おしらせ
2021-04-15 12:35:00
咲柔館コラム69 「咲柔館五訓」で心と未来をつくる
文武一道塾 咲柔館では、今年の4月から稽古前に「咲柔館五訓」を子どもクラス・大人クラス共に復唱しています。
【咲柔館五訓】
一・親に感謝しよう
一・志を立て学び続けよう
一・相手を思いやる心を持とう
一・覚悟を決めてやり遂げよう
一・世の役に立つ人になろう
この五訓は、姉妹道場である文武一道塾 志道館さんの「志道館五訓」と同じものです。志道館五訓は、志道館の坂東真夕子館長が考えました。
私も咲柔館の開館前からずっとオリジナルの五訓を練り続けてきました。子どもが簡単に言えて、大人の心にも深く響く言葉はないか。日々の生活や人生の指針となる普遍的な言葉はないか。ずっと考え続けてきましたが、心からしっくりくるものはできませんでした。
そこで、今年の3月に「志道館五訓」を試しにみんなで復唱してみました。すると、「やはり、これだ。」と心の底から思えたのです。日々の稽古を通じて伝えたいものが、この五訓に集約されていると改めて気づきました。やはり本質をたどると同じ所に行き着くのかもしれません。坂東館長にすぐご連絡し、使用の許可をいただきました。
坂東館長は、五訓への深い想いを次のようにおっしゃっています。
情報過多で、価値観が多様化し、先の見えない現代社会だからこそ、「人間としての根っこを張っているか」、ということがとても大切です。【志道館五訓】は、その人間としての根っこであると考えています。志道館に通う子供たちには、今のうちに根っこを深く深く伸ばして欲しいと思いますし、大人の方には、ご自分の根っこを振り返りさらに強固にしていただきたいと思っています。
文武一道塾 志道館HP内 館長コラム「志道館五訓に込めた想い」より(2015年4月21日)
このコラムには五訓の順番の意味も書かれています。ぜひ、文武一道塾 志道館ホームページより全文をご覧になってください。
↓
https://www.bunbuichido.net/gokun/
おもちゃコレクターとして有名な北原照久さんは、「体は食べたものでつくられる。心は聞いた言葉でつくられる。未来は話した言葉でつくられる」とおっしゃっています。「言霊」という言葉もあるように、聞く言葉、話す言葉は、人生においてとても大切です。「咲柔館五訓」をみんなで声に出し、前向きな心、明るい未来をつくっていきたいと思います。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n86f2b8597a78
2021-04-09 20:25:00
咲柔館コラム68 大人の「サード・プレイス」としての柔道場
青い空、美しい海、三線(さんしん)の音色に合わせ陽気に踊る人々、私は沖縄が大好きです。今までに3度訪れたことがありますが、行く度に新しい魅力を発見しています。沖縄の音楽も好きです。沖縄三線をどうしても弾いてみたくて、習っていた時期もあります。初めて三線の弦をバチで弾いた時の感触と音色は今でも忘れられません。短期集中の市民向け教室だったので今は習っていませんが、また再開したいと思っています。
新しい習い事を始めると生活に張りが生まれます。知らない事を学ぶのは何歳になっても楽しいものです。それだけでなく、家、職場以外に自分の居場所「サード・プレイス(第三の居場所)」ができます。私が通っていた三線教室は、とても居心地の良い場所でした。年齢、性別、仕事、経験の有無を問わず、様々な方達が集い、みんなで三線を弾き、楽しく歌う。あの時間、空間が人生を豊かにしてくれました。
以前、柔道の創始者である嘉納師範の思想を学ぶ機会がありました。その際に、講師の先生から教わったある言葉がとても印象に残っています。先生はこうおっしゃいました。「嘉納師範は、柔道場を『和楽の処』(わらくのところ)と考えていました。」
一般的に柔道場は「つらい修行を行う場所」というイメージがあると思います。しかし、嘉納師範は柔道場を「皆が和やかに、楽しくすごす場所」と捉えられていたそうです。「和楽の処」は、現代で言う「サード・プレイス」にあたります。お互いが対等な立場で稽古や交流を行い、皆が居心地の良さを感じられる場所こそが、柔道場なのです。
咲柔館は、柔道未経験者であっても、柔道の実績がなくても、柔道を楽しめる道場です。大人の方も受身や基本動作など、一から柔道を学ぶことができます。「強い・弱い」「上手い・下手」は一切関係ありません。柔道好きの方たちが、それぞれの目的、ペースに合わせて無理なく稽古を行っています。
私は楽器を専門的に習った経験がなかったので、三線を習う前は不安がありました。でも、思い切って始めてみると、意外に楽しめるものです。柔道も同じだと思います。「柔道をやってみたい」「柔道を再開したい」という方は、1度気軽に道場までお越しください。みんなが笑顔になれる「和楽の処」を一緒に作っていきましょう。
😊おまけ😊
教員時代の写真です。2010年の沖縄インターハイでは、教え子が日本一(女子57㎏級)になりました。沖縄は思い出深い場所です。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n8bf1f14cf4c0
2021-04-07 15:44:00
「友だち交流会」(子どもクラスイベント・体験会)のお知らせ
😊友だち交流会😊
稽古曜日を越えた塾生間の交流
柔道をやってみたいお子さんとの交流
を目的とした「友だち交流会」を開催します。
日時 4月18日(日)
時間 10時~12時
対象 4才~12才
内容 柔道遊び・受身・柔道の技を学ぼう・柔道クイズ・論語カルタ など
定員 8名(先着順)
料金 無料
締め切り 4月17日(土)16時まで
※定員に達した場合、申し込みを締め切らせていただきますのでご了承ください。
😄🌸お申し込みはこちら🌸😄
↓↓↓
①HP内「体験・見学予約」
②電話(070-4330-5718)
火~金 9時~18時まで受付
土 9時~15時まで受付
お友達をさそって、お気軽にご参加ください😊
2021-04-07 13:40:00
咲柔館コラム67 1年前の咲柔館
時が経つのは早いもので、文武一道塾 咲柔館に畳が敷かれてから1年が経ちました。道場の施工期間は、2020年の4月6日から8日。施工業者さんに、①道場の安全性向上・②施工中の感染拡大防止策の徹底・③短期間での施工、という3点をお願いし、道場の工事はスタートしました。
施工を依頼した業者さんは、クラシックバレエの舞台や、テレビ番組のセットも作製されています。仕事はとても丁寧で、本棚や下駄箱まで作ってくださいました。加えて、社長さんは、マスターズ大会の優勝経験もある柔道家です。「ここの角にもクッションがあった方がいいね」「お子さんが怪我しないように玄関はスロープにしよう」と安全性、利便性を考えた工夫を沢山してくださいました。
随所にプロの仕事ぶりが見えました
クッションは全てオーダーメイドです
本棚も一から手作りです
施工終了間際に下駄箱を作ってくださいました
咲柔館の看板をまっすぐに取りつけます
暗くなってからも、作業をしてくださいました
施工期間中、BSフジ「JUDO」さんが密着取材を行ってくださいました
ただ、中日の4月7日に緊急事態宣言が発令。道場は完成したものの、開館できない状態が約2ヶ月半も続きました。しかし、ここで立ち止まるわけにはいきません。この期間も、各クラスの稽古内容を練ったり、ホームページやチラシを見直したりと「今できるベスト」を尽くすよう心がけました。時には道場に出かけ、「この期間にやったことが、きっと塾生様のためになる」とまだ見ぬ塾生様たちを想像しながら、道場掃除や駐車場の草むしりをしたのを覚えています。
あれから1年が経ち、未だ感染拡大防止策として色々な制限はあるものの、お子さんたち、大人の塾生様たちと道場で稽古ができていることを幸せに思います。4月に入り、体験のお申し込みや、道場の見学依頼をいただいていることも、本当にありがたいです。
文武一道塾 咲柔館は、多くの方々のお陰で何とか作ることができた柔道場です。今後もこの道場を有効に活用し、多くの方々の「笑顔」「成長」「健康」へとつなげていきたいと思います。どうぞ、お気軽に文武一道塾 咲柔館を見に来てください。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n356a1ad706c1
2021-04-03 20:23:00
咲柔館コラム66 咲柔館4月の稽古目標~しっかり組もう・本を読もう~
暖かい日が続き、いたる所で桜が満開ですね。桜は冬の寒さがあってこそ美しい花を咲かせると言います。この2週間の開花は、350日間エネルギーをためた分の美しさだと思うと、より桜の花が尊く見えます。
4月も稽古が始まりました。今月の稽古目標は2つです。
①柔道衣をしっかりと握ろう(握り方の工夫・握力の強化)
この目標は、先月の目標「足技・大腰で安全に投げよう、投げられよう」からつながっています。投げる時に、時々引き手を離してしまうことがあったので、この目標を立てました。握力を鍛えるトレーニングも行いますが、最も大切なのは「握り方」です。「指をひっかける」「手首を返す・立てる」といった専門的な動作を、わかりやすくお伝えしていきます。
「引き手は袖・釣り手は襟」という基本的な組み方をしっかりと身につけ、相手を崩して投げる美しい柔道、投げた後も相手をかばう安全な柔道を目指しましょう。
4月は、〇冊以上本を読み、1冊ごとに原稿用紙〇枚の感想文を書いて提出…ということをやるつもりはありません。ただ、「本が好き・楽しい・面白い」と思ってもらえればそれだけで十分です。お子さんたちには「家や図書館の本に触れる時間を少し増やしてみよう。もし、面白い本とか、役に立った本があったら教えてね。」と伝えました。私も何冊か本を紹介し、塾生様たちの読書欲を刺激したいと思います。
私は本に心が救われた経験が何度もあります。1冊の本との出会いが、1人の人間との出会いに匹敵することもあるでしょう。そこまで大それたものではなくても、本を通して様々な知識、思想、感情に触れる経験は、それだけで面白いはずです。本は人生を豊かにしてくれます。
4月、このスタートの時期に良き本との出会いがありますように。
暖かい春は、柔道や読書に最適です。体と頭をしっかりと動かし、良いスタートをきりましょう。
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nd926a806f25b