おしらせ
2026-08-31 21:25:00
📝寝技で柔道は倍おもしろくなる
咲柔館コラム325
寝技で柔道は倍おもしろくなる
鈴虫の鳴き声を聞きながら、書斎(二畳)でこの文章を書いています。外から吹き込む風が気持ち良いです。もう、エアコンをつける必要がない夜も多くなってきましたね。明日から9月です。
8月は、①座礼、②寝技をテーマに稽古を行ってきました。
6月、7月も礼法がテーマでしたが、今月は寝技がテーマということもあり、特に「座礼」に重きをおいて稽古をしました。正しい座礼を学んでいるので、稽古中の全場面において、とても丁寧な礼が自然と行えるようになりました。やはり美しい礼をすると、お互いに気持ちが良いものです。見ていても清々しい気持ちになります。これからも、心を込めた礼を皆ですることで、自他共栄の精神を体現していきます。
私は寝技がすごく強い、上手いわけではありません。でも、寝技は好きです。
「立技3年、寝技3ヶ月」。この言葉をいつ、どこで、どなたから教わったのかは忘れましたが、立技を1つ覚えるにすごく時間がかってしまう、もしくは身につかないで終わる私にとって、大きな励みになってきたことは間違いありません。実際に、寝技は立技に比べ、身につくのが早く、私のように運動が苦手な人でも柔道に希望が持てると思います。
私は、中学校時代まで寝技をほとんど知りませんでした。でも、高校に入ってから、寝技が上手な先輩に憧れ、また、有名な先生に寝技を教わったりする中で、自然と寝技の面白さに気づき、主体的に研究をするようになりました。
その結果、高校2年次の全国大会県予選(団体戦)の決勝戦で、「三角絞→上四方固→腕挫十字固」という寝技の全要素(絞技→関節技→抑込技)を含んだオリジナル連絡技で、一本を取り、チームの全国大会出場に大きく貢献することができました。
また、30代中盤以降に出た試合では、最初から「寝技中心」で試合をすると決めて臨みました。当時、稽古不足だったため、立技で勝ちにいくと怪我をしたり、させたりする危険性を感じていたためです。それくらいの年齢になると、以前より立技で速い動きや反応ができにくくなるため、「寝技ができる」ということは、怪我の防止という観点でも重要になってくると思います。
咲柔館では、「世界一周」という色々な寝技に次々と移行する反復練習を行っています。この練習をすることで、寝技(抑え込み)の基本動作が身につき、色々な技術へと応用がきくようになります。実際に、お子様から大人の方まで、乱取りで自然と寝技の移行ができる方も増えており、寝技の稽古が途切れなくなってきました。
まだ、全員が「世界一周」はできておらず「世界半周」までの方もいらっしゃいますので、これからもこうした基本練習を続け、寝技の土台を築いていきたいと思います。
寝技は、地味で、きついように感じるかもしれません。でも、寝技の基本をしっかりと身につけ、色々な技や動きを覚えると、寝技がどんどん楽しくなります。これからも寝技の基本動作を中心に稽古をしていきますので、お子さんや初心者の学生さんや大人の方も安心して稽古にご参加ください。併せて、学生・大人クラスには、有段者の方も増えてきましたので、そういった方に向けては、少しずつ絞技、関節技の稽古も安全第一で行っていきたいとも考えております。
寝技を知ると、寝技ができると、柔道は倍おもしろくなります。みんなで寝技も楽しみましょう。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
※noteより転載
https://note.com/shojukan/n/n6d434c661be3?app_launch=false
