おしらせ

2021-10-09 17:19:00

咲柔館コラム111 柔道場は「学び場」であり「遊び場」【子どもクラス】

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 土曜日の子どもクラスは、11時30分に終了です。ところが、本日稽古に来たお子さんたちは、12時頃まで道場にいました。





Q・稽古後、お子さんたちは何をしていたでしょう?

 

①稽古のおさらいをしていた

②読書をしていた

③ノーベル賞をとる方法を話し合っていた

④鬼ごっこをしていた

 

 

 

 答えは、写真を見れば一目瞭然ですね。お子さんたちは、鬼ごっこをしていました。お迎えについて来た妹さんたちも交え、ワーワー、キャッキャ言いながら遊んでいる光景は、見ていて心が和みます。お子さん達は、年齢が違う同士でも遊べる内容・ルールをきちんと決めていたようです。途中、小学生が動物歩きになるという謎のルールもありましたが、とにかくみんなが楽しんでいました。

 最近では、このように幼児と小学生が一緒に遊ぶ機会は減っているのかもしれません。異年齢のお子さん達が、オンラインではなく、実際に相手の体温、呼吸を感じながら遊ぶ経験は、子どもの成長にすごく重要な気がしています。

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 柔道場は、礼儀を重んじ、けじめを教える「学び場」です。ただ、ルールを守り、安全に、相手への敬意を持って行うならば「遊び場」という機能を持ってもよいと考えています。畳の上をはだしで元気にかけまわっているお子さんたちは、本当に楽しそうです。遊びを通して学べること、育つことは沢山ありますので、今後もこのような時間があってもいいなあと思っています。保護者様の時間に余裕がある際は、どうぞ遊ばせてあげてください。

 ちなみに、柔道をやっていない妹さんたちも、お兄さんを見習って、道場に入る際はしっかりと礼をしています。感心、感心。

 

 


※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n10ab05d3f4a1



2021-10-08 21:38:00

咲柔館コラム110 日本の裏側からこんにちは~ペル-の柔道場とのビデオ文通~【子どもクラス】

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 「細く、長く、無理なく続けましょう」を合言葉に、ペルーの柔道場「共栄館」さんとビデオ文通を行っています。先週、館長の浦田先生が動画を送ってくださったので、早速お子さんたちに見せました。今回送ってくださった動画は、新しい道場やお子さんたちの自己紹介、受身、得意技などです。

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 私はこのような機会を設けることで、お子さんたちに2つのことを学んでほしいと思っています。1つ目は、自分の国で生まれた柔道が世界中に広まっていること、2つ目は柔道を通じて海外の方と交流できるということです。私も色々な国の柔道家と交流をした経験がありますが、やはり「日本人の柔道家」というだけで一目おかれます。そして、言葉が通じなくても、組み合うだけで、すぐに仲良くなれるのが柔道の大きな魅力です。

 

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 これからも交流を続け、世界に興味を持つきっかけを作っていきます。このような経験が、地理や歴史や語学を学ぶ意欲につながり、海外の方と進んで交流できる大人へと成長してくれれば嬉しいです。

 

 

※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/ncc98d68c2c04



2021-10-07 12:07:00

咲柔館コラム109 まずやってみよう!~チャレンジは成長につながる~【子どもクラス】

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 柔道を始めたての頃はできないことだらけ。でも、稽古を続けていくうちに、自然とできることが増えていきます。例えば写真のお子さんは、この「クモ歩き」ができませんでした。というよりも、やる前から「できないよ~」と決めつけていました。でも、小学生たちに励まされながら続けているうちに、ある日突然できるようになったのです。できた時は、すごく嬉しかったなあ。

 

 

 

 最近は、道場で「無理~」「できな~い」という言葉をあまり聞かなくなりました。できることが少しずつ増えていくにつれ、自信がついてきたのだと思います。「できるかわからないけど、まずやってみよう!」というチャレンジ精神がお子さんたちの心に芽生えてきたようです。

 



 

 人は得意、不得意があって当然。ただ、不得意は自分の思い込みであったりもします。ちなみに、私が鉄棒の「逆上がり」をできるようになったのは、20歳の時です。それまでは「できない」と決めつけていました。しかし、ある日「なぜだか分からないけど、今日できる気がする」と思って、やってみたらできました。あの時は、すごく嬉しかったなあ。壁は自分の心が作っていたようです。

 



 

 得意を伸ばすだけでなく、不得意にも挑戦してみると、面白いことが起こるかもしれません。できれば自信になるし、できなくてもやってみたことは経験になります。すべてが成長です。できる、できないという結果を気にせず、色々なことを面白がってやってみる冒険心を柔道場で育んでいきたいと思います。





※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n071f9f1ab97e


2021-10-05 19:00:00

咲柔館コラム108 学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない~全柔連公認指導者講習を終えて~

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 全日本柔道連盟公認指導者資格の更新講習を先日終えました。今年は新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの実施です。録画してある教材(動画)を見ながら学ぶ「オンデマンド講習」は初めてだったので、少し不安もありました。しかし、実際にやってみると、何度でも動画を見返すことができ、自分のペースで(もちろん期限はありますが)じっくり学べるので、利点も多いと感じています。

 

 

 

 講師の先生方の説明が分かりやすく、内容も充実していました。講習内容は以下の通りです。

①柔道論・②安全管理・指導・③指導者の倫理・④柔道の科学・⑤マネジメント・⑥基本指導(礼法・受身・立技・固技)・⑦体力トレーニング・⑧救急処置

 

 

 

 今回の講習は、自分の指導方法や道場運営方法を見なす良いきっかけになりました。ここで得た知識の中で、すぐに現場で活かしているものもあります。例えば、「前回り受身」の指導方法です。今まで行ってきた方法と、ほとんど違いはありません。ただ、動作の表現がとても分かりやすいので、早速取り入れることにしました。

 

【右前回り受身】

①左膝をつく

②左手を右足の延長線上横につく

③右手をつく

→《ポイント》親指を内側に回すようにして、指先を自分の方に向ける

④お尻を上げ、顎を左肩につける

⑤回転して受身(横受身)をとる

→《ポイント》右手にしっかりと体重をかけ、動かさないようにする

 

 この方法の通りにやると、柔道を始めたばかりのお子さんでも、きれいに、安全な受身をとることができます。特に参考にしたのは④と⑤です。今までは、④で顎を左肩につけたら「前に回る」と言っていました。確かに「お尻を上げる」「右手に体重をかける」という表現の方が分かりやすいですね。指導者は、「こうやると(方法)、こうなる(結果)」という理屈を正しく理解し、「こうやる」を、具体的に、分かりやすく言語化する能力が必要だと再実感しました。

 

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 「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない」 。サッカーの元フランス代表監督ロジェ・ルメール氏の言葉です。科学は日々進歩し、世の中の常識も変わり続けます。だからこそ、常に指導者は学び続けなくてはいけません。講習内容の中には、初めて知った知識や指導方法もいくつかありました。長年指導を続けていますが、まだまだ知らない事は沢山あり、もっと勉強しなくてはいけません。「力をつければつけるほど、より多くの方の役に立てる」。私はそう信じています。これからも、塾生様により良い稽古・学習を提供できるよう、日々学び続けていきます。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n73cb0f4baedc



2021-10-04 18:22:00

咲柔館コラム107 咲柔館の課外授業②~ネパールで柔道を広め続ける理由~【子どもクラス】

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 10月2日(土)、ネパールで柔道普及に尽力されている古屋祐輔さんが、咲柔館に来て下さいました。古屋さんは、20代前半の頃ネパールに行き、孤児院で柔道をする子どもたちに心動かされ、それ以来約10年間ネパールで柔道普及に努めています。その活動は、テレビ番組「世界の村で発見!こんな所に日本人」(朝日放送テレビ)でも紹介されました。

 コロナ禍の影響もあり、昨年の12月に帰国され、今月末にはネパールに戻られるそうです。残り滞在期間がわずかな中、咲柔館に来て下さり、本当に感謝しています。

 

 

 

 

 古屋さんは、咲柔館の子どもたちにネパールの文化や柔道について詳しく教えて下さいました。

 ネパールでは、柔道場の数こそ少ないものの、その教育的価値が高く評価され、柔道を教える孤児院やろう学校もあります。多くの道場で嘉納治五郎師範の写真が掲げられており、ネパールの柔道家は嘉納師範を「神様」と考えているそうです。毎年10月28日には、嘉納師範の生誕祭が盛大に行われ、大きな誕生日ケーキを作り、パレードを行うほど、人々に尊敬されています。

 

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 「標高3790mへ届け!畳と笑顔!」と題し、昨年11月にNPO法人JUDOs様が、エベレストの学校へ畳と柔道衣を寄贈したニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。もちろん、古屋さんもヘリで畳と柔道衣が届いた瞬間に立ち会っています。その時の様子(JUDOs様作製動画)も子どもたちと一緒に見ました。エベレスト柔道クラブのカジ先生は、その中でこう語っています。

 

「エベレスト地域にとって柔道は大切なんです。なぜなら柔道の大切な哲学と、私たちシェルパ民族の哲学や文化は似ているのです。エベレストで柔道をやる子どもたちに8つの柔道の哲学を教えたい。礼儀・勇気・友情・誠意・道義心・謙遜・尊敬・自制心です。」

 

「エベレスト地域に柔道クラブができたのは2016年でした。柔道がエベレスト地域で初めての公式なスポーツでした。それまでエベレストにスポーツはありませんでした。今でも(大会があるような)スポーツは柔道以外にはないです。だからエベレストで生活をしている子どもたちは柔道がとっても魅力的なんです。そして、子どもたちだけではなくて、両親や村人も喜んでいます。村人皆が柔道について知っているんです。そして、エベレストの子どもたちが大きくなった時、『世界一高い柔道大会』を必ず作ります。オリンピックや世界選手権と同じような「新しい柔道大会」を開催します。その大会でエベレストの子どもたちが金メダルを取るのが夢です。」


※「エベレストにある道場に柔道畳と柔道衣が届きました!」(JUDOs ホームページより)
https://judos.jp/201114-2/

※「世界一高いエベレストから“柔道”で笑顔が溢れますように」(JUDOs YouTubeより)
https://www.youtube.com/watch?v=TDwTKCfCyr0&t=94s


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 咲柔館の子ども達は、ネパールの柔道にとても興味を持ったようで、質問をする場面も多くありました。自分が習っている柔道の価値を再確認すると共に、世界へと視野を広げる良いきっかけになったと思います。

 あるお子さんは、帰りがけに、「また日本に来てね。」と古屋さんに言い、古屋さんは笑顔で「君もいつかネパールに来てね。」と返してくれました。日本とネパールの距離は約5000㎞ですが、柔道場で共に過ごした時間によって、その距離は一気に縮まったようです。


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 古屋さんは、私の「なぜネパールで柔道を広め続けるのですか。」という質問に対してこう答えました。

 「私は何かをする時、これが『誰かの役にたっているか』と常に考えます。」

 自分の「損得」ではなく、「誰かの役にたつかどうか」を基準に行動されている古屋さんだからこそ、こうした活動が実を結んでいくのだと思います。古屋さんは、「自分は裏方での役割でして、ネパールの人たちが頑張っていることが多くの人に伝わってほしいです。」とおっしゃっていました。

 実は古屋さんは、柔道をやったことがありません。ネパールの道場にいる時も、普段着でニコニコしています。ただ、古屋さんの心と行動は、「精力善用」「自他共栄」そのものです。ネパールにこんなかっこいい日本人がいることを誇りに思います。古屋さん、咲柔館に来て下さり本当にありがとうございました。これからも交流を続け、柔道のすばらしさを一緒に広めていきましょう。

 これからも文武一道塾 咲柔館では、お子さんたちの心に響く課外授業を行っていきます。




※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n3fbdb2529e8f