おしらせ

2021-04-16 17:48:00

咲柔館コラム70 柔道ノートは宝物📖

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 「先生、振り返りノート1冊終わったよ。」稽古後に嬉しそうな声が道場に響きました。入塾したての1ページ目の頃は、柔道衣の着方も知りませんでした。60ページ目の今では、受身や技だけでなく、礼法も身につき、すっかり柔道家らしくなっています。

 咲柔館の小学生クラスでは、稽古後に柔道ノート(別名:振り返りノート)を書いています。書く内容は主に、月目標の達成度(5点満点の自己評価とその理由)と稽古の感想です。



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 柔道ノートを書く目的は、いくつかあります。

 

①稽古内容の定着

 お子さん達はノートを書く前に、稽古メニューを見返しながら、色々思い出しています。いわゆる復習です。稽古内容をよく思い出し、学んだことやその時の感情をノートに書くことで、定着度は更に増します。

 

②コミュニケーションツール

 書き終わったノートに私がコメントを書きます。稽古中には伝えきれなかったことも書くので、このコメントは重要です。自分自身でも気づいていない「良い点」や「成長した点」も伝えるように心がけています。お子さん達と一緒にノートを見ながら稽古を振り返る時間は、とても楽しいです。

 

③自信をつける

 ノートには、「できたこと」や「嬉しかったこと」などプラスの内容を沢山書くように伝えています。もちろん、反省や課題を書くことも必要です。しかし、それだけでは自信がつきません。小さな成長であっても「今日も一歩進んだな」という実感を持ち、少しずつ自信をつけてほしいです。私もお子さん達の自信につながるような熱いコメントを書いています。



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 この他に、柔道ノートは字や文章を書く練習にもなります。書く時間は1回につき10分程度です。しかし、これを60回繰り返せば、600分。なんと10時間も書いていることになります。この小さな積み重ねが、大きな成長へとつながるはずです。


 

 

 将来、お子さん達が柔道ノートを読み返し、道場に通った日々を懐かしんだり、時には「初心」を思い出すことがあるかもしれません。だからこそ、柔道ノートを書く時間も稽古と同じくらい大切です。お子さん達と一緒に「一生の宝物」になるような素敵なノートを作っていきたいと思います。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n2aab2f818946