おしらせ
2021-04-03 20:23:00
咲柔館コラム66 咲柔館4月の稽古目標~しっかり組もう・本を読もう~
暖かい日が続き、いたる所で桜が満開ですね。桜は冬の寒さがあってこそ美しい花を咲かせると言います。この2週間の開花は、350日間エネルギーをためた分の美しさだと思うと、より桜の花が尊く見えます。
4月も稽古が始まりました。今月の稽古目標は2つです。
①柔道衣をしっかりと握ろう(握り方の工夫・握力の強化)
この目標は、先月の目標「足技・大腰で安全に投げよう、投げられよう」からつながっています。投げる時に、時々引き手を離してしまうことがあったので、この目標を立てました。握力を鍛えるトレーニングも行いますが、最も大切なのは「握り方」です。「指をひっかける」「手首を返す・立てる」といった専門的な動作を、わかりやすくお伝えしていきます。
「引き手は袖・釣り手は襟」という基本的な組み方をしっかりと身につけ、相手を崩して投げる美しい柔道、投げた後も相手をかばう安全な柔道を目指しましょう。
4月は、〇冊以上本を読み、1冊ごとに原稿用紙〇枚の感想文を書いて提出…ということをやるつもりはありません。ただ、「本が好き・楽しい・面白い」と思ってもらえればそれだけで十分です。お子さんたちには「家や図書館の本に触れる時間を少し増やしてみよう。もし、面白い本とか、役に立った本があったら教えてね。」と伝えました。私も何冊か本を紹介し、塾生様たちの読書欲を刺激したいと思います。
私は本に心が救われた経験が何度もあります。1冊の本との出会いが、1人の人間との出会いに匹敵することもあるでしょう。そこまで大それたものではなくても、本を通して様々な知識、思想、感情に触れる経験は、それだけで面白いはずです。本は人生を豊かにしてくれます。
4月、このスタートの時期に良き本との出会いがありますように。
暖かい春は、柔道や読書に最適です。体と頭をしっかりと動かし、良いスタートをきりましょう。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nd926a806f25b