おしらせ
2023-11-28 16:37:00
📝相手の技を受ける優しさ(両クラス)
咲柔館コラム256
相手の技を受ける優しさ
何年経ってもずっと記憶に残っている乱取りがあります。そのうちの1本が高校3年生の時に、教育実習生の先輩とやった乱取りです。当時の私は、高校生最後の試合であるインターハイ予選を直前に控え、プレッシャーで精神的に追い込まれていました。先輩はそんな私の心情を察したのかもしれません。「乱取りやろう!」と笑顔で声をかけてくださいました。
組む前は、大学4年生との乱取りとあってすごく緊張しました。しかし、いざ組んでみるとそんな緊張はすぐに解けました。先輩は肩の力が抜けており、とても柔らかい組み方だったのです。そして、私がタイミング良く技をかけた時は気持ちよく投げられてくれ、そのたびに「いい技だ!」「これは試合でもかかるぞ!」と言ってくださいました。自力で投げたのでは、と錯覚するほど先輩の受け方は上手かったです。
インターハイ予選は3位で終わりましたが、あの乱取りがあったからこそ、自分を信じ、持っている力を全て出し切れたのだと思っています。約25年経った今でも先輩に心から感謝しており、先輩は私にとって理想の柔道家です。
私は受けが上手いことも良い柔道家の条件だと考えています。技が上手く、その原理も理解している。加えて心に余裕がある。だからこそ、相手の技を上手に受けてあげることができます。
咲柔館では、子どもクラス、中高生・大人クラスともに「相手の技を受けることも稽古」「相手の技を受けることで気づくことがある」とよくお伝えしています。皆さんは、11月11日(土)に行った両クラスの合同稽古でもこのことをしっかりと実践されていました。大人は子どもの技を受ける、有段者は白帯の技を受ける。こうした優しい文化があるからこそ、子どもや白帯の方でも安心して乱取りをすることができます。
私が高校時代にお世話になった先輩のように、強くて優しくて受けが上手い柔道家をこれからも増やしていきたいです。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n8808cd2a79cf
2023-11-23 06:46:00
📝人と人とのつながりを感じる山登り
咲柔館コラム255
人と人とのつながりを感じる山登り
ちょっと前になりますが、11月5日(日)に太平山(おおひらさん/栃木市)を登るイベント「栃木の山で紅葉とネパールを味わう!?太平山・あじさい坂トレリート」のお手伝いをしました。このイベントは中高生・大人クラスの準備体操を監修してくださっている「健康革命家」こと山口敬志さんが企画したものです。小学生から大人の方まで約20名が参加されました。
※山口さんホームページ
⇩
https://www.k-kakumei.com/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0/%E5%B8%82%E3%83%B6%E8%B0%B7-%E5%8D%8A%E8%94%B5%E9%96%80-%E4%B9%9D%E6%AE%B5%E4%B8%8Bearth/
私がお手伝いしたのは①スタート地点、②昼食休憩地点、③ゴール地点(咲柔館)の3箇所です。お互いに初対面の方がほとんどであり、ネパール人の方々も参加されていたのですが、昼食時にはまるで「チーム」のような一体感を感じました。やはり、みんなで同じ経験をすると心の距離が縮まるのですね。差し入れのネパール家庭料理(絶品!)やお菓子(疲れた体に嬉しい!)を美味しそうに召し上がりながら談笑されていました。大自然と皆さんの笑顔に囲まれて飲む山口さん特製の珈琲は、今まで飲んだ中で1番美味しい珈琲だったかもしれません(インスタントとは思えない!)。
昼食後、皆さんは会話を楽しみながら約2時間ほど山道を歩かれ、16時半頃にゴールの咲柔館にご到着。その時の皆さんはまるで「家族」のようでした。道中では、疲れた方の荷物をネパール人の方々が「大丈夫!大丈夫!トレーニングです!」と持ってくださる場面もあったとか。大変なことはみんなで分けあって減らす、嬉しいことはみんなで分かち合って増やす、そういった人と人との温かいつながりを感じた皆さんの表情は、とても穏やかで幸せそうでした。
参加された中学生がゴール後に「知らない人との山登りは少し不安でしたが、とても楽しかったです!」とおっしゃっていました。皆さんが一緒にいたのは8時間ほど。お互いを思いやりながらゴールを目指したこの8時間は、心と心がつながるに十分な時間だったのかもしれません。
遠い昔、人間は自然の中で協力しあいながら生きていました。そう考えると、こういった自然の中での活動は、人としての根源的な本能や喜びを呼び覚ましてくれるのかもしれませんね。部分的な参加ではありましたが、私も皆さんと同じ時を過ごすことができ、とても楽しかったです。
山口さんはこういった面白いイベントを多数行っています。ご興味のある方はぜひSNS等でチェックしてみてください。山口さん、参加された皆さん、ご苦労様でした。そして、栃木にお越しくださりありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
※山口さんInstagram
⇩
https://www.instagram.com/weed_soul5669/
※山口さんFacebook
⇩
https://www.facebook.com/yamaguchitakashi
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nee9e07d3e1c9
2023-11-21 13:36:00
🎄12月の稽古予定🎄
いつも咲柔館ホームページをご覧になってくださりありがとうございます!
12月の稽古予定を掲載いたします。
より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちらです。
⇩
カレンダー 2023年12月.pdf (0.23MB)
【お知らせ】
①年末年始の休館日
12/30(土)~1/4(木)は休館日となります。
②子どもクラス&中高生・大人クラス 合同稽古
12月23日(土)に両クラス合同稽古を実施いたします。柔道を通じ、世代を越えた交流を楽しみましょう!ぜひ、ご参加ください。
【時間】
10時~12時45分
※子どもクラスは11時30分まで
【場所】
栃木市総合体育館 柔道場
※栃木市総合運動公園HP
⇩
https://tochigi-park.com/
【集合時間・場所】
9時40分・栃木市総合体育館内 受付付近
【参加お申し込み方法】
「土曜日の稽古に参加されているお子様」以外で、ご参加される場合は以下の方法でお申し込みください。
※土曜日の稽古にご参加されているお子様は、お申し込みいただく必要はございません。
子どもクラス
→振替制度をご利用し、12月22日(金)までにメール・お電話にてお申し込みください。
中高生・大人クラス
→12月22日(金)までにメール・お電話にてお申し込みください。
※この日も入塾をご検討されている方の「見学」は受け付けております。下記よりお申し込みください。
⇩
https://shojukan.com/contact
咲柔館は、お子さんから大人の方まで、初心者の方やブランクがある方でも柔道を楽しめる道場です。柔道にご興味がある方は、お気軽にお越しください。
見学・体験のお申し込みはこちらからお願いします。
↓
https://shojukan.com/contact
それでは、12月もよろしくお願いいたします。
2023-11-09 16:55:00
大人向けの柔道イベント「柔フェス」のご案内
12月に東京で開催される大人向け柔道イベントのお知らせです。
私が2019年から2020年まで勤務していた東京の柔道教室「文武一道塾 志道館」が柔道イベントを開催します。「大人になってから柔道をはじめた柔道家」が主役のイベント『全日本大人柔道フェスタ(柔フェス)』です。昨年は関西方面からのご参加もあったそうですよ。
柔フェスは大きく3部構成になっており、試合で勝っても負けても、柔道を楽しんでいただけるような内容となっています。
①誰もが優勝候補!「親善試合」
②一流の技術を学ぶ!「柔道教室」
③熟練者の胸を借りる!「乱取り稽古会」
※①に出場しない方も参加できます。
会場は柔道発祥の地である「講道館」です。この機会に「試合に出てみたい」「他の道場の方と交流(稽古・試合)してみたい」「一流の技を学びたい」「講道館に行ってみたい」という方は、ぜひ1度以下のリンクをご覧ください。
⇩
【柔フェス関連リンク(志道館ホームページ)】
開催要項
https://www.bunbuichido.net/20231217japan-otona-judo-festa-requirements/
関連記事一覧
https://www.bunbuichido.net/jufes-second-related-article/
「よし!柔フェスに参加しよう!」と思った方は、綾川までご連絡ください。その後、一緒にお申し込み方法について確認したいと思います。
【綾川連絡先】
お電話:070-4330-5718(道場携帯)
メール:shojukan_judo_tochigi@yahoo.co.jp
【柔フェス 申し込み締め切り】
12月8日(金)まで
「柔フェス」につきまして何かご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。
2023-11-08 13:19:00
📝柔道場で感じる子どもの成長(子どもクラス)
咲柔館コラム254
柔道場で感じる子どもの成長
息子が産まれてから約1年半になります。毎日接していると気づかない小さな変化も、撮りだめてきた写真を見返すと、よく分かります。たった1ヶ月前でも、表情や仕草が大分変違うものです。まして、半年前、1年前となると、驚くほど成長しています。子どもが大きくなるのは本当に早いのですね。
咲柔館の開館当初から柔道を続けているお子さんたちが今月昇級し、帯の色が変わりました。久しぶりに彼らが入塾した当時の写真を見返しましたが、小学3年生だったあの頃はまだ幼さを感じます。2人ともこの3年間ですっかり体が大きくなり、柔道衣も新調しました。力が強くなり、色々な技を身につけ、柔道精神もしっかりと学び、柔道家として立派に成長し続けています。
彼らが入塾した頃は、コロナ禍の影響で、相手に「近づけない」「組めない」、そして「マスクで顔の半分が見えない」「大きな声で話せない」とないないづくしの稽古でした。そんな時期にも関わらず柔道を始めてくれたことに改めて感謝しています。困難な時期も前向きに柔道を続けてきた彼らなら、きっとこれからもたくましく成長していくでしょう。
子どもは日々成長しており、その変化は大きなものばかりではありません。「挨拶の声が少し大きくなった」「自分でズボンのひもだけは結べるようになった」「幼いお子さんに声をかけてくれるようになった」「一桁の暗算ができるようになった」「足技のタイミングがたまに合うようになった」、そんなお子さんたちの「小さな成長」を肌で感じ、気づき、誉めてあげられる、そんな先生でありたいと思います。今日もどんな成長に立ち会えるのか楽しみです。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/na7577b346582