おしらせ

2022-06-16 10:25:00

コラム「柔道場でコミュニケーション能力を高めよう」

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咲柔館コラム167
柔道場でコミュニケーション能力を高めよう

 

 

 

 

 仕事をする上で必要な能力とは何でしょうか。経団連が毎年行っている調査によると、企業が新卒者に最も求めているものは「コミュニケーション能力」だそうです。なんと16年連続(2004年から2019年)で第1位。いくら社会が変化しても、人と人とがコミュニケーションをとりながら仕事を行うことに変わりはありません。

※ちなみに第2位は「主体性」(10年連続)、第3位は「チャレンジ精神」(3年連続)です。
※参考資料
https://www.keidanren.or.jp/policy/2018/110.pdf

 

 

 

 

 コミュニケーション能力を伸ばす場所や機会は色々ありますが、柔道場もその1つとして活用できると思います。例えば、中高生・大人クラスは、12歳から70代の方が在籍しており、色々な方と交流することができます。学校、職場、住む地域、年代が異なる方たちと話す機会は、普段の生活の中ではあまりないでしょう。

 初対面の方同士で話すこともあり、そういった経験が少ない中学生、高校生にとってはよい勉強になっていると思います。先日、体験に来てくださった柔道未経験の高校生に、中学生たちが準備運動を教えてくれました。最初は少しぎこちない会話をしていたものの、稽古を進めるうちにお互いの心がほぐれ、稽古後は笑顔で話していました。こうした経験は、きっと大人になってからも役立つと思います。

 また、コミュニケーションは言語だけではなく、非言語でも行われます。「礼をする」「組み合って技をかけあう」、言葉は交わしませんが、これらもコミュニケーションの1つと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 世代や地域といった様々な壁を越えて一緒に稽古や会話をする。このような柔道場での活動も、きっとコミュニケーション能力の向上につながるはずです。これからも、塾生の皆さん、体験に来てくださった方たちが、笑顔でコミュニケーションがとれる温かい空間を作っていきたいと思います。

 

 

 

 

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ne6acf3b143e1