おしらせ

2021-07-30 20:23:00

咲柔館コラム92 特別なオリンピック観戦

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7月「友だち交流会」で行われた「畳でオリンピック」のひとコマ



 

 「この技は、今練習している支釣込足だ。」「技ありは2つとると一本になるんだよ。」柔道をやっているお子さんたちは、ご家族に技やルールを教えながらオリンピック観戦をしているのではないでしょうか。咲柔館子どもクラスでは、オリンピック開会前に簡単なルール説明をし、今大会の見所も解説しました。そのかいもあってか、お子さんたちは毎日オリンピック観戦を楽しんでいるようです。柔道だけでなく、様々な競技で熱戦が繰り広げられており、きっとお子さん達にとっても心に残るオリンピックになるでしょう。


 

 

 私は、この東京オリンピックをこれまでとは少し違った気持ちで観ています。今回出場されている柔道日本代表選手の皆さんの活躍をジュニア期から見続けてきました。中学・高校の女子柔道部顧問をしていたこともあり、女子選手の皆さんに対しては、一方的に親近感を持っている選手が多いです。一緒に合宿をしたり、全国大会で教え子が対戦したりと、皆さんの素晴らしい柔道を身近で感じる機会が多くありました。稽古や試合だけでなく、怪我からの復活を信じ、道場の隅で黙々とリハビリに励まれている姿を見たこともあります。

 選手の皆さんは、この舞台に至るまで、努力という言葉で言い表せられない程の努力をし、数えきれない壁をいくつも乗り越えてきたことでしょう。日本武道館の畳の上に立つ皆さんを見ていると、学生時代の姿が思い出され、胸が熱くなります。自国開催ということもあるでしょうが、こんなに一試合毎にドキドキするオリンピック観戦は初めてです。


 

 

  明日も子どもクラスと大人クラスの稽古があります。塾生の皆さんとは、勝敗やメダルの色といった結果だけでなく、試合内容やここに至るまでの過程もお話ししたいです。また、海外選手の素晴らしい試合についても、しっかりと称賛したいと思います。

 明日はいよいよ柔道最終日の「混合団体戦」です。日本代表の選手、指導者、関係者の皆さんを心から応援しています。 

 素晴らしい試合になると共に、無事に大会が終わりますように。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n4d0b60e9fbd9