おしらせ
2022-06-21 10:36:00
コラム「開館2周年を迎えて」
咲柔館コラム168
開館2周年を迎えて
今日で文武一道塾 咲柔館が開館して2年になります。1周年から今日までに書いた咲柔館コラムは84本。コラムを読み返すと、色々なことが思い出されます。初めての子どもクラス昇級試験(2021年7月https://note.com/shojukan/n/nf88b99df82f0)、ネパールで柔道普及に尽力されている古屋祐輔さんのご来塾(10月https://note.com/shojukan/n/n3fbdb2529e8f)、ペルーの柔道場「共栄館」さんとのビデオ文通(10月https://note.com/shojukan/n/ncc98d68c2c04)、姉妹道場「文武一道塾 志道館」の塾生様のご来塾(12月https://note.com/shojukan/n/n2e68061a7148)、東京パラリンピックに出場された工藤博子選手と小川和紗選手、お2人を指導されている仲元歩美先生のご来塾(2022年1月https://note.com/shojukan/n/n72a6de7ecd5b)、地域イベントへの参加(3月https://note.com/shojukan/n/n116bad22252d・5月https://note.com/shojukan/n/ndd2522457051)など、沢山の出会い、再会がありました。コラムではご紹介しきれなかった方々とのご縁も含め、心より感謝しております。
この1年間も「柔道をやりたいけど、やる場所がない」と思われていた方たちが、柔道を始めてくださいました。学校に柔道部がない中学生・高校生(https://note.com/shojukan/n/n9327a747f3b0)、ブランク約30年の方(https://note.com/shojukan/n/n0a040121278d)、子どもクラスの保護者様(https://note.com/shojukan/n/n411208d708d5)など、「自分には無理かも…」と柔道を諦めていた方たちに、柔道を始める場をご提供できたことは、私にとって大きな喜びであり、誇りです。子どもから大人までが、柔道をより身近に感じ、気軽に楽しめる環境作りをこれからも続けていきたいと思います。
1年間のうち、コロナ禍の影響で通常の稽古が行えなかった期間は、約4ヶ月間。1年間の約3分の1は組まない稽古やトレーニングを中心に行ってきました。2年目も自分の思ったようにいくことばかりではなく、今でも悩みや課題は尽きません。それでも、前向きな気持ちで1歩ずつ進み続けられたのは、ひとえに咲柔館に通ってくださっている皆様のお陰です。お子様たちの成長、学生さんや大人の方たちの笑顔が私にとって1番の原動力となっています。改めまして、塾生の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございます。また、咲柔館を応援してくださっている皆様にも感謝の気持ちで一杯です。直接会って、電話で、メールやLINEで、SNSのコメントで、色々な形での応援が私にとって大きな力になっています。
明日から3年目が始まります。これからもお一人おひとりの塾生様、1回1回の稽古を大切にし、変化と進化を繰り返しながら、文武一道塾 咲柔館を発展させていきます。数ヶ月後には、今までにやったことがない企画を行う予定です。鋭意準備中ですので、楽しみに待っていてください。
今後とも、文武一道塾 咲柔館をよろしくお願いいたします。
〈お知らせ〉
道場ホームページやSNSを通じて何度かお知らせをさせていただいておりますが、6月25日(土)に咲柔館を開館してからの2年間を振り返るお話会を開催いたします。ありがたいことに定員の10名を超えるお申し込みをいただきました。ありがとうございます。テーマは「凹んだ時に力をくれた人・言葉」(https://note.com/shojukan/n/nbbb2eb313250)。「柔道場開館のきっかけをつくってくれた英国紳士」、「空から笑顔を届けてくれたパイロット」など、今でも私の背中を押し続けてくださる方たち生き方や言葉を、様々なエピソードを交えながらご紹介します。まだ、若干名のご参加は可能ですので、もし、ご興味がある方がいらっしゃいましたらご連絡ください。道場で皆さんとお会いするのを楽しみにしております。
詳細、お申し込みにつきましては、こちらをご覧ください。
↓↓↓
https://shojukan.com/info/4564145
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
2022-06-16 10:25:00
コラム「柔道場でコミュニケーション能力を高めよう」
咲柔館コラム167
柔道場でコミュニケーション能力を高めよう
仕事をする上で必要な能力とは何でしょうか。経団連が毎年行っている調査によると、企業が新卒者に最も求めているものは「コミュニケーション能力」だそうです。なんと16年連続(2004年から2019年)で第1位。いくら社会が変化しても、人と人とがコミュニケーションをとりながら仕事を行うことに変わりはありません。
※ちなみに第2位は「主体性」(10年連続)、第3位は「チャレンジ精神」(3年連続)です。
※参考資料
https://www.keidanren.or.jp/policy/2018/110.pdf
コミュニケーション能力を伸ばす場所や機会は色々ありますが、柔道場もその1つとして活用できると思います。例えば、中高生・大人クラスは、12歳から70代の方が在籍しており、色々な方と交流することができます。学校、職場、住む地域、年代が異なる方たちと話す機会は、普段の生活の中ではあまりないでしょう。
初対面の方同士で話すこともあり、そういった経験が少ない中学生、高校生にとってはよい勉強になっていると思います。先日、体験に来てくださった柔道未経験の高校生に、中学生たちが準備運動を教えてくれました。最初は少しぎこちない会話をしていたものの、稽古を進めるうちにお互いの心がほぐれ、稽古後は笑顔で話していました。こうした経験は、きっと大人になってからも役立つと思います。
また、コミュニケーションは言語だけではなく、非言語でも行われます。「礼をする」「組み合って技をかけあう」、言葉は交わしませんが、これらもコミュニケーションの1つと言えるのではないでしょうか。
世代や地域といった様々な壁を越えて一緒に稽古や会話をする。このような柔道場での活動も、きっとコミュニケーション能力の向上につながるはずです。これからも、塾生の皆さん、体験に来てくださった方たちが、笑顔でコミュニケーションがとれる温かい空間を作っていきたいと思います。
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ne6acf3b143e1
2022-06-09 20:41:00
コラム「柔道で怪我をしないために大切なこと」(子どもクラス)
咲柔館コラム166
柔道で怪我をしないために大切なこと
柔道の安全性は、「受身」だけで保たれてるのではありません。投げた時に、相手の袖をしっかりと引いてあげる「かばい手」も受身と同じくらい大切です。このかばい手があることで、投げられた相手は受身をとりやすくなります。かばい手は、いわば相手を守る「命綱」です。
未就学児でもこの動作を何度も繰り返すと、無意識にできるようになります。ただし、かばい手の形だけできればよいのではありません。その目的をしっかりと理解した上で稽古を行うことが重要です。どのように、どのタイミングで引けば、相手の痛みと危険をなくすことができるのか。1回1回しっかりと考えながら、投げ込みを行っています。こうして、より良いかばい手を追究し続けることで、自然と相手のことを想像する力も養うことができます。それが柔道の素晴らしさです。
かばい手で相手を守る、受身で自分を守る。この両方ができる強くて優しい柔道家を育てていきます。
※以前書いた「かばい手」に関する心温まるコラムです。
ぜひご覧になってください。
↓
「お母さんを守った柔道の心と技」
https://note.com/shojukan/n/n4b2cf660a025
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n6aa312495d45
2022-06-06 12:20:00
コラム「『年齢差50歳』でも乱取りはできる』(中高生・大人クラス)
咲柔館コラム165
「年齢差50歳」でも乱取りはできる
咲柔館の中高生・大人クラスには、12歳から70代の方まで幅広い年齢層の塾生様が在籍しています。学生さんと大人の方が一緒に稽古をすることは、町道場の魅力の1つです。世代を越えた交流を通し、お互いに刺激をもらったり、様々なことを学ぶことができます。
時には年齢差50歳で乱取りをすることもあります。年齢、体力、技量など、様々な違いがある方同士が組み合い、安全に稽古を行うために欠かせないもの。それは「相手への敬意」です。色々な条件(かけてよい技限定・攻守交代制など)も設けていますが、やはり1番大切なのは「相手への思いやり」です。「とにかく相手を投げたい、抑えたい」という己の欲求を満たすためだけに稽古をするのが本来の柔道ではありません。相手を慮る心、共に高め合う心があってこその柔道です。「力の加減をする」「相手の技を受けてあげる」、そして「投げられたら潔く受身をとる」。このような姿勢をお互いに持ってこそ、柔道を安全に楽しむことができます。
塾生の皆さんは、道場外で交流をすることもあります。先日は、稽古後に何人かの方たちで栃木市の名店「山田氷屋」に行きました。「○○君は何味にしたの?」「○○さんは、いちごミルクにあずきをトッピングしたんですね。さすがです!」こんな会話をしながら、みんなでかき氷を美味しそうに召し上がっていました。畳の上以外の交流もとても楽しいですね。このような機会を通じて、皆さんの関係が更に深まっていくように感じます。
学校が違う、職場が違う、年齢が違う、住んでいる地域が違う。様々な違いを越えて柔道仲間が集う道場。文武一道塾 咲柔館は、そんな素敵で愉快な空間であり続けたいと思います。
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nc48d4c3572b9
2022-05-30 14:00:00
コラム「凹んだ時に力をくれた人と言葉」(6月イベント紹介)
咲柔館コラム164
凹んだ時に力をくれた人と言葉
2020年4月、初めての緊急事態宣言。文武一道塾 咲柔館の道場は、そんな中で完成しました。道場はできたものの、スポーツ施設は活動制限がかかり、すぐに休館。開館できたのは、約3ヶ月後の6月21日でした。咲柔館が開館してもうすぐ2年になります。コロナ禍の影響で活動を制限した期間は何度もありました。それでも、何とかここまで歩み続けてこられたのは、塾生様や咲柔館を応援してくださっている皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
正直に申し上げると、この2年間の中で、何回も落ち込みました。心が折れそうになったことも1度や2度ではありません。でも、その度に心で受身をとり、立ち上がり続けてきました。その時のエネルギー源となったのは、沢山の「人」と「言葉」です。
ありがたいことに、この2年間の経験と私に力をくれた人・言葉についてお話しする機会をいただきました。高校柔道部の後輩である山口敬志さんが6月25日(土)に開催するイベントの一部で、お話をさせていただきます(山口さんのプロフィール・イベント内容につきましては、コラムの最後をご覧ください)。
今回お話しするのは、ある3人の方との物語です。「柔道場開館のきっかけをつくってくれた英国紳士」、「空から笑顔を届けてくれたパイロット」など、今でも私の背中を押し続けてくださる3人の生き方や言葉を、様々なエピソードを交えながらご紹介します。3人の共通点は「絶望的な状況を乗り越え、今も夢に挑戦し続けている」という点です。「普通はそこで諦めるよね」という状況をどう乗り越えてきたのか。落ちこんでいる人が元気になれたり、聴いてくださった方が笑顔になるようなお話をしたいと思います。主催者の山口さんから「心を燃やすお話を!」とのリクエストがありました。得意分野である「熱さ」全開でいきたいと思います。
すでに申し込んでくださった方の中には、初めてお会いする方もいらっしゃるようです。6月25日(土)、咲柔館で皆さんとお会いするのを楽しみにしております。
【山口敬志さん プロフィール】
・1981年6月9日生まれ
・栃木県下野市石橋出身
〈略歴〉
國學院大學栃木高等学校 卒業
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埼玉大学(教育学部保健体育科)卒業
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小学校体育非常勤講師・外資系企業のトレーナーを経験後にフリーランスのパーソナルトレーナーとして独立
健康革命家として、一人一人の価値観やライフスタイルを尊重した運動・健康指導を実施。元気に明るく快適に生活したい人々をサポート。「自分の健康は自分で守る」をモットーに、柔軟な発想でいかにその方が健康で元気になれるかという視点からアプローチしている。自然体験や健康に関するイベントを多数開催。
※山口 敬志さん ホームページ
https://www.k-kakumei.com/
【イベントについて】
「梅雨の栃木を味わう!?~太平山・あじさい坂トレリート~」
第一部 太平山のトレッキング
約5時間の初心者向けのトレッキングです。大自然の中で心と体をリフレッシュしましょう。
(栃木市 太平山にて)
第二部 心を燃やして生きるお話&転んでも立ち上がる受身体験
人生という道の途中で転んでも大丈夫。心に火をつけるお話と受身体験です。
(栃木市文武一道塾 咲柔館にて)
2022年6月25日(土)9時~17時
お申し込み方法を含め、詳細につきましてはこちらをご覧ください。
※一部、二部それぞれのみのご参加も可能です。
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https://shojukan.com/info/4564145
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館