おしらせ

2021-05-15 19:37:00

咲柔館コラム77 咲柔館における柔道教育の特徴~子どもに自信を ママにゆとりを~

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 柔道場で学習をする?柔道場なのにボールで遊ぶ?文武一道塾 咲柔館は、ちょっと変わった柔道場です。最近は、「SNSなどで見て、気になっていました」というお声も沢山いただいております。そこで今回は、咲柔館子どもクラスの特徴を3つお伝えします。 


 

 

①「基礎」「基本」を大切にする

 柔道や色々なトレーニングを行い、「基礎体力」の向上を目指します。運動が苦手なお子さんでも楽しめるよう、遊び、ゲームの要素を取り入れたメニューが中心です。柔道のわざに関しては「基本技術」の習得を大切にしています。「安全な受身」と「先々の土台となる技術」をしっかり身につけることが目標です。

 「試合に出ること」「勝つこと」を第一の目的にしておりませんので、ゆっくりとしたペースで柔道を習いたいお子さんに向いています。

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②道場で「学習」を行う

  「文武一道塾」の道場名の通り、柔道場で学習も行っています。

 

【主な学習内容】

・古典の素読

・読書

・柔道精神、柔道の歴史

・自主学習(学校の宿題、塾の教材) 等

 

 みんなで素読をしたり、机に向かって一所懸命勉強したりする姿は、まさに「現代の寺子屋」です。柔道や運動のみに偏らず、学習習慣を身につけることが、お子さん達の可能性を広げることにつながります。学ぶ楽しさを沢山体験させ、「自ら学び続ける子」 を育てていきたいです。


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③「お預かり時間」が長い

 咲柔館は、柔道と学習ができる「学童施設」でもあります。お預かり時間は「3時間」です。

 

【平日の稽古時間】

15時30分 開館   

自主学習・読書など

 

16時30分~18時

柔道・古典の素読

 

18時~18時30分

振り返りノート・自主学習

 

 

 保護者様が、お子さんの稽古時間を有効活用され、少しでもゆとりが生まれれば嬉しいです。


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【咲柔館コラム『柔道に向いている子ども』より抜粋】

※2020年8月21日掲載

 

 「柔道に向いている子ども」と聞いて、どのようなお子さんを想像しますか。体が大きい、運動が得意、気が強い子どもをイメージされる方が多いかもしれません。しかし、柔道の創始者である嘉納治五郎師範は体が小さく、しかも「いじめられっ子」でした。そこから「なにくそ!」という精神で立ち上がり続け、世界中に柔道を広められたのです。私は、体が小さい、運動が苦手、気が弱い子どもにも柔道は向いていると思います。

(中略)

 柔道には人を変える力があります。私も柔道に自分を変えてもらった1人です。もちろん一朝一夕に変われるわけではありません。稽古だけではなく、礼をする、道衣をたたむ、掃除をする、稽古の振り返りをノートに書く、といった柔道場での習慣を積み重ねていくことで、自然と心身共に成長していきます。

 何かを始める前に「向いてない」と決めつけてしまい、成長の機会を失うのはもったいないです。向いているかどうかは、やってみないと、続けてみないと分かりません。柔道は「体育」「知育」「徳育」として優れた教育効果があります。

※全文はこちらから

https://note.com/shojukan/n/ne1c865f52ac0

 

 



 柔道を通して「やさしくて、あたたかくて、芯のある子」を育てることが咲柔館の目標です。「柔道に向いてないのでは」と思われるようなお子さんでも、柔道を通して成長することができます。お子さんの習い事として柔道にご興味がある方は、一度道場に遊びに来て下さい。

 

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n4cfc3d447d47



2021-05-12 17:57:00

咲柔館コラム76 子どもの習い事として「柔道」が選ばれる理由~柔道で身につけられる3つのこと~

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 5月は多くのお子さんが新しい習い事を始める時期です。文武一道塾 咲柔館も4月末から現在にかけて、子どもクラスのお問い合わせが増えてきました。現在、お子さんに柔道を習わせようかご検討中の方もいらっしゃると思います。そこで今回は、「子どもが柔道を通して身につけられること」を3つに絞ってお伝えしますので、ご参考になさってください。

 



①受身が身につく

 柔道では、まず初めに受身を覚えます。受身は、相手に投げられた際に頭や体を守るための技術です。これは道場に限らず、日常生活の中でも活きます。ある塾生のお子さん(小学生)は「ドッジボールやサッカーで転んだ時に、受身を取れたので怪我がなかった」と話していました。もちろん、受身は万能ではありませんが、転んだ時のリスクを減らすことができます。また、転んでも立ち上がる「七転び八起き」という「たくましさ」を養うことにもつながります。


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②礼・挨拶の習慣が身につく

 柔道の稽古では何回も「礼」をする場面があります。道場の出入り、稽古の開始と終了、相手と組み合う時など、1回の稽古で約20回から30回の礼を行っているでしょう。正しい礼法を意識して繰り返すうちに、自然と美しい礼が身につきます。こうして礼の「形」が整うことで、少しずつ相手に対する「心」も整っていくものです。

 礼や挨拶の習慣は、人とつながる上で大切であり、一生の財産になります。柔道場の凜とした空気感、常に目の前に相手がいるという柔道の特性は、お子さんが礼や挨拶を身につける上で最適です。


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③相手の心を想像する力が身につく

 柔道は相手と組み合う武道です。組み合っていると、相手が攻めようとしているのか、守ろうとしているのか、自信があるのか、不安なのか、が伝わってきます。視覚、聴覚、触覚を通して、お互いの心を感じ取る経験は、現代においてとても重要です。お子さんには、スマホやパソコンを介したコミュニケーションよりも、人と人とが触れあう直接的なコミュニケーションを沢山体験してほしいと思います。

 また、投げたり投げられたり、抑えたり抑えられたりすることを繰り返すことで、少しずつ相手の痛みも理解できるようになるはずです。柔道は「強さ」と同時に「優しさ」も育むことができます。


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 柔道は、体だけでなく心も鍛えることができる武道です。「元気がありあまっているお子さん」は、落ち着いていられる時間が徐々に増え、逆に「引っ込み思案なお子さん」は、少しずつ自分を表現できるようになっていきます。咲柔館は、柔道を通して「やさしくて、あたたかくて、芯のある子」を育てることを目標にしています。お子さんの習い事として柔道をお考えの方は、ぜひ1度道場までお越しください。

※次回コラムでは「咲柔館における柔道教育の特徴」をご紹介いたします。テーマは「『勝ち』以外の価値」です。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n19e8a252b4c6




2021-05-07 16:19:00

咲柔館コラム75 友だち交流会で発揮した「心の握力」

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 5月5日こどもの日に、子どもクラスイベント「友だち交流会」を行いました。このイベントは、日曜日や祝日にお子さんたちの交流を深める目的で行っており、今回で2回目です。柔道未経験のお子さんも参加することができ、今回は3人参加してくれました。技や受身の練習、柔道遊び(柔道の動きを使ったゲーム)といった通常の稽古メニューに加え、柔道クイズや論語カルタなども行い、お子さんたちはとても楽しんでくれたようです。


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 今回の交流会で、とても嬉しいことがありました。それは、塾生のお子さんたちが「コミュニケーション力」を大いに発揮してくれたことです。初対面の保護者様にも「おはようございます!」と元気に挨拶をし、中には自己紹介をするお子さんもいました。また、柔道をやったことがないお子さんたちに対しては、受身のやり方やゲームのルールを丁寧に教えてくれ、常に優しく寄り添ってくれました。普段から心がけている「礼法」や「挨拶」、そして稽古中最も大切にしている「相手を敬う姿勢」が、このような場面でも生かされたのだと思います。


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 柔道は体の力だけでなく、心の力も養うことができる素晴らしい武道です。今、人見知りであったり、人と話すのが苦手なお子さんも、柔道場での様々な活動を通して、少しずつ心の変化が生まれます。人とつながる力、「心の握力」は、いつの時代においても重要です。人は色々な人とつながることで、お互いに助け合い、また心豊かな生活を送ることができます。これからも普段の稽古や交流会を通じて、10年後、20年後にも活きる「心の握力」をつけていきたいと思います。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n993c07c51423



 

2021-05-04 19:33:00

咲柔館コラム74 咲柔館5月の稽古目標~出足払・時間を守る~

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5月も咲柔館の皆さんは、元気に柔道をされています。今月の稽古目標は2つ立てました。

 




①出足払で安全に投げよう、投げられよう

 

 今月は「出足払」をテーマに選びました。一般的に足技は、天性的なセンスが必要と思われがちです。ややもすると、「自分にはできない」と足技を諦めてしまう方も多いかもしれません。私も大学4年生までそうでした。しかし、ある全日本強化選手の方と打ち込みをする機会があり、その際に「足技は『できない』のではなくて『やっていない』だけだから。」と言葉をかけられ、諦めずに練習したのを覚えています。このお陰で、社会人になってから、初めて試合でかかった足技(小内刈など)もあります。

 ぜひ、塾生の皆さんにも足技を身につけていただきたいです。「出足払」で安全に投げる、投げられる稽古を繰り返していきましょう。お子さんも、初心者の大人の方も、足技は先々の柔道できっと役立つはずです。


 

 

②時間を守ろう

 

 「時は金なり」という言葉があるように、時間の使い方は、人生においてとても重要です。まずは稽古の開始時間と終了時間を守り、けじめある稽古を心がけていきたいと思います。お子さん達には、着替えの時間や休憩時間を計測することで、少しずつ時間の感覚を身につけていってもらいたいです。子どもクラス、大人クラス共に限られた稽古時間を有効に使っていきます。 

※もちろん、諸事情で稽古に遅れても大丈夫ですよ。


 

 

 4月末から、見学と体験のお問い合わせが増えてきました。幼年部や一般部の女性の方からもご連絡をいただいており、5月の新しい出会いがとても楽しみです。柔道、咲柔館にご興味がある方は、お気軽に道場までお越し下さい。今月も楽しく柔道をやっていきましょう。




※「note」から転載
https://note.com/shojukan/n/ndc9a42d6b736



2021-04-29 15:31:00

咲柔館コラム73 学生さんにオススメ!柔道を「物理学」で考えよう

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 先日、私が高校2年生だった時に、物理を教わっていた先生(男性)と偶然再会しました。その先生の授業はとても面白く、私は物理が大好きでした。先生は、教科書に書いてある公式などをただ覚えさせ、計算を解くだけの授業は行いません。単元毎に、目の前で実証実験を行ってくださいました。もちろん、成功ばかりではなく、教科書と違う結果が出ることもありました。しかし、そんな時こそ学びのチャンスです。常に「なぜこういう結果になったのか」を考察したお陰で、考える習慣が身につきました。


 

 

 私は授業外でも先生に質問することが多く、特に「柔道に物理学を活かす方法」についてよく相談しました。当時、先生は新任で、色々とおいそがしかったはずです。それに柔道部顧問でもありません。それにも関わらず、時間を割いて物理学を用いて、技の研究を一緒にしてくださいました。

 「なぜ技がかかるのか」。このことを柔道の言葉で「理合(りあい)」と言います。この「理合」を物理の先生と一緒に研究した経験は、今でも大きな財産となっています。ぜひ、中学生、高校生、大学生、そして大人の方たちには、物理学に基づいた視点で柔道を考えてみてほしいです。きっと柔道が何倍も面白くなりますよ。


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物理の先生と一緒に技を研究していた高校時代の私です

 



 実は、物理学を用いて柔道の技を解説している本があります。その本が『これで完ぺき!柔道』です。この本では、「どうして受身を取るとダメージが少なくなるのか」「技が成功する・失敗するメカニズムってどんなものなのか」などについて、物理学的な観点から詳しく説明しています。分かりやすい図解もあり、DVDもついているので、物理に馴染みがない方でも楽しく柔道を学べます。学生さんは、柔道と物理を一緒に学べるので一石二鳥です。

 

 受身の形にしろ、投げのフォームにしろ「こうするのが正しい」と指導されたことはあっても「それがなぜなのか?」を教わったことがなかったみなさん。この「まったく新しい柔道の教科書」160ページに渡る文と写真、57分の映像は、あなたのすべての疑問を解き明かすでしょう。(編集部)

『これで完ぺき!!柔道』(金丸 雄介 著/ベースボールマガジン社)より


 

 

 先生との再会をきっかけに、この本をもう1度読み直しています。柔道は、がむしゃらにやることも大切ですが、一度立ち止まって考えてみる時間も必要です。自分の技、一流選手の技を新たな視点で見つめ直すと、意外な発見があるかもしれません。柔道は、「なぜ?」が「わかった!」に変わるまでの過程もすごく面白いです。

 咲柔館では、柔道初心者の方にも、受身を取る理由や柔道の技がかかる理由を分かりやすく丁寧にお伝えしています。皆さんも一緒に「考える柔道」を楽しんでみませんか。

 

 


※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n3c06c8aa08ea




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