おしらせ
2023-09-08 12:09:00
9/8(金)本日の「休館」につきまして
台風13号の接近に伴いまして、ご送迎を含む稽古時間にかなりの豪雨が予想されます。
従いまして、本日9月8日(金)は「休館」といたします。
※子どもクラス・中高生・大人クラス共に
くれぐれも気をつけてお過ごしください。
文武一道塾 咲柔館
綾川 浩史
2023-09-08 11:04:00
📝「親子で楽しく歩む柔の道」(両クラス)
咲柔館コラム245
親子で楽しく歩む柔の道
咲柔館には、親子で通ってくださっている塾生様もいらっしゃいます。あるお父様は、「子どもと一緒に柔道を学びたい」という目的で柔道を始められました。親子で共に成長していく、という姿勢がとても素敵です。
この日は、特別に親子で一緒に稽古を行いました。稽古の中でとても印象的だったのは、お二人の笑顔です。お互いに、投げても投げられてもずっと笑顔。組み合っているだけで、自然と笑みがこぼれます。きっと、お子さんは組み合いながら、お父さんの優しさや愛情を感じていたのだと思います。お父様もお子さんの成長を体全体で感じ、とても嬉しそうでした。これからも、親子で楽しく柔の道を歩んでほしいと思います。
子どもクラスの保護者様の中には、今回ご紹介したお父様のように、「柔道をしてみたい!」という方もいらっしゃるようです。
9月9日(土)は、「子どもクラス&中高生・大人クラスの合同稽古」を行います。ぜひ、この機会に柔道を体験されてみてはいかがでしょうか。一部分のみのご参加でも大丈夫ですよ。柔道を通して「親子ミュニケーション」をしてみませんか。柔道には人の心と心をつなぐ力があります。きっと親子の絆がより強まると思いますよ。
【子どもクラス&中高生・大人クラス合同稽古】
日時:9月9日(土)10時~12時45分 ※子どもクラスは11時30分で終了
場所:栃木市総合体育館 柔道場
内容:柔道遊び・受身の練習・乱取り など
※この日も入塾をご希望される方を対象とした「見学」「体験」を受け付けております。
詳細・お申し込みはこちら
⇩
https://shojukan.com/info/5302822
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n839b775c75c2
2023-09-06 10:24:00
📝「柔道で『考える力』を伸ばそう」(子どもクラス)
咲柔館コラム244
柔道で「考える力」を伸ばそう
7月に参加した「国際生涯柔道セミナー」で学んだことを少しずつ稽古に活かしています。特にドイツの先生方から教わった「子ども自身が考える時間作る」という事を意識するようになりました。
※過去のコラム
「国際生涯柔道セミナーで学んだこと~より多くの方が柔道を楽しむ方法~」
⇩
https://note.com/shojukan/n/nb18d3adb1a4d
今までの稽古は「この技は、必ずこの形で入る」というように、決まった形を教えて反復させる方法が中心でした。もちろん、基本をしっかりと教えることも引き続き行いますが、同時に「柔軟な発想で色々なアイディアを出すことの面白さ」も実感させたいと考えています。
例えば、袈裟固の「抑え方」と「逃げ方」を自分たちで研究したりします。抑え、逃げともに、基本の形は教えていますが、あえて「考える時間」を作ることで、新しい逃げ方やその対処方法などを自ら編み出す場面もありました。
また、「エビ(※)ができない」というお子さんがいた時は、すでに動きを覚えたお子さんに教えてもらうようにしてみました。この方法は、教えるお子さんにとってもプラスの効果があります。他の人の動きを客観的に見ながら、正しい動きを伝えることで、自分自身の理解も深まります。教えることは1番の学びです。
※エビ…寝技の基本動作。抑え込みから逃れる時に使う動き。
抑え方・逃げ方を研究中
このように1回の稽古につき、一場面は、自分たちで考える時間を作るように心がけています。柔道の稽古を通じて、思考力や創造力といった「考える力」を伸ばしていきたいと思っています。何より「考える柔道」は楽しいです。
みんなで共通の課題に向き合い、全員の知識を集め、工夫を重ねて克服する。こうした経験が、学校や人生でも生きてくれたら嬉しいです。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n2c9e1325d920
2023-08-31 10:07:00
📝「昇級試験で成長する子どもの心技体」(子どもクラス)
咲柔館コラム243
昇級試験で成長する子どもの心技体
咲柔館では8月から9月にかけて、昇級試験を実施しています。私がこの昇級試験で大切にしているのは、「昇級試験を通じた成長」です。昇級したという「結果」だけではなく、その「過程」においても小さな成長や自信を得られるような試験にしたいと考えています。
また、昇級試験では、自分がやっている時だけ頑張るのではなく、「人の試験を見る姿勢」も大切にしています。見ることで、どんな受身・技だと合格(不合格)になるのかという基準を知ることができます。また、人が頑張る姿に刺激を受けたり、人が頑張っているのを応援する姿勢を養うことも大きな目的です。
昇級試験を前に、まずお子さん達に昇級条件を明確に示しました。今回の昇級試験は、お子さんそれぞれの柔道経験や力量に合わせ、10級から3級を実施しています。昇級条件は、約20項目です。その内容は、技や受身といった柔道の技術だけではありません。例えば、以下のようなものも含まれます。
・柔道を作った人を言える(漢字で書ける)。
・柔道精神を言える(漢字で書ける)。
・立礼、座礼が正しくできる。
・柔道衣を自分で着られる。
・柔道衣を自分でたためる。
・時間を守れる(稽古開始、休憩など)
これらの項目が書かれた表を、各自の「振り返りノート」に貼ります。昇級試験は小分けに行っており、1回の稽古につき10分程度です。できた項目は、その都度私が○をつけていきます。全ての項目が○になれば昇級です。
お子さん達は、本当に粘り強く頑張っています。なかなか○にならない項目に対しても、「☓だったけど、もう1度やってみる。」「今日できなかったけど、来週またやってみるね。」と前向きに努力し続けています。努力によって出来るようになった喜びを1回でも多く味わってほしいです。
「嘉納治五郎」と何度も指で書いていました。
漢字練習の成果を発揮中。
全てのお子さんが、今回の昇級試験で合格するかは分かりません。もちろん、試験を受けている全てのお子さんに新しい色帯を締めさせてあげたいです。ただ、甘い評価でとりあえず○をあげ、合格させてしまうことは、本人にとってプラスになりません。1度変わった帯の色は、元に戻らないからこそ、昇級させる側としての責任があります。その級に見合った力量や振るまいが身についた時点で、帯の色を変えたいと思います。
8月の昇級試験を通じ、お子さん達に少しずつ変化が現れてきました。それは、技術面や体力面だけではありません。柔道衣のたたみ方が丁寧になったり、礼がきれいになるなど、柔道家としての心にも変化が見られるようになりました。中には、嘉納師範の生涯に興味を持ち出したお子さんもいます。
昇級試験には成長の種が沢山あります。その種から少しずつ芽が出てきたようです。いつか花を咲かせ、実がなるのを楽しみに、まずはじっくり、ゆっくり、根を張るように、それぞれのお子さんのペースに合わせて昇級試験を行っていきたいと思います。きれいな色帯を締めたお子さんたちが稽古をしている姿を見るのが楽しみです。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/nd762c76f2a5e
2023-08-28 13:48:00
📝「形(かた)の稽古で合理的な技を学ぶ」(中高生・大人クラス)
咲柔館コラム242
形(かた)の稽古で合理的な技を学ぶ
中高生・大人クラスでは、毎月末に「形の稽古」を集中的に行っています。形とは、代表的な技を体系的にまとめた伝統的な練習法です。取(とり:投げる側)と受(うけ:投げられる側)に分かれ、決められた手順で攻防を行います。形の稽古の大きな目的は、「合理的な技」を頭と体の両方で理解することです。
形は乱取りと違って、お互いの動きが決まっている分、一見簡単に思えるかもしれません。しかし、取と受が息を合わせて正確に動くことは、想像以上に難しいです。タイミングが合わないと、技は上手くかかりません。そこが形の奥深さ、面白さでもあります。
今月は「浮落(うきおとし)」と「背負投」の稽古をしています。まずは、組まずに単独で取・受それぞれの動きの確認からスタートです。ある程度動きを理解したら、次は組み合って技をかけてみます。やはり相手がいると緊張するものです。左右逆の動きをしてしまったり、タイミングがずれたりと、うまくいかない場面が沢山出てきます。しかし、そういったことも良い経験です。どうしたら理にかなった技がかけられるのかを考えるきっかけになります。
何度も稽古を繰り返すことで、少しずつ動きが体に入っていくものです。稽古を続けることで、考えなくても自然に動けるようになります。お互いの呼吸がぴったりと合い、技がきれいに決まると、とても気持ちが良いですよ。
柔道では「形は文法、乱取りは作文」という関係に例えられます。形で技の原理原則を理解する。そして、理解したことを他の技にも応用し、乱取りで使ってみる。この一連の稽古を繰り返すことで、力だけに頼らない良い技が身につき、潔い受身も習慣化されます。
10月・12月に昇級・昇段審査を受ける塾生様もいらっしゃいます。審査会の際に、自信を持って美しい形ができるようになるためにも、こつこつと稽古を続けていきたいと思います。形ができるとすごくかっこいいですよ。みんなで形の稽古を楽しみましょう。
「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館
※「note」より転載
https://note.com/shojukan/n/n5a27f3b2c822