おしらせ

2021-09-23 19:50:00

咲柔館コラム100 初心~咲柔館コラムを書き続ける理由~

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 咲柔館コラムを書き始めて1年と1ヶ月、ついに100回目になりました。このコラムは「note」というメディアプラットフォームに投稿しており、現在までの総閲覧数は約1万5千回です。1つのコラムにつき平均150人の方が読んでくださった計算になります(咲柔館ホームページ・Facebook・Twitterにも同じ内容を投稿しており、もっと多くの方に読んでいただいていると思います)。ここまで続けられたのは、コラムを読んでくださる方、温かいコメントをくださる方、いいねを押してくださる方、そんな皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。

 

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 このコラムを書き始めたのには、あるきっかけがあります。それは、2019年の4月から1年間勤めていた文武一道塾 志道館でとてもお世話になったある方のアドバイスです。2020年の6月末に道場を開館したものの、約2ヶ月間ほとんどお問い合わせはなく、悶々としていました。そこで、その方にご相談した所、「まずはブログを100記事書いてみては。」とアドバイスをいただきました。

 

 

 

 

 その方のアドバイスは、咲柔館コラムの「初心」です。その内容の一部をご紹介します。※原文そのものではありません。

 

「とにかく、やり続けること。変化を起こすにはこれしかない。Twitterなら3ヶ月、ブログなら100記事になるまで手を動かし続ける。結果が出る前にやめてしまったら意味がない。やり続けて変化がいま一つだったら、ツールを変えてまた尽力すればよい。」

 

「立ち上げ時期、コロナ禍で思うようにいかない悩みがあるからこそ、書くべき。辛いからこそ、未来を明るく見て書く。こういう辛い時に柔道家としてどうあるべきか、そこを言葉で伝えることが、今できること。」

 

「今の咲柔館さんのホームページからは、道場を立ち上げた想い、綾川さんの考えが読み取れずとても勿体ない。ホームページに綾川さんの想いが溢れていなければ、また見に行こう、読みに行こう、とは思ってもらえない。綾川さんが志道館 館長のブログを読んで人生が変わったように、綾川さんのブログを読んで人生が変わる人が必ずいる。それを信じてやるべき。」

 

「コラムを書くことは柔道の稽古と同じ。最初はうまくできなくても形になるまで愚直に繰り返す。やればうまくなるし、なにか必ず気づきがある。改善方法も見つかるはず。」

 

 

 

 

 アドバイスをいただいた翌日に、ドキドキしながら「夢」と題した咲柔館コラムを初投稿しました。そして、その10日後…、なんと「2年以上、大人の初心者が習える柔道場を探し続けていました」という社会人の方からお問い合わせをいただいたのです。辛い想いをしていた分、感激もひとしおでした。その塾生様は、今も道場に通い続けてくださっており、生涯柔道を楽しまれています。他にもこのコラムを通じた出会いは数えきれません。コラムを始めて本当に良かったです。

 

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 アドバイスをくださった方が、「書くべし、書くべし、書くべし!」と発破を掛けてくださったお陰で、100回目に到達することができました。その方に心から感謝しています。ただ、ここは「ゴール」ではなく、「通過点」です。柔道、道場の魅力を多くの方に伝えるために、咲柔館コラムをこれからも書き続けます。これからも、この「咲柔館の成長記録」を温かく見守っていただければ幸いです。

 

 



☆文武一道塾 咲柔館が開館する際に、道場を施工して下さったランクアップ平野屋様を通し、井上康生先生のサイン色紙をいただきました。「初心」と書かれたこのサインは、道場の宝物です。改めまして、井上先生、平野社長に御礼申し上げます。ありがとうございました。






※「note」より転載

https://note.com/shojukan/n/n64c900d10f60


2021-09-14 12:30:00

咲柔館コラム99 色帯の「自信」と「責任」 【子どもクラス】

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 色帯を締めると、印象が変わるものです。7月の昇級試験に受かったお子さんに、やっと色帯を渡すことができました(写真のお子さんは8級です)。帯を注文してから約1ヶ月かかりましたが、それもそのはず。色帯は、国内で受注生産をしているそうです。まだ完成していない色帯もありますので、順次渡していきたいと思います。

 

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 今回の昇級試験を経て、お子さんたちは、大いに成長しました。昇級条件として定めた約20項目(柔道精神・礼法・受身・基本動作・技など)全てに〇をもらうために、本当によく稽古したと思います。今できること、できないことが明確になり、苦手だと思っていたことにも、前向きに挑戦できるようになりました。残念ながら、今回合格に至らなかったお子さんも、昇級試験をきっかけにできるようになったことが沢山あります。そして、できなかった項目について、今も根気強く練習を続けています。

 試験、試合というものは、結果を重視しがちですが、そこに向けた準備の中での変化、実際に実力を試した時の気づきこそが、子どもの成長に有益なのだと再実感できました。改めて、昇級試験に臨んだ全てのお子さんたちを誉めたいです。本当によく頑張りました!

 

 

 


 帯の色は元には戻りません。だからこそ、昇級した帯の色にふさわしい行動が求められます。このことは、色帯を渡す時に、しっかりと伝えました。自信と責任をしっかりと持ち、今まで以上に、つよく、やさしく、かっこいい柔道家を目指してほしいと思います。昇級おめでとう!

 

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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ncffc4a754a22


 

2021-09-08 13:00:00

咲柔館コラム98 9月の目標~今できるベストをつくす~

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 涼しい日が続き、過ごしやすい季節になってきました。美味しい桃やぶどうや栗を食べる機会も増え、いよいよ秋の到来といった感じです。「食欲の秋」「読書の秋」、そして「スポーツの秋」です。まだまだ生活の中で制限は多いですが、できる範囲の中で秋を楽しみましょう。9月も安全第一で稽古を行っていきます。

 

 

 

 

 9月の稽古目標は2つです。

 

①色々な受身を身につけよう


 8月の末から現在にかけて、お互いに距離をとった「組み合わない稽古」を実施しております。特に集中して行っているのが受身の稽古です。お子さんから大人の方まで、受身がとても上手になってきました。ただ、受身はとっさにとれるようになることが重要です。その域に達するまで、何度も練習を重ね、体に覚えさせなくてはいけません。

 この期間に、基本動作の反復練習やトレーニングをしっかり行い、基本技術、基礎体力を向上させましょう。

 

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②相手の目を見て話を聴こう


 咲柔館では、「傾聴」を大切にしています。最近では、お子さんたちに「人の話はどこで聴くの?」と質問すると、「耳と目!」と答えるようになりました。会話において、話す力はもちろん大切ですが、それと同じ位に聴く力も重要です。現代は、スマホやパソコンなどを介してコミュニケーションをとることが多くなっています。このような時代だからこそ、相手の目を見て話を聴く習慣、相手の心を感じる力が必要です。

 お互いの距離を取らざるを得ない状況が続いていますが、心と心はしっかりと繫がっていたいと思います。

 

 

 

 

 制限が多い生活が続いていますが、まずは「健康第一」で過ごしていきましょう。散歩やストレッチなど軽い運動をしたり、本を読むなど気分転換をうまくしながら、心と体の健康を保ってください。今はできることが限られていますが、その中で工夫をしながら行ったことは、必ず次へと繫がるはずです。

 「晴れの日は枝が伸びる。雨の日には根が伸びる」。お互いがんばりましょう。

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nb0dd02dee697

 

2021-09-01 10:38:00

咲柔館コラム97 柔道衣はともだち 【幼児×柔道】

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 写真のお子さんは、稽古が終わった後、リュックサックの中の柔道衣に何か話しかけています。耳をすましてよく聴いてみると…、

 

 「おやすみなさい。」

 

 と優しく語りかけていました。

 

 

 

 こちらのお子さんは、柔道を始めてから今日でちょうど3ヶ月です。

 

 大きな声であいさつができるようになった。

 礼ができるようになった。

 正座ができるようになった。

 前転ができるようになった。

 後受身ができるようになった。

 大外刈ができるようになった。

 古典の素読で5ページ読めるようになった。

 

 この3ヶ月で、色々なことができるようになりました。一歩ずつ、ちょっとずつ、成長しています。


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 最初は、お母さんに連れられて何となく道場に来ていたのかもしれません。でも、今では道場に着くと、すぐにリュックサックから柔道衣を出し、楽しそうに着替えています。

 

 柔道衣はともだち。そう思っているからこそ、一緒にがんばった柔道衣に「おやすみ」と言ったのでしょう。柔道衣に話しかけているお子さんを見て、とても心があたたかくなりました。

 お子さんたちの「柔道が、好き、楽しい、面白い」という気持ちをこれからも大切にします。


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※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n064bd407c069



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