おしらせ
2021-12-06 16:56:00
大人になってから柔道を始めて良かったこと・大変だったこと【大人クラス】
咲柔館コラム126
大人になってから柔道を始めて良かったこと・大変だったこと
先日、姉妹道場「文武一道塾 志道館」より2名の方が出稽古に来て下さいました。お2人とも、50代から柔道を始められ、約2年かけて初段になり、今も週に3回程度稽古に励んでいます。そんな大人になってから柔道を始められたお2人に、実際に柔道をやってみて感じたことや柔道の魅力について聞いてみました。「柔道をやってみたい」と思っている方は、ぜひご参考にしてください。
Q 柔道を始めたきっかけは何ですか。
子どもが柔道を始めてから、柔道精神や嘉納治五郎師範に興味を持つようになり、自分もやってみたいと思いました。
柔道を通じて、もっと日本文化を深く理解したいと思ったのがきっかけです。
Q 柔道の稽古に慣れるまでにどれくらいかかりましたか。また、始めた当初はどのようなことを感じましたか。
稽古に慣れるまで半年くらいかかり、最初は続くのか不安もありました。でも、「人生をより楽しくしたい」「老後の楽しみを今から作りたい」という想いがあったので、続けられたのだと思います。
最初はできないことばかりで、行くのがつらい日もありました。慣れるまでに、1年くらいかかったと思います。でも、志道館の先生方が丁寧に教えてくださり、できることが少しずつ増え、進歩が喜びにつながるようになりました。
Q 大人にとって柔道の魅力は何ですか。
柔道には色々な技や動きがあり、大人になってからでも少しずつレベルアップできることが楽しいです。また、柔道はただのスポーツではなく、もっと大きいものであると考えています。柔道には哲学があり、精神面を学べることも大きな魅力です。
やはり体力がつきますね。そして、相手と組み合い、投げ合うという「非日常体験」が楽しいです。道場では年齢や仕事が違う方たちと一緒に稽古をするので、自分の価値観が広がります。塾生同士のつながりができていくことも楽しさの1つです。
大変だったことも含め、柔道について話されている時のお2人は、とても生き生きとされていました。柔道を続けてきたからこそ見えたもの、得られたものがきっとあるのだと思います。お会いしていなかった1年8ヶ月の間に色々な技を覚えられ、今は「巴投(ともえなげ)」にも挑戦しているそうです。汗をかきながら、技や組み手の研究をされているお2人は本当に楽しそうでした。
お2人のように大人になってからでも、段階的、体系的な稽古を続ければ、少しずつ成長できます。人生は一度です。「柔道をやってみたい」と思っている大人の方は、まず一歩目を踏み出してみてください。今回のコラムが、その勇気につながれば嬉しいです。
※姉妹道場「文武一道塾 志道館」ホームページ
↓↓↓
https://www.bunbuichido.net/
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n10eabd7e5827
2021-12-02 22:51:00
感動の再会~姉妹道場からの出稽古~【大人クラス】
私は、2019年4月から1年間、東京にある柔道場「文武一道塾 志道館」で館長補佐として勤務していました。この1年間で館長先生から教えていただいた道場運営、経営に関する知識、現場で得た経験が今に生きています。特に、塾生の皆さんとの稽古を通して気づいたこと、学んだことは数えきれません。幼少期の子どもとの接し方、大人の初心者の方の指導方法など、それまで中高生を指導してきた私にとって、毎日が新鮮でした。
そんな志道館の皆さんとのお別れは、とても残念な形になってしまいました。2020年3月、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、道場は休館。最後にお会いすることができなかった塾生様は、子どもクラス、大人クラス共に沢山いらっしゃいます。
あれから1年8ヶ月が経ち、やっと志道館の塾生様と再会することができました。今回、咲柔館へ出稽古に来て下さったのは、50代から柔道を始めたお2人です。私が志道館に入社した当初、お2人とも白帯でした。約2年間こつこつと稽古を続け、見事、昇段試験に合格。今では黒帯姿が板に付いています。「大人の柔道家」という雰囲気が、とてもかっこ良いです。現在も、週に3回程度稽古をされ、柔の道を歩み続けられています。
咲柔館は、1回目の緊急事態宣言が発令された頃に道場が完成しました。道場はできたものの開館することができず、不安で一杯の中、「コロナがなくなったら、絶対出稽古に行きますからね!」とメールや電話をくださった志道館の皆さんには、心から感謝しています。皆さんからいただいたメールや、子ども達から送られてきた手紙を何度も読み返し、気持ちを奮い立たせてきました。
今回、このように直接お会いすることができ、感動で胸が一杯です。もちろん、「出稽古」ですので、しっかり稽古も行いました。お2人とも技術が向上されており、質問のレベルの高さにも驚きました。その詳しい内容は、また別のコラムで書きたいと思います。
文武一道塾「志道館」と「咲柔館」は姉妹道場です。今後もこのような交流を少しずつ行いたいと思います。今回、遠方より来て下さった志道館の塾生様、本当にありがとうございました。また一緒に柔道をしましょう。
※姉妹道場「文武一道塾 志道館」ホームページ
↓↓↓
https://www.bunbuichido.net/
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n2e68061a7148
2021-11-25 17:50:00
12月カレンダー(稽古予定表)🎅
いつも咲柔館ホームページをご覧になって下さりありがとうございます。
12月カレンダーを掲載いたします。
より画像が鮮明な「PDFファイル」版はこちらです。
↓
カレンダー 2021 12月.pdf (0.22MB)
寒さが本格的になってまいりました。どうぞ、お身体には気をつけてお過ごしください。
皆さんと柔道場でお会いするのを楽しみにしております。
柔道にご興味がある方は、お気軽にお越しください。
見学・体験のお申し込みはこちらからお願いします。
↓
https://shojukan.com/contact
2021-11-22 17:56:00
子どもたちで稽古メニューを考えてみる【子どもクラス】
咲柔館コラム124
子どもたちで稽古メニューを考えてみる
先日の子どもクラスは、お子さんたちに稽古メニューの一部を考えてもらいました。コミュニケーション力を向上させ、主体性、創造性を伸ばすことが目的です。今までやったメニューも参考にしながら、色々と意見を出し合っていました。
5分間の話し合いを経て、お子さんたちが作ったメニューがこちらです。
↓
【アニマル地図ダッシュ】
②先生が動物の名前を言う(クマ・カンガルー・ゴリラなど)。
③次に先生が国名を言う。
④先生が「スタート」の合図をしたら、②の動物の歩き方で地図まで進み、③の国名を探す。
⑤1番最初に見つけられた人が勝ち。
体だけでなく、頭も使う「文武一道塾」らしい良いメニューです。自分たちが作ったメニューだけあって、いつも以上に積極的に、楽しそうに取り組んでいました。
最近は、稽古メニューだけでなく「技がかかる理由」をみんなで考える時間も設けるようにしています。柔道を通して身につけた「考える習慣」は、きっと将来にも活きるはずです。これからも、一方通行の指導だけではなく、双方向型の学びを取り入れ、お子さんたちの目が輝くような稽古を心がけていきます。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n6681553fc58c
2021-11-16 18:47:00
嘉納師範は子どもたちのヒーロー【子どもクラス】
咲柔館コラム123
嘉納師範は子どもたちのヒーロー
私は小学生の頃、チラシの裏や自由帳に絵を描くのが大好きでした。自分で考えたヒーローや怪獣を描くのが楽しくて、時間が経つのを忘れて夢中になっていたのを覚えています。
咲柔館に通うお子さんの中にも、絵を描くのが好きなお子さんがいます。先日、あるお子さんが嬉しそうに柔道ノートを見せにきました。表紙を開いてみると、なんとそこには嘉納治五郎師範のイラストが貼ってあったのです。彼女が描いた若かりし頃の嘉納師範の表情は自信に満ちあふれており、とても堂々としています。お家で嘉納師範の本を見ながら、一所懸命描いたそうです。嘉納師範もきっと喜ばれていることでしょう。
先月、「嘉納師範遺訓」の暗誦を行ったことで、お子さんたちの嘉納師範に対する憧れがより強くなったように感じます。「いじめられっ子だった」「体が大きくはなかった」「勉強がすごくできた」「東京オリンピックを開くため世界中を回った」、そして「自分たちがやっている柔道を作った」。嘉納師範はお子さんたちにとって、すごく遠くて、でもとても身近なヒーローです。これからも嘉納師範の言葉、考え方、生き方から、人生のヒントをつかんでほしいと思います。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n877ab9a9314e