おしらせ

2022-04-07 15:47:00

コラム「子どもと一緒に楽しむ、考える『柔道絵本』」(子どもクラス)

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咲柔館コラム151
子どもと一緒に楽しむ、考える「柔道絵本」

 

 

 

 

 文武一道塾 咲柔館に素敵な「柔道絵本」が届きました。贈ってくださったのは、京都府、滋賀県を中心に柔道の指導、普及活動をされている井上奈美先生です。「柔道経験者が得意分野(柔道以外)を生かしてマルシェを開けないか」「カフェを併設した道場を運営できないか」。井上先生は、柔道をより親しみやすいものにするために色々なアイディアをSNSで発信されています。それらの中で、形となったものの1つがこの「柔道絵本」です。

 

 

 

 

 柔道絵本は全部で3種類。①と②は、全日本柔道連盟の柔道普及プロジェクトの1つとして採用され、京都府内に配布されました(2020年度)。それぞれのあらすじをご紹介します。

 

 

柔道のお話シリーズ (作:いのうえ なみ/イラスト:ULee)

 

①『ぼくはつよくなる!』

 

 わんたろう君は、強くなりたくて柔道をはじめました。強くなるためには「ひとりで帯を結ぶ」「大きな声で挨拶をする」「受身や技の練習をする」などやることがたくさんあります。たくさん稽古をしたわんたろう君は、いよいよ試合に出場。残念ながら負けてしまい、涙がなかなか止まりません。でも、試合の後に食べたお母さんのおにぎりは、いつもより甘い味がしました。

 

〈名言〉

「涙の味はなんだかしょっぱかった。でもこの涙は強くなる素なんだって。」

 

 

 

 

②『つよさのひみつ』

 

 稽古を頑張ったわんたろう君は、とっても強くなりました。でも、トララちゃんにはどうしても勝てません。わんたろう君は、思い切ってトララちゃんに強さの秘密を聞いてみることにしました。そこで知った強さの秘密とは、「柔道以外もいろんなことを一生懸命やること」。トララちゃんは、挨拶、勉強、お手伝いだけでなく、苦手な絵についても、上手な人の絵をマネしながら頑張っていたのです。「ボクもトララちゃんみたいにぜーんぶ頑張って、もっともっと強くなるんだ!」わんたろう君は、心にそう誓いました。

 

〈名言〉

「強くなるためには、自分のことは自分でやって、なーんでも頑張らなきゃダメなのよ。」

「きっと強くなる秘密って、道場以外の場所にたくさん隠れているんだわ。」

 

 

 

 

③『じゅうどうのないしょばなし』

 

 声がすごくちっちゃく、試合ではいつも1回戦負けのアリスちゃん。そんなアリスちゃんも、最近学校で褒められるようになりました。「姿勢がいいね!」「風邪を引かないね!」「跳び箱がうまいね!」アリスちゃんは、柔道を通して自分が成長していることに気づきます。そして、わんたろう君が跳び箱から落ちてしまった時には、「わんたろう、あぶない!!手をつかないで!!」と大きな声を出すことができたのです。そのお陰でわんたろう君はしっかり受身を取ることができました。「柔道をすると、いいことがある」。アリスちゃんは、柔道のないしょ話を手に入れたようです。

 

〈名言〉

「柔道をしていると、なんだかいいことがたくさんある気がする。アリスは柔道のないしょ話を手に入れた気がしました。」 

 

 

 

 

 この絵本には1冊ごとにワークシートがついています。絵本を読んだ後にワークシートを書き、柔道について道場の仲間や家族と話し合ってみるのも楽しいでしょうね。きっと今まで以上に柔道を好きになると思います。この柔道絵本は、すでに柔道をやっているお子さんはもちろん、柔道をやっていないお子さんにもお勧めです。他の武道、スポーツにあてはまる部分も沢山ありますので、ぜひ読んでみてください。

 咲柔館でも絵本、ワークシートを活用し、柔道について楽しく学んでいきたいと思います。お子さんたちの喜ぶ顔を見るのが楽しみです。井上先生、本当にありがとうございました!

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☆この柔道絵本は、ハンドメイド通販・販売サイト「Creema」で購入できます(1冊600円)

https://www.creema.jp/c/judocreator_namy/item/onsale

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/na43ed062f381