おしらせ
2021-10-28 18:28:00
咲柔館コラム118 嘉納治五郎師範生誕の日に「初心」を思い出す
本日10月28日は、嘉納治五郎師範がお生まれになった日です。今年で生誕161周年を迎えます。先ほど、Googleのトップ画面を見て驚きました。なんと、今日は嘉納師範のイラストになっています。絵をクリックすると、嘉納師範の生涯を知ることができますので、ぜひご覧になってください。
嘉納師範は柔道創始者としてだけでなく、教育家、そして体育の父としても多くの功績を残されています。近年では、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に中心的人物として登場するなど、柔道をやったことがなくても、嘉納師範をご存じの方は多いのではないでしょうか。また、中学校の道徳教科書にも、国際人としての嘉納師範が紹介されています。まさに「日本を代表する偉人」です。
「全ての教え子をチャンピオンにすることはできないが、全ての教え子を柔道家に育てることはできる。」
大学時代に講道館で参段をとった際、審査にあたられた先生がこう話されました。先生が、受験生1人ひとりと目を合わせながら、嘉納師範の言葉、柔道の素晴らしさを熱く語ってくださったのを覚えています。この経験のお陰で、「真の柔道家を育てること」が指導者としての目標となりました。
「柔道家が増えると、社会に笑顔が増える」。私はそう信じています。これからも、嘉納師範の教えを学び続け、柔道を通してより多くの方を笑顔にしていきたいと思います。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/neb25c420bffb