おしらせ

2024-04-04 10:24:00

📝Jキッズフェスタふり返り⑤(柔道川柳・柔道クイズ編)~柔道を知る・柔道を考える~

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咲柔館コラム274
Jキッズフェスタふり返り⑤(柔道川柳・柔道クイズ編)~柔道を知る・柔道を考える~

 

 

 

 

 Jキッズフェスタでは、柔道のことをもっと知る、もっと考えることを目的とし「柔道クイズ」「柔道川柳」のコーナーを設けました。柔道には長い歴史の中で育まれた様々な技、そして哲学があります。また、柔道は国内外において、教育はもちろんのこと、福祉の分野において活用されるケースもあります。こうした様々な柔道の価値を再確認、再発見するために、これからのコーナーを実施しました。

 

 

 

 

 柔道クイズの出題内容は「柔道の歴史」「技」「日本の柔道・海外の柔道」「パリオリンピック」「柔道の多様性」についてです。道場・学校の垣根を越えて、幼児・小学生・中学生・高校生で混合チームを作り、チーム対抗でクイズに挑戦しました。問題は全部で10問。1問10点(部分点あり)の100点満点です。

 

〈柔道クイズ〉

①柔道をつくった人は誰(漢字解答)

 

②柔道精神を表した四文字熟語は何(2つ・漢字解答)

 

③この技の名前は何(漢字解答)※「背負投」の画像を見せました

 

④この技の名前は何(漢字解答)※「膝車」の画像を見せました

 

⑤九段と十段は何色帯

 

⑥この選手は誰 ※テディ・リネール選手の画像を見せました

 

⑦パリオリンピック出場が内定したこの選手は誰 ※ウルフ・アロン選手の画像を見せました

 

⑧視覚障害者柔道のルールで正しいものはどれ(選択肢解答)

 

⑨(    )に入る言葉は何

「膝車や大外刈が柔道ではありません。(    )人間になることが柔道です。」

(アメリカで柔道指導を行った福田敬子先生の言葉)

 

⑩どうすれば柔道の人気が出るか(自由解答)

 

 

 

 

 「漢字で書けないよ~。」「この人知っている!」とみんなでワイワイ話しながら、楽しそうに答えを考えていました。ちなみに、咲柔館の昇級試験には漢字テストがあるので、「嘉納治五郎」「精力善用」「自他共栄」を漢字で書けるお子さんたちにとって、学んだことを生かす良い機会になりました。

 優勝チームの得点は80点。みなさんにとって、柔道により興味を持つきっかけになったと思います。

 

 

 

 

 柔道川柳はイベント前に募集をし、全部で45作品が集まりました。全ての作品に柔道への熱い思いが詰まっており、賞を選考しながら「柔道っていいなあ」と改めて感じました。今回は、その中から数作品をご紹介します。

 

 

〈幼児~小学2年生部門〉

 

・うれしくて 朝昼晩と 帯しめる

 

・かっこいい あかしろおびに なりたいな

 

・パパのおび つけてみたいと あこがれる

 

 

〈小学3年生~6年生部門〉

 

・柔道で 学んだ受け身 宝物

 

・平和への はじめの一歩は 柔道で

 

 

中学生・高校生部門〉

 

・乱取りを 良い段取りで 一本取り

 

・白い襟 握られ揺すられ 揺れる黒髪

 

 

〈保護者部門〉※部門別最多の応募数でした(20作品)

 

・『ママ見てて ぼくの受け身』と 誇らしげ

 

・道着きて 顔も心も 引き締まる

 

・帯締めて いつもと違う 子の背中

 

・子の寝相 毎晩私に けさ固め

 

・子の気づかい 家でも立派な 柔道家

 

・道衣着て ぽっこりおなか パパゆずり

 

・庭に干す 親子の道着 鯉のぼり

 

 

〈指導者部門〉

 

・こんにちは みんなの声に 気が締まる

 

・コーチ席 代わってやれぬ もどかしさ

 

・優勝を するよりさせる 方が難

 

・猛稽古 やらせてばかり 腹肥ゆる

 

 

 心打たれる作品、クスッと笑ってしまう作品、うんうんと共感できる作品。作品を通して、皆さんの柔道への思いがよく伝わってきます。きっと創作過程で柔道のことを沢山考えたのでしょうね。

 皆さんもぜひ柔道川柳を作ってみてください。月毎の目標や稽古後の感想などを川柳にしてみると面白いと思いますよ。

 

 

 

 

 この2コーナーは体ではなく、頭を沢山使いました。私はこうした活動も柔道をする上で大切だと考えています。柔道のことを広く深く知り、柔道のことをじっくり考える時間はとても楽しく、きっと柔道をより好きになりますよ。私自身も本を読んだり、人と会いながら、もっと柔道を追究していきたいと思います。

※次回は「乱取りタイム編」です。

 

 

 

 

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」

文武一道塾 咲柔館