おしらせ

2022-04-19 11:39:00

コラム「黒帯を目指して一歩ずつ」(中高・大人クラス)

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咲柔館コラム154
黒帯を目指して一歩ずつ

 

 

 

 

 咲柔館の中高・大人クラスの約9割は、柔道初心者です。礼法に始まり、受身、技、そして柔道の歴史や精神などを一から学んでいます。道場に通われているのは、13歳から60代、70代の方まで。皆さんで声を掛け合いながら和気あいあいと稽古をしています。

 

 

 

 

 4月に入り、何人かの塾生様から「昇段試験に挑戦してみたいです」というご要望がありました。やはり、黒帯に対する憧れをお持ちの方も多いようです。昇級・昇段することが柔道の全てではありませんが、目標を持つことは、稽古を続ける大きな原動力になります。

 

 

 

 

 試験に臨む上で大切なのは、時間をかけてしっかりと準備をすることです。付け焼き刃で学んだ技や知識は、すぐに忘れてしまいます。今後は昇級・昇段試験対策も少しずつ稽古に取り入れていきますので、自分のペースで、一歩ずつ黒帯に近づいていきましょう。


 

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「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n1284226034cb


 

 

2022-04-15 10:39:00

コラム「伝統を守るための『変化』『進化』」

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咲柔館コラム153
伝統を守るための「変化」「進化」

 

 

 

 

 道場から歩いて1分の所に「空禅(くうぜん)」というアトリエがあります。畳の縁につける布「畳縁(たたみべり)」を使ったバッグや小物を製作、販売しています。代表の小野洋一さんは、和室の減少に加え、新型コロナウイルスの影響で多くの畳店が廃業されている現状を目の当たりにし、畳縁を活用したブランド「空禅」を立ち上げました。商品の1つひとつに「畳縁の歴史、伝統、文化を次世代に伝え、広げたい」という小野さんの熱い思いが詰まっています。


空禅さんの紹介サイト

https://www.tochisuke-tsuhan.com/shop/1336

 

 

 

 伝統を守るために、柔軟な発想は欠かせません。小野さんが、畳縁を畳以外の物とつなげたように「変化」することも時には必要です。そして、その変化は新たな価値を創造し、「進化」へとつながることもあります。実は、柔道界にもそのような取り組みをされている方が多くいらっしゃいます。いくつか例を挙げてみますね。

 

・カフェを併設した柔道場

・稽古の前後に勉強をする柔道場

・初心者やブランクのある大人の方でも柔道を一から学べる道場

・高齢者の方に安全な転び方を教える柔道場

・発達に凸凹がある子どもの柔道指導方法を研究・実践しているNPO法人

・柔道を教える放課後等デイサービス(療育施設)

・知的障害のある方が安全に参加できる柔道大会

 

 中学、高校の教員をしていた4年前までは、これらの活動を1つも知りませんでした。柔道の価値を十分理解していたつもりでしたが、その認識は狭く、浅かったと思います。柔道には、試合の「勝ち」とは別の「価値」がまだまだ沢山ありそうです。私も柔道自体の価値を再発掘すると共に、「柔道×〇〇」といったコラボレーション企画も考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 畳縁の歴史は約千年、柔道の歴史は140年。志を持った多くの方たちが、変化や進化を繰り返しながら伝統や文化をつなぎ続けてくださったお陰で、現在も畳縁や柔道が存在します。次は今を生きる自分たちの番です。自分も柔道の文化、価値を次世代へとつなぐ1人なのだという自覚を持ち、日々の稽古と柔道の素晴らしさを広める活動に励みます。

 もし、「今までになかったこんな活動をしている柔道場があるよ」という情報や「柔道×〇〇をしたら面白いよね」というアイディアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。皆さんと情報を共有し、柔道界をより良いものにしていきたいと思います。

 

 

 

 

劫初(ごうしょ)より作りいとなむ殿堂にわれも黄金の釘一つ打つ       与謝野晶子

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館 
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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n13d01f18bca0

 

 

 

2022-04-14 17:15:00

5/3(火・祝)「友だち交流会」のお知らせ(子どもクラス)

友だち交流会 5月3日(火・祝)画像.$td.png

 

 

子どもクラスイベント
「友だち交流会」のご案内

 

 

お子さんたちが柔道場で楽しく交流をするイベントです。


柔道未経験のお子さんももちろんOK!

「柔道をやってみたい」「咲柔館を1度見てみたい」という方は、お気軽にご参加ください。



開催日:5月3日(火・祝)

 

時間:10時~12時

 

対象:4才~12才/咲柔館塾生・柔道をやってみたいお子さん

    

定員:8名(先着順)

 

稽古内容:柔道遊び・受身・柔道の技を学ぼう・柔道絵本を読んで考えよう  など

 

参加費:無料

 

 

【申し込み方法】

〈塾生〉
稽古時に直接申し込み もしくは お電話・メールで申し込み


〈塾生以外〉
咲柔館ホームページ「体験・見学」より申し込み

https://shojukan.com/contact


お電話より申し込み
070-4330-5718(火~土曜日/9時~18時)


※お申し込みいただいた方に、当日の詳細をご連絡いたします。

                                                                             

 

【申し込み締め切り】

5月2日(月)16時まで

※定員に達した場合、申し込みを締め切らせていただきますのでご了承ください。

 

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2022-04-12 10:58:00

コラム「葉桜」

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葉桜

 

 

 

 

 散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる    俵万智

 

 

 

 

 桜の花が散るのは少しさみしい気もしますが、私は葉桜も好きです。桜の花は、1年間根っこや葉っぱから栄養や水をいっぱい吸収し、春になると満開の花を咲かせます。桜の花は、中学、高校の先生をやっていた私にとって、3年間かけて花を咲かせた「卒業生」というイメージです。そして、青々とした若葉は、まるで「新入生」。新しい季節の始まりを感じさせてくれます。

 

 

 

 

 4月に入り、咲柔館にも新しい仲間が増えてきました。入塾したばかりのお子さんや大人の方は、新鮮な気持ちで柔道衣に袖を通し、受身の練習を頑張っています。どんな柔道家に成長していかれるか、とても楽しみです。毎日近所の葉桜を見ながら、新年度の希望に胸を膨らませています。

 

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「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載

https://note.com/shojukan/n/n516a46c50fa3

 

 

2022-04-07 15:47:00

コラム「子どもと一緒に楽しむ、考える『柔道絵本』」(子どもクラス)

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咲柔館コラム151
子どもと一緒に楽しむ、考える「柔道絵本」

 

 

 

 

 文武一道塾 咲柔館に素敵な「柔道絵本」が届きました。贈ってくださったのは、京都府、滋賀県を中心に柔道の指導、普及活動をされている井上奈美先生です。「柔道経験者が得意分野(柔道以外)を生かしてマルシェを開けないか」「カフェを併設した道場を運営できないか」。井上先生は、柔道をより親しみやすいものにするために色々なアイディアをSNSで発信されています。それらの中で、形となったものの1つがこの「柔道絵本」です。

 

 

 

 

 柔道絵本は全部で3種類。①と②は、全日本柔道連盟の柔道普及プロジェクトの1つとして採用され、京都府内に配布されました(2020年度)。それぞれのあらすじをご紹介します。

 

 

柔道のお話シリーズ (作:いのうえ なみ/イラスト:ULee)

 

①『ぼくはつよくなる!』

 

 わんたろう君は、強くなりたくて柔道をはじめました。強くなるためには「ひとりで帯を結ぶ」「大きな声で挨拶をする」「受身や技の練習をする」などやることがたくさんあります。たくさん稽古をしたわんたろう君は、いよいよ試合に出場。残念ながら負けてしまい、涙がなかなか止まりません。でも、試合の後に食べたお母さんのおにぎりは、いつもより甘い味がしました。

 

〈名言〉

「涙の味はなんだかしょっぱかった。でもこの涙は強くなる素なんだって。」

 

 

 

 

②『つよさのひみつ』

 

 稽古を頑張ったわんたろう君は、とっても強くなりました。でも、トララちゃんにはどうしても勝てません。わんたろう君は、思い切ってトララちゃんに強さの秘密を聞いてみることにしました。そこで知った強さの秘密とは、「柔道以外もいろんなことを一生懸命やること」。トララちゃんは、挨拶、勉強、お手伝いだけでなく、苦手な絵についても、上手な人の絵をマネしながら頑張っていたのです。「ボクもトララちゃんみたいにぜーんぶ頑張って、もっともっと強くなるんだ!」わんたろう君は、心にそう誓いました。

 

〈名言〉

「強くなるためには、自分のことは自分でやって、なーんでも頑張らなきゃダメなのよ。」

「きっと強くなる秘密って、道場以外の場所にたくさん隠れているんだわ。」

 

 

 

 

③『じゅうどうのないしょばなし』

 

 声がすごくちっちゃく、試合ではいつも1回戦負けのアリスちゃん。そんなアリスちゃんも、最近学校で褒められるようになりました。「姿勢がいいね!」「風邪を引かないね!」「跳び箱がうまいね!」アリスちゃんは、柔道を通して自分が成長していることに気づきます。そして、わんたろう君が跳び箱から落ちてしまった時には、「わんたろう、あぶない!!手をつかないで!!」と大きな声を出すことができたのです。そのお陰でわんたろう君はしっかり受身を取ることができました。「柔道をすると、いいことがある」。アリスちゃんは、柔道のないしょ話を手に入れたようです。

 

〈名言〉

「柔道をしていると、なんだかいいことがたくさんある気がする。アリスは柔道のないしょ話を手に入れた気がしました。」 

 

 

 

 

 この絵本には1冊ごとにワークシートがついています。絵本を読んだ後にワークシートを書き、柔道について道場の仲間や家族と話し合ってみるのも楽しいでしょうね。きっと今まで以上に柔道を好きになると思います。この柔道絵本は、すでに柔道をやっているお子さんはもちろん、柔道をやっていないお子さんにもお勧めです。他の武道、スポーツにあてはまる部分も沢山ありますので、ぜひ読んでみてください。

 咲柔館でも絵本、ワークシートを活用し、柔道について楽しく学んでいきたいと思います。お子さんたちの喜ぶ顔を見るのが楽しみです。井上先生、本当にありがとうございました!

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☆この柔道絵本は、ハンドメイド通販・販売サイト「Creema」で購入できます(1冊600円)

https://www.creema.jp/c/judocreator_namy/item/onsale

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/na43ed062f381


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