おしらせ
2020-09-02 12:40:00
咲柔館コラム7 「道場という『場』の力」
柔道場という「場」には、不思議な力があります。小さなお子さんも「ここではきちんとしなくてはいけない」と感じるようです。初めて道場に来たお子さんでも、帰る時にはきちんと礼をするようになります。柔道場は「礼儀作法」を学ぶのに最適の場です。稽古中は礼をする場面が沢山ありますので、自然と「お辞儀の練習」ができます。
礼や挨拶は、人間関係の潤滑油です。たった1回の礼や挨拶がその人の印象を決めかねません。これらの習慣は、ぜひ子どものうちに身につけてほしいと思います。「躾」とは字の通り、美しい身のこなしを覚えさせることです。美しい礼や明るい挨拶を身につけられるという点だけでも、柔道をやる価値は十分にあります。
もちろん、道場の中だけできちんとしていても意味はありません。道場で学んだこと、身につけたことを道場外で生かすことにこそ、柔道をやる意味があります。「道場と社会はつながっている」ということをしっかりと伝えていきたいです。
地域の町道場、学校の道場、講道館、日本武道館、どの道場にも独特の空気があります。剣道、空手、弓道といった他の武道場も同様です。その空間に入るだけで自然と気持ちが引き締まります。武道をあまり経験したことがないお子さんも、ぜひ一度お近くの道場に行ってみてください。道場という「場」が、きっとお子さんを成長させてくれるはずです。
文武一道塾 咲柔館は、子ども達の背筋が自然と伸びる凜とした緊張感と、子ども達を包み込むような温かさを醸し出せる道場を目指していきます。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n6507b015b85e