学生低学年同士で「組んで動く練習」をした際に、力の加減が分からずに相手を全力で振り回してしまった(子どもクラス)。

・オニごっこで夢中になり、逃げている子ども同士がぶつかってしまった(子どもクラス)。

・自分の知らない技をかけられ、受身の際に手で畳を打てなかった(中高生・大人クラス)。

 

 

 これらのことが積み重なることで怪我や事故が起きてしまいます。怪我や事故の小さな芽を摘むためには、「各メニューを実施する前に注意事項をしっかりと伝える」「稽古で組むペアを配慮する」など、細やかな気配りを常に行うことが大切です。2022年の振り返りをしっかりと行い、反省点を来年に活かします。

 2023年は、より安全な柔道を目指し、「安全な技術指導研究会」を有志の先生方と開催したいとも考えています。まずは「大外刈」「内股」について皆さんと勉強会を開きたいです。開催が決まりましたら、またお知らせしますので、その際はよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 私が最初に柔道を習った先生は、「怪我をしない・させない柔道が良い柔道だ」とよくおっしゃっていました。このような柔道が実践できてこそ、子どもから大人まで、誰もが柔道場で笑顔になれます。どんなことよりも、安心・安全が第一です。今年、無事に全ての稽古が終えられたことに感謝しつつ、気を緩めずに、より安全で楽しい柔道場作りに邁進し続けたいと思います。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」  
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n9a6006d41bb6

 

2022-12-24 23:54:00

コラム「サンタさんが来てくれる「良い子」ってどんな子?」(子どもクラス)

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サンタさんが来てくれる「良い子」ってどんな子?

 

 

 

 

 今週、咲柔館にかわいいサンタさんが来てくれました。プレゼントをもらったお子さんたちは大喜び。サンタさん(サンタさんのお母様)、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 今日はクリスマスイブ。「良い子にしていればサンタさんが来てくれる。」私も小さい頃そう信じていました。それでは、サンタさんがプレゼントをくれる「良い子」とはどんな子なのでしょう。クリスマスイブの今日、稽古に来たお子さん達に聞いてみたら、こんな答えが出ました。

 「家族や友だちにあいさつができる子」「家のお手伝いをする子」「転んでいる子を助ける子」「困っている子に声をかける子」などなど。お子さん達の答えを聞いていると、ある共通点があることに気づきました。それは、「人に対する優しさ」です。

 

 

 

 

 私は、「勉強ができる子」や「親や先生の言うことを聞く子」といった答えも出ると思っていました。でも、お子さんたちの答えは「人に対して温かく接することができる」という方向性のものばかり。ひょとしたら、いつも話している「自他共栄」という柔道精神をどこかで意識していたかもしれません。お子さん達が「良い子」とは「優しい子」だと考えていることがすごく嬉しかったです。改めて、道場のお子さんたちはみんな良い子だなあ、と思いました。

 

 

 

 

 もう、お子さん達は眠っている頃でしょう。ひょっとしたらサンタさんに会いたくてこっそり起きている子もいるかな。今週も柔道や勉強をよく頑張りました。サンタさんからのプレゼントを楽しみに、ゆっくり寝てください。全国のサンタさん、色々と作戦があると思いますが、お子さんの笑顔を楽しみに頑張ってくださいね。私の知っている1番すごいサンタさんは、ブーツの足跡を雪が降る屋根の上までつけたことがあるそうです。気合いの入ったサンタさんも沢山いらっしゃると思いますが、どうぞ、安全第一でご無理なく作戦を実行されてください。私の息子は今7ヶ月ですので、来年あたりからサンタ大作戦を決行しようと思っています。何か素敵な作戦があったらぜひ教えてくださいね。

 それでは皆さま、メリークリスマス。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n2c1865d1682c

 

2022-12-20 11:43:00

コラム「柔道で心と体の姿勢を整える」(子どもクラス)

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柔道で心と体の姿勢を整える

 

 

 

 

 「姿勢を正して、黙想」。文武一道塾 咲柔館では、稽古の前後に約30秒の黙想を行っています。正座になって姿勢を正し、肩の力を抜く。目をつぶってゆっくり深呼吸をする。一見簡単に思えますが、幼児や小学校低学年のお子さんたちにとって、これはとても難しいことです。10秒も経つと、目を開けたり、手を動かしたり、時には寝転んでいたり…。でもここで焦らないのが肝心です。道場に通い続けるうちに、少しずつ背筋がぴーんと伸びるようになり、いつの間にかしっかりと黙想ができるようになります。

 

 

 

 

 人間の心と体はつながっています。黙想ができるようになる、つまり、体の姿勢が良くなると、心の姿勢にも変化が生まれます。稽古に対する集中力が高まり、楽しむ部分と真剣にやる部分のけじめもつくようになってきます。それは柔道の稽古中に限りません。勉強や話を聴く時も、しっかりと集中できるようになってきます。

 

 

 

 

 腰骨を立てる「立腰教育」を提唱されていた森信三先生(教育者・哲学者)は、「つねに腰骨をシャンと立てること。(中略)この一事をわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい。」とおっしゃっています。お子さんにとって、良い姿勢は一生の財産です。柔道場では、稽古の前後の礼や相手と組んでいる時など、常に「姿勢を正す練習」をしています。柔道場で身についた良い姿勢が、お家、幼稚園や小学校でも活きたら嬉しいです。


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「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館
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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n116d3a3e8bd7

 

2022-12-13 17:22:00

コラム「初心者にやさしい柔道教室」(全クラス)

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初心者にやさしい柔道教室

 

 

 

 

 文武一道塾 咲柔館(しょうじゅうかん)は人通りの多い道路に面しており、多くの方が稽古の様子や窓に貼ってあるチラシをご覧になります。12月から窓に貼ってある道場のキャッチコピーを変えてみました。

 

【変更前】柔道+学習+健康=新しい形の柔道教室

【変更後】初心者にやさしい柔道教室

 

 塾生様の約9割が、咲柔館で柔道を始められました。12月に入ってからも、「初心者向けの柔道教室」を探し続けられていた方たちがご入塾されています。窓に貼ってあるキャッチコピーを変えたことでどんな効果があるかは分かりませんが、「栃木市には初心者向けの柔道教室がある」という認知度が高まり、柔道に興味がある方が道場に来てくださったら嬉しいです。

 

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 このキャッチコピーの「やさしい」には2つの意味があります。

 1つめは「優しい」です。私は稽古中に塾生様が上達された点や努力された点を見つけ、お伝えすることを心がけています。初心者の方やお子さんは、できないことが多くて当然です。もし、最初からできないことばかり指摘されたら、やる気は出ません。だからこそ、温かい心で少しでも良くなった点をお伝えするようにしています。毎回小さな自信を積み重ね、楽しく稽古を続けていただきたいと思います。

 2つ目は「易しい」です。柔道の動きは複雑で、簡単な技は1つとしてありません。だからこそ、わかりやすさが大切です。体系的・段階的に練習をし、初心者の方やお子さんにもわかりやすい言葉と表現を使うことを心がけています。それは技術面だけではなく、柔道精神に関しても同様です。嘉納師範の教えを正しく、わかりやすくお伝えできるよう努めています。井上ひさしさん(小説家・劇作家)の「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」という言葉が、初心者の方やお子さんをご指導する上での指針です。

 

 

 

 

 咲柔館には、4歳から60代までの方が元気に通われています。「うちの子に柔道は難しいんじゃないかなあ」「柔道を始めるには遅すぎるよなあ」、咲柔館はそんな方たちのための柔道教室です。柔の道の第一歩目からやさしくサポートします。もし、柔道に関するご相談があれば、お気軽にご連絡ください。皆さんと道場でお会いするのを楽しみにしております。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館
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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/na9fc68f47927



 

2022-12-13 10:23:00

【スポーツ冬期講習】のお知らせ(子どもクラス)

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「スポーツ冬期講習」で色々なスポーツを体験してみませんか。

スポーツ体験と学習の両方を行える小学生向け講習が年末年始に栃木市で行われます。1月5日(木)の柔道は咲柔館が担当。みんなで楽しく体を動かし、寒い冬も元気に過ごしましょう。
柔道をやったことがないお子さん、運動が少し苦手なお子さんでも大丈夫です。裸足で楽しく体を動かしましょう。1月5日、皆さんと栃木市総合体育館でお会いするのを楽しみにしております。


【実施スポーツ】
12/27(火)ダンス+ドッヂボール
12/28(水)かけっこ+ハンドボール
1/5(木)  フットサル+テニスor柔道
1/6(金)  ラグビー+バスケ
※参加日は、1日~4日まで自由に選べます。
※1種目、約90分実施します。


☆お申し込み・詳細はこちらをご覧ください☆
↓↓↓
http://tochigi-s-comunity.com/session.html



8月に行われた「スポーツ夏期講習」の様子です。
↓↓↓
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技や受身の体験に加え、柔道の動きを使った「柔道遊び」も沢山行います。
柔道にご興味がある方は、
の機会にぜひ体験してみてください。

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