おしらせ

2021-02-20 18:13:00

咲柔館コラム54 外国人柔道家の美しい礼法

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 今から15年程前、あるイギリス人の方に柔道を教えていた時期がありました。その方は私と同い年なのですが、私のことを「センセイ」と呼び、心から敬意を持って接してくれました。誰に対しても礼儀正しく、いつも深々と礼をしていた姿が印象に残っています。

 

 

 

 

 咲柔館には外国人の塾生様もいらっしゃいます。「柔道の様々な技術を学びたい」という動機で入塾してくださいました。ご質問の内容は、「大外刈から寝技へ移行する方法」「袈裟固の逃げ方」など、初心者とは思えないレベルです。ただ、技だけではなく、柔道の心も学ぼうとご努力されています。道場内における礼法がとても美しいです。しかも、それは表面的なものではありません。稽古中の一挙手一投足や、会話の端々から相手に対する敬意を感じます。その姿勢には、こちらも身が引き締まる思いです。

 

 

 

 

 私は今まで柔道を通して、色々な国の方達と出会ってきましたが、皆さんの礼法はとても美しかったです。お恥ずかしい話ですが、海外の方を見て「もっときちんとした礼をしなくては」と思った経験もあります。

 海外の方達から見た「柔道のかっこよさ」とは、一体何でしょうか。それは、きっと技術面だけでないはずです。「礼儀作法」や「立ち居振る舞い」などの美しさに憧れている方も多いのではないでしょうか。内側にいると「当たり前」と見過ごしがちなことも、外側の視点で見つめ直すと、「大きな価値」があると気づきます。海外の方から学ぶことは本当に多いです。

 改めて、柔道発祥国で柔道をしている者として、美しい礼を心がけようと思います。そして、これからも海外の方達と沢山柔道をしたいです。

 

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n66f2b9fc9e37

 

 

 

 

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