おしらせ

2020-10-15 13:52:00

咲柔館コラム19 「ラジオ放送はこんな感じでした~会話のキャッチボール~」

DSC02841.JPG

 

今回のコラムでは、10月13日(火)に出演したラジオ放送の内容を再現しました。
「note」で読んでいただくことをお勧めいたします。
放送中に流していただいた2曲のYoutubeも貼り付けてありますので、より放送を聴いた気分に近づけると思います。

↓↓↓
https://note.com/shojukan/n/n0501fa245819
「文武一道塾咲柔館」館長 綾川 浩史 note

 

 

 

「note」より掲載

 

 10月13日(火)に、栃木市のラジオ局FMくらら857の番組「とち介PのHAPPY TOWN」に出演させていただきました。放送を聴いてくださった方から「熱い想いが伝わってきた」「聞きやすかった」といったご感想をいただき、とても嬉しいです。ただ、「残念ながら放送を聴くことができなかった」という方からもご連絡をいただきましたので、今回は放送内容を再現したいと思います。

※記憶を元に、部分的に割愛して書きましたので、実際の放送とは若干異なる部分もありますが、ご了承ください。

 

 

パーソナリティーさん(以下「P」):柔道衣を初めて近くで見ました。柔道を身近に感じたことは今まであまりなかったんですよ。すごく丈夫そうな生地ですね。

 

 

綾川(以下「綾」):そうですね。引っぱっても簡単には切れませんよ。

 

 

P:今年6月に開館された「文武一道塾 咲柔館(しょうじゅうかん)」ですが、道場名はどのような理由でつけられたのですか。

 

 

綾:一般的には「文武両道」と言いますが、柔道には「文武一道」という言葉があります。学習と柔道は一本の道である、という意味です。共にお互いを支え合い、高め合います。「咲柔館」は、花が咲くという明るいイメージでつけました。実は、「咲」という漢字のもとは「笑」なんです。柔道で皆さんに笑顔になってもらいたいという願いも込めました。実は、道場名を考えてくれたのは妻です。他にもいくつか候補はありましたが、この道場名にして本当に良かったと思っています。

 

 

P:本当にいい道場名だと思います。では、なぜ道場を開館されたのかをお聞かせ下さい。

 

 

綾:私立の中高一貫校で女子柔道部の監督をしていた時に、「柔道を通して人は成長する」と実感し続けてきました。それは大会の結果だけではなく、礼儀正しさなど心の成長や、学習に向かう姿勢も含まれます。このような素晴らしい柔道の魅力を子どもから大人まで多くの方に伝えたいという想いで柔道場を作りました。

 

 

P:なるほど。柔道に対する熱い想いが伝わってきます。「柔道の良さ」とは改めてどのようなものでしょうか。

 

 

綾:柔道をすることで体が強くなり、礼儀正しくなる、これは一般的によく知られていることでしょう。ただ他にも魅力は沢山あります。それは心と心をつなぐ、ということです。柔道はずっと相手と組み合います。実は、組むことで相手の心が伝わってくるんです。例えば、言葉が通じない海外の方であっても、一緒に柔道をするだけですぐに仲良くなれます。柔道は人と人とのつながりを強くしてくれる素晴らしい武道です。

 

 

P:それはすごいですね。意外でした。それでは曲の後に、道場でどのようなご活動をされているのかを教えてください。1曲目はコブクロの「轍」です。なぜこの曲を選ばれたのですか。

 

 

綾:人生の岐路で、いつも私の背中を押してくれた大切な曲です。特にサビの歌詞は今の私の心境に重なります。

 

 

♪「轍」(歌 コブクロ 作詞 小渕健太郎 作曲 小渕健太郎)♪ 

 

 

P:それでは咲柔館さんの活動内容を教えてください。

 

 

綾:幼年部・少年部の最大の特徴は、柔道の前後で学習をすることです。宿題や読書や作文をする時間を合計90分間設けています。柔道の稽古は、柔道の基本動作を取り入れた「柔道遊び」など、お子さんが楽しめるメニューを沢山取り入れています。咲柔館は、学習と柔道が一緒にできる道場です。「習い事2つ分」と言っていいかもしれません。中高部・一般部は初心者やブランクがある方を主な対象としています。受身から基本を第一にお教えしますので、どなたでも安心して柔道を楽しむことができますよ。

 

 

P:柔道をあまり詳しく知らなかったのですが、柔道っていいですね。私も子どもがいますので、とても魅力を感じます。「古典の素読」をやられているのもいいですね。それでは、最後に今後の展望をお聞かせください。

 

 

綾:「柔道家を増やすことで社会をより良くする」ことが私の夢です。日本は、専業の柔道場は少ないのですが、中には100人以上の規模でご活動されている道場もあります。咲柔館もそのような道場にしたいです。まずは、今年中に塾生様を20名に増やしたいと思います。

 

 

P:2020年に20人、とても分かりやすい目標ですね。ぜひ目標を達成していただきたいと思います。それでは最後の曲です。加藤登紀子さんの「時には昔の話を」にはどのような想いがあるのでしょうか。

 

 

綾:私が1番好きな映画「紅の豚」のエンディング曲です。主人公のポルコロッソが大好きで、あんな生き方ができたらかっこいいなあ、と思っています。

 

 

♪「時には昔の話を」(歌 加藤登紀子 作詞 加藤登紀子 作曲 加藤登紀子)♪

 

 

無事に放送終了。

 

 

DSC02843.JPG

 

 初のラジオ出演でしたが、あまり緊張することもなく、楽しく30分間の放送を終えることができました。自然体で臨めたのは、テレビ取材のようにカメラが回っていないことも理由の1つだったと思います。しかし、それ以上にパーソナリティーの髙山優さんが、終始「うん、うん」と笑顔でうなずきながら私の話を聴いてくださったことが1番の要因です。タイムキーパーさんも一緒にうなずいてくださいました。お陰でとても話しやすかったです。

 「話す力」と「聴く力」は一致する、とある講演家の方がおっしゃっていましたが、今回の経験でより強く実感しました。「話しのプロ」とは、「話を聴くプロ」です。テレビ番組などの名司会者を見ても分かります。まず、相手の言っていることを受けとめ、理解、共感し、更に会話が膨らむような質問をする。会話というキャッチボールの気持ち良さをお互いが感じるためには、ボールを上手く取る技術が重要なのかもしれません。今回のラジオ出演も大変勉強になり、得られたものが多かったです。

 このラジオ放送を通じ、また新しい出会いがあることを楽しみにしています。