おしらせ
2022-08-09 13:24:00
コラム「子どもの元気と笑顔を引き出す出前教室」(子どもクラス)
咲柔館コラム178
子どもの元気と笑顔を引き出す出前教室
咲柔館は、お子さんたちの夏休み期間中に「出前教室」を実施しています。8月3日(水)、マルワ・アリーナとちぎ(栃木市総合体育館)において、素読&柔道体験教室を行いました。今回は、その様子をちょとだけご紹介しますね。
今回参加したお子さんのほとんどが、素読は初めてでした。小学校でもやったことはないとのこと。最初に、「素読と朗読の違い」と「素読の効果」について説明しました。今回、素読の教材として用いたのは、「日本人千年の教科書」と言われている『実語教』です。『実語教』は、平安時代にできたといわれており、江戸時代には寺子屋で教科書として使われました。そこには、人が生きる上で大切な教訓が書かれており、現代の子どもたちにとっても大いに価値があります。
説明の後は、「習うより慣れよ」ということでさっそく素読を体験。「やまたかきがゆえに、たっとからず。きあるをもって、たっとしとす。」(山高きが故に貴からず。樹有るを以て貴しとす。)小学生たちの元気な声が教室内に響き渡ります。ずっと昔の文章なので、小学生には難しいように思われるかもしれませんが、短く切って、ゆっくり、はっきり範読をしてあげれば、低学年のお子さんでも少しずつ言えるようになってきます。今回、小学1年生のお子さんも参加していましたが、集中して一所懸命声を出していました。素読をやる度に、子どもの学ぶ力ってすごいなあと思います。
※過去のコラム「素読」で遊ぼう
↓↓↓
https://note.com/shojukan/n/n42d8bf048d95
60分間の素読の後は、道場に移動して柔道体験。こちらも咲柔館のお子さんを除いて、柔道初体験のお子さんばかりでした。内容は、いつも咲柔館でやっている稽古を初心者向けに少し簡単にしたものです。
【柔道体験内容】
①柔道を作った人
・「いじめられっ子」だった嘉納治五郎はなぜ柔道を作ったのか
②柔道の礼
・立礼と座礼で心を相手に伝える
③柔道の歩き方
・すり足
・継ぎ足
・カニ歩き
・カニ歩きオニこっご
④体操
⑤裸足で走ろう
・走りながら、ブレーキ&方向転換
・走りながら、ブレーキ&ジャンプ&1回転ジャンプ
⑥アニマル遊び
・クマ歩き、ウマ歩き、クモ歩きでレース
⑦受身
・後受身
⑧技
・大外刈で相手を守りながら投げる
⑨乱取り見学
・経験者の乱取りを見て学ぶ(潔い受身・相手を守って投げる)
90分間という短い時間でしたが、柔道の魅力や面白さをお子さんたちに感じてもらえたと思います。畳の上で裸足になって、柔道をしたり、遊んだりしたお子さんたちは、本当に楽しそうでした。中には柔道リピーターになってくれたお子さんもいるそうで、次回の柔道体験教室は、もっと人数が増えそうです。
「素読」で頭を、「柔道」で体を、たくさん動かす。そして初めての体験に心もわくわくする。新しい体験、楽しい体験をしている時のお子さんたちは元気いっぱい、そしてとびっきりの笑顔です。次の出前教室でも、お子さんたちの元気と笑顔を沢山引き出したいと思います。
【今後の出前教室予定】
8月10日(水)
柔道体験教室
イベント名:スポーツ夏期講習
8月19日(金)
素読体験教室&保護者様向けお話会
イベント名:つどくら寺子屋
会場:小江戸ひろば北蔵 愛称:つどくら(NPO法人栃木おやこ劇場様 活動拠点)
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館