おしらせ
2024-02-21 13:12:00
📝Jキッズフェスタにかける思い~柔道が怖かったあの頃の自分へ~
咲柔館コラム268
Jキッズフェスタにかける思い~柔道が怖かったあの頃の自分へ~
いよいよ柔道イベント「Jキッズフェスタ」まであと2日となりました。
イベント名は、嘉納治五郎師範が掲げた自他共栄という理念に基づいた行動がとれる柔道家・柔道キッズを増やしたいという想いから、柔道家(JUDOKA)・治五郎(JIGORO)・自他共栄(JITAKYOEI)の頭文字のJから名づけました。
開催の目的は、生涯にわたって柔道を「する」「観る」「支える」「学ぶ」「楽しむ」、そんな「柔道家」「柔道ファン」を増やすことです。
おかげ様で約100名の方(未就学児から高校生)が参加してくださいます。
私は5歳から柔道をやっています。でも、この40年間の全て柔道が好きだったわけではありません。特に幼少期の私にとって柔道は怖い存在でした。運動があまり得意ではなかったので、他の子とくらべて技を覚えるのが遅い。試合で何をしてよいのか分からない。柔道の先生は厳しい人が多い。幼い私にとって、柔道を好きになる要素がほとんどありませんでした。でも、当時は「1度始めたことはやめない」、ある意味「我慢する」ことも、柔道だけでなく習い事全体の美徳だったのかもしれません。それが良かったか悪かったは分かりませんが、私は5歳から今まで1度も途切れることなく、ずっと柔道を続けています。
続けてきた中で柔道の素晴らしさ、面白さに気づいていくのですが、できればもっと早く柔道を好きになりたかった。そうすればもっと柔道がうまくなっていたのかもしれないなあ、と時折思うことがあります。
私と似たような気持ちで柔道をしているお子さんもひょっとしたらいるかもしれません。だから、昔の私のように柔道があまり得意ではないお子さん、柔道に悩んでいるお子さんでも笑顔になれるイベントを開きたかったのです。
Jキッズフェスタは、広い畳の上でいっぱい遊びます。親善試合は、習熟度別に分けた特別ルールで実施し、礼法賞や安全賞(受身賞)も設けています。柔道川柳の発表もありますよ。柔道クイズで柔道の歴史や魅力を深く学び、初心者向けの背負投教室(石川裕紀先生/元全日本強化選手)で技の面白さを体感します。最後は、参加者全員で乱取りタイムです。
5歳の頃の自分がもしJキッズフェスタに参加したら、笑顔になってくれるかな。そんなことも考えながらイベントの準備を行ってきました。Jキッズフェスタに来てくださったお子さんたち、保護者の皆さま、先生方が「やっぱり柔道っていいなあ」と笑顔になってくださるよう、残り期間もしっかりと準備を整えてまいります。
2月24日(土)、皆さんと会場でお会いし、一緒に柔道をするのが楽しみです。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/nf52e7bcfcab0